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(Suptnik日本)
http://jp.sputniknews.com/japan/20160406/1910481.html
福岡高裁 川内原発の運転差し止め請求を斥ける
© REUTERS/ Mari Saito
日本
2016年04月06日
今日、福岡高等裁判所宮崎支部は、昨年再稼働した川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1,2号機の運転差し止めを求める住民の請求を棄却した。
判決文の中では「大型地震あるいは火山の噴火により、原発が損傷を受ける可能性はある」と指摘されているものの、裁判長は「原子力規制委員会が(福島第一原発事故後)定めた原発の新規制基準や安全審査の結果は、不合理とはいえない」とし「抗告人らが重大な被害を受ける具体的な危険はない」と判断した。
九州電力は、昨年8月と10月に川内原発の1号機と2号機を再稼働させた。それぞれの原子炉の出力は、89万キロワットである。
タグ 原発, 日本
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(Nucléaire au Japon: la justice autorise le redémarrage d'un réacteur: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20160406-nucleaire-japon-justice-autorise-redemarrage-reacteur-fukuoka
日本| 原子力
日本の原子力:司法は原子炉の再起動を承認する
記者 RFI
発表 2016年4月6日・更新 2016年4月6日12:19
福島県で、子供たちが放射線被曝を抑えるために室内の砂場で遊んでいる(2014年2月、郡山)。
REUTERS/Toru Hanai
南日本・福岡県の高等裁判所は、福島の事故以後国内で現在唯一営業運転中の原子炉2機の停止を求める、市民グループが提出した請求を棄却した。もし司法がこれらの運転停止を決めていたなら、日本は再び「原発ゼロ」の時代に戻っていただろう。国民の大部分が反対の考えにも係わらず、原子力規制委員会が安全と判断した原子炉は再開すると決めた安倍晋三政権は、この決定を受け取り安堵した。
報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル
複数の活火山に近い南日本・川内原発の原子炉2基は運転を続けられそうだ。2基は2015年8月に再開した。ある市民グループは新しい安全規準が「合理性に欠ける」と考えた。この規準は地震の危険性を過小評価しており、事故があった場合の避難計画も非常に内容が乏しいと。
福岡高裁は逆に、福島の事故以後世界で最も厳格なものとなった新しい原子力安全規準は非常に合理的だと判断した。
司法によって阻止された高浜原発の再起動
かくして、日本はゆっくりと原子力への回帰を続けるかも知れない。しかし、事は容易でない。今年初め日本の中部で、高浜(投稿者による和訳)原発にある別の原子炉2基が再起動の後すぐに別の裁判所の命令によって止められたからだ。
裁判所は、高浜原発が福島の事故から全ての教訓を得ていないと考えた。大阪地域に電力を供給する同原発の事業者は異議を申し立てた。朝日新聞によれば、不吉なこの福島の教訓とは、想定されるあらゆるシナリオを超える原発事故は起こり得るということだ。
日本はさらに42基の原子炉を利用可能と見込んでおり、政府は2030年までに電力生産の中で原子力が担う割合を20%にしたいと考えている。
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