http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/296.html
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「原発過酷事故の核コントロールなんて、人間の力じゃ到底無理。:ハッピー氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19646.html
2016/3/15 晴耕雨読
https://twitter.com/Happy11311
これは、必ず見なきゃ!たくさんの当事者証言をもとに制作したみたいだし、オイラも当時の現場を忠実にどこまで再現出来てるのか確認するよ。
NHKスペシャル | 原発メルトダウン危機の88時間 NHKスペシャルの番組公式サイトです。 https://t.co/CdfSwRfehm
Nスペはじまったでし。
あの時を思い出すけど、本当に色んな場面で、ただただ運が良かっただけだよなあ…ってつくづく思うよ。
人間がどうこうするような相手できる事故じゃなかったし、コントロールなんて…、とてもとても…免震棟内、こんなに落ち着いてなかった。
もっとザワザワだったし、人も右往左往いっぱいいたし。
オイラたち協力企業は、このSBOの時って現場からゾロゾロと歩いて退避して集合してた頃かなあ…。
津波が到達した頃は、全員の点呼、安否確認してた時で、実際の津波は現場でも見てなくて、後から津波到達時間を見て知ったんだよね。
1号機のHPCIは、リアクターの地下だから、津波で徐々に水没したんだと思う。
イソコンは、リアクター4階だから動いてたかもしれないけど…。
1号機の豚の鼻って原発に従事している人でも知ってる人は少ない。
たぶん東電社員でも知らない人の方が多かったと思うよ。
夕方5時頃だと、協力企業の大半の人は、ゾロゾロと歩いて帰路についてる頃だと思う。
この時間の事故対応は、東電社員主体で、まだ協力企業に応援依頼来てなかった。
オイラもそうだけど、構内にとどまり、企業棟や車で一夜を過ごした協力企業の人達は、夜中に1号機がこんな状況だっていうこと、全然知らなかったんだよね。
誰も連絡くれなかったし…。
東電も事故対応で手一杯で、構内に協力企業の人がいると思ってなかったと思う。
正門の門なんか開けっぱなしだったよ。
現場は色々と出来る限りの対応をやってたけど、全てがなかなかうまくいかなくて…、それなのに本店は、まだコントロール出来るって甘い考えと余裕を持ってたんだ。
この危機感の差が暫く続いてたんだよね。
オイラも背中にセルフエアセット(酸素ボンベ)担いだけど、これって最初はいいんだけど、だんだん吸い込む酸素が熱くなってきて、肺の中まで熱くて苦しいんだよね。
けっこう辛かったなあ…。
あれっ?黄色のカッパ(PVCスーツ)じゃないでし。
ベントの手動バルブはもっと大きいでし。
現場は10ミリ!って、こんなに驚かないでし、もっとみんな意外と冷静でしたよ。
この時の現場は、とにかくホースとケーブルが地面に一杯あって、どれがどれだかわからない状況だった記憶がある。
とにかくホースだけは踏まないように気を付けてた。
この頃、確かに3号機の対応が主体だったけど、現場は3号機だけじゃなくて4号機以外の1,2,5,6号機も各対応班が一生懸命だったんだ。
全然、人が足りなかったと思う。
退避命令も1回だけじゃなかったし…。
オイラは、3号機爆発の時は2号機の対応してた。
免震棟に戻るまで大変だったし、相当な時間がかかった気がするんだ。
吉田所長の集合で、この時の免震棟、部屋に入りきれないくらいの人がいた。
3号機爆発後の対応は、みんな心も体もボロボロの状態だったと思う。
でも、何かにとりつかれたように必死に体だけは動いて指示に従ってた。
たぶん、この2号機のベント対応してる頃だったと思うけど、免震棟を入った1階左側に喫煙所があって、そこで吉田所長からタバコをもらって、少し話したのが吉田所長と話した最後の会話だった。
そのあとで、協力企業は退避してくださいって言われたんだ。
この後に、朝方4号機の爆発が起きるんだけど現場は4号機が爆発するなんて頭の中にこれっぽっちもなかったと思う。
たしか吉田所長の右隣の席にいる人は、福良ユニット所長だったと思う。
どんな対策しても過酷事故が起きた事故現場は、次から次へと想定外の無理難題が押し寄せてくる。
原発過酷事故の核コントロールなんて、人間の力じゃ到底無理。
精一杯出来ることをやって、あとは、ただただ運に任せるしかない。
それが原発過酷事故を経験した人の実感だと思う。
経験者の一人として…。
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