★阿修羅♪ > 原発・フッ素45 > 242.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
原発事故から5年たって、メルトダウン過小評価を陳謝、東電社長(2016/3/9 共同通信)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/242.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 10 日 09:24:00: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                    東京電力の広瀬直己社長


原発事故から5年たって、メルトダウン過小評価を陳謝、東電社長(2016/3/9 共同通信)
http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-5518.html
Thursday, March 10, 2016 東京江戸川放射線


 東京電力の広瀬直己社長は8日の参院予算委員会で、福島第1原発事故直後から核燃料が溶け落ちる「炉心溶融」(メルトダウン)が起きていたのに「炉心損傷」と過小評価していたことを陳謝した。林幹雄経済産業相は東電の対応を批判し、広瀬氏に調査を指示したことを明らかにした。

 広瀬氏は「炉心溶融の判定基準を記したマニュアルがあったのに、その通りにしていなかったのは事実だ。本当に申し訳なく思っている」と謝罪。同時に「2011年3月14日の段階で、相当程度の炉心損傷をしているとの認識を持ち、すぐに報告している。この段階で隠蔽や報告の遅れは考えていなかった」と説明した。

http://this.kiji.is/79861738443916793?c=39546741839462401

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年3月10日 23:25:28 : uLNy06BKbs : 0lnyyUHb0@0[15]
ごまかし、詭弁で時間がたつのを待った。大衆の忘れる能力を最大限活用した。

2. 2016年3月11日 00:28:59 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1698]
大日本帝国憲法の体系を支えた財閥・財界が米国共和党と反共思想という点で一致して敗戦後12年かけて相関的な結合を達成=自民党(安保法制などで守られるのはこの部分だけで国民は除外される)→電力会社の発送電不分離・地域独占という利権はこの構造と一体で国民とは一体ではない。ゆえに事故が起きても日本国憲法を最高法規とした現行の法体系での被害者救済と論理的に相容れず齟齬が生ずる。原発再稼働の強引な推進も国民のためにはならないが対中朝戦争という観点から特にプルサーマル炉を稼働させることで威嚇抑止力になるという点から行われている。この溝を埋めるには東電経営者を処罰することが必要なのではないか。

3. 2016年3月11日 11:30:01 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1703]
Business | 2016年 03月 11日 11:02 JST
関連トピックス: トップニュース, ビジネス
アングル:福島原発の「グラウンド・ゼロ」、廃炉への長い道
http://jp.reuters.com/video/2016/03/11/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%8B%E3%82%895%E5%B9%B4-%E5%BB%83%E7%82%89%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%80%8C%E9%95%B7%E3%81%84%E9%81%93%E3%80%8D%E5%AD%97%E5%B9%95%E3%83%BB10%E6%97%A5?videoId=367687998&newsChannel=domesticJPNews
《10日 ロイター》 - 福島第1原発の原子炉で、溶融した高放射能核燃料を発見するべく送り込まれたロボットは「息絶えて」しまった。地下水の汚染防止をめざして、破壊された原発の周囲を囲む地下の「凍土壁」はいまだ完成していない。

そして、原発の敷地の周囲に増え続ける一方のタンクに貯蔵された高濃度汚染水をどう処理すればいいのか、関係当局は依然として途方に暮れている。

5年前、史上最大級の地震による10メートルの津波が福島第1原子力発電所を襲い、複数の原子炉が炉心溶融(メルトダウン)を起こした。東日本大震災による死者・行方不明者は約1万8500人、関連死を含めると犠牲者は2万1000人を超える。16万人が住居と生計の手段を失った。

現在も福島第1原発の放射線は依然として非常に強く、炉内に人間が入って、非常に危険性の高い溶融した燃料棒の塊を発見・除去することは不可能な状態だ。

福島原発を運営する東京電力(9501.T)は、損傷した建屋から数百本の使用済み核燃料を撤去するなど、ある程度の前進を見せている。だが、同発電所内の他の3基の原子炉で溶融した燃料棒の場所を確定するために必要な技術はまだ開発されていない。

原発の内部にアクセスすることは非常に難しいと、東電で廃炉事業を指揮する増田尚宏氏は、ロイターとのインタビューで語った。最大の障害は放射線だという。

溶融した燃料棒は原子炉内の格納容器を突き抜け、現在の正確な場所は誰にも分からない。原子炉のこの部分は人間にとって非常に危険である。そこで東電では、溶融した燃料棒を探すために、水中での移動が可能で、損傷したダクトや配管のなかで障害物を乗り越えることのできるロボットの開発に取り組んできた。

だが、ロボットが原子炉に近づくやいなや放射線によって回路が破壊されて役立たずになってしまい、進捗が大幅に遅れていると増田氏は述べている。

ロボットは各々の建屋に合わせてカスタマイズしなければならない。単機能のロボットを開発するだけでも2年はかかると同氏は語る。

<増え続ける汚染水>

事故対応を厳しく批判された東電は、30年前のチェルノブイリ原発(ウクライナ)以来最悪な原発災害現場となった福島第1原発の状況は劇的に改善されていると指摘。敷地内の多くの場所の放射線レベルは、現在では東京都内と変わらないという。

最近の視察に参加した政府当局者によれば、福島第1原発では現在、8000名以上の作業員が働いている。瓦礫の撤去、貯蔵タンクの建設、配管の設置、発電所の部分的撤去の準備など、各所に別れて作業しているため、敷地内では作業員が頻繁に行き交っている。

作業の多くは、損傷し、高レベルの放射線に汚染された原子炉を冷却するための注水に関連している。その後、放射性物質を含む水は原子炉から汲み出され、敷地周辺で増殖しつつあるタンクに貯蔵される。

福島第1原発の小野明所長によれば、100万トン近い汚染水をどう処理するかが、最大の課題の1つだという。

小野所長は、貯蔵タンクから海洋への汚染水漏れに、深い懸念を抱いているという。汚染水の漏えいはこれまでにも数回発生し、政府に対する強い批判を引き起こしている。「ある意味、前回と同じような津波が来るとか、竜巻が起こるとかいうことよりも、確率的には(汚染水漏れは)非常に起こりうること」と小野所長は警戒する。

東電はこれまでのところ、処理済み汚染水の海洋放出について地元漁業関係者の同意を得られずにいる。

小野所長は、東電による事故処理作業は約10%完了したと推定している。廃炉プロセスには30─40年かかる可能性がある。だが専門家によれば、東電が燃料の位置を特定できないあいだは、進捗状況や最終的な廃炉費用を評価することはできないという。

宇宙から降り注ぐ小さな素粒子「ミュー粒子」を利用する方法が大いに喧伝されていたが、溶融燃料の位置についてはほとんど何も情報が得られなかった。原子炉の一つに投入された最後のロボットは、粒子の粗い画像を送ってきただけで、その後故障してしまった。

<凍土壁>

東電は、損傷した原子炉の基礎部分に地下水が流入して汚染されることを防ぐため、世界最大の凍土壁を構築している。

2013年に初めて提案され政府の強い支持を得た凍土壁は、数カ月の遅れを経て2月に完成したが、その効果については疑問視されている。東電では、今年後半に凍結プロセスを開始するために、冷蔵庫の裏の放熱パイプにも似た、凍土壁への冷却剤注入を開始する予定である。

元原子力技術者のアーニー・ガンダーセン氏は、原発内への地下水の浸入を止めることは決定的に重要だと話している。

「原子炉は地下水に放射線を浴びせ続け、それが太平洋に流れ込む」とガンダーセン氏は言う。「東電が地下水を食い止められれば、ようやく序章が終わることになるだろう」

廃炉事業を指揮する増田氏は、少量の放射性物質が海洋に到達した可能性を否定しないものの、原子炉近くの海岸側に海底よりも低い深度に至る遮水壁を築いた後は、汚染水の漏えいは止まっていると話す。

「絶対にゼロだと言うつもりはないが、この遮水壁によって、漏えいする汚染水の量は劇的に低下した」と彼は言う。

(Aaron Sheldrick記者、舩越みなみ記者)(翻訳:エァクレーレン)

Slideshow: Fukushima nuclear power plant is now
http://jp.reuters.com/news/picture?articleId=JPRTX26EZD&slideId=1116592625
A worker, wearing a protective suit and a mask, is seen from a bus near the No. 3 reactor building at Tokyo Electric Power Co's (TEPCO) tsunami-crippled Fukushima Daiichi nuclear power plant in Okuma town, Fukushima prefecture, Japan February 10, 2016.
REUTERS/Toru Hanai

http://jp.reuters.com/article/japan-disaster-decommissioning-idJPKCN0WD03X?sp=true


4. 2016年3月11日 17:24:28 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1711]
2016年3月11日(金)
東日本大震災5年 仮設長引き健康崩す
高血圧、不眠、うつ…
76%「国・東電 責任果たさず」

 東日本大震災・原発事故から5年を前に本紙が実施した被災者300人実態調査では、長引く仮設住宅での生活のなかで心身の健康を崩している人が半数を超えています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-11/2016031115_01_1.jpg
被災者300人調査

 健康状態を尋ねると、被災3県全体では「悪い」30%、「やや悪い」24%で、過半数の54%が健康を崩しています。

 宮城県塩釜市の災害公営住宅に住む69歳の女性は、「病気らしい病気はほとんどしたことがなかったが、避難生活がたたったのか、インフルエンザなど体調を崩しやすくなった」といいます。

 同県多賀城市の災害公営住宅に昨年入居した漁業の男性(67)は、「仮設生活が予想よりもずっと長引いた。妻も狭い仮設住宅であまり動かなくなり、体重も増え足腰も弱り、遠出をするときは杖(つえ)をつくこともある。見ていて本当にかわいそうだ」といいます。

 岩手県山田町の災害公営住宅に暮らす78歳の女性は、「震災後に夫を亡くしました。血圧や血糖値が高く、薬漬け。うわべでは笑っていても、夜は先のことを考えて眠れない」と訴えます。
精神的ストレス

 精神的なストレスを訴える声が多くなっているのが特徴です。

 宮城県南三陸町で被災した女性(70)は同県登米市の仮設住宅に住んでいます。「部屋が狭いことには慣れるかなと思ったけど、慣れない。寝られないし、食べるのがつまらなくなり、2カ月で8キロ体重が減った」といいます。

 「震災後、3年くらいは無我夢中だった」という同県石巻市の仮設で暮らす66歳の女性は、「昨年くらいから、落ち着いてきたな、と思ったら、精神的に落ち込み、うつっぽくなってしまった。夫は、津波に流されたけど、なんとか助かりました。いまになってフラッシュバック(記憶や感情が突然よみがえること)があるといいます」と語りました。
福島なお苦しく

 福島県で原発事故の影響で避難生活をおくっている人の苦しみはひとしおです。健康状態が「悪い」は42%、「やや悪い」24%で、合わせて66%が健康を害しています。岩手県、宮城県では「悪い」「やや悪い」を合わせると47%です。それと比べ、顕著に高くなっています。

 全面賠償と健康や暮らしを守る対策で国と東京電力が責任を果たしているか尋ねると、「まったく果たしていない」43%、「あまり果たしていない」33%で、合わせて76%が「責任を果たしていない」と答えています。

 同県浪江町から福島市の仮設住宅に避難している52歳の主婦は、「原発事故さえなければ、ストレスで体調を崩すことはなかった。事故の責任をとるというなら、元の普通の生活を返してほしい」と訴えました。

 ※300人実態調査の詳細は12日以降連載します。
調査の場所と回答者の年代

 調査した場所【岩手県】大船渡市、釜石市、宮古市、陸前高田市、大槌町、山田町【宮城県】仙台市、石巻市、気仙沼市、塩釜市、多賀城市、登米市、名取市、女川町、七ケ浜町、南三陸町【福島県】福島市、会津若松市、いわき市、郡山市、相馬市、伊達市、南相馬市、桑折町、新地町、合計3県18市7町

 回答者の年代【20代以下】2%【30代】3%【40代】6%【50代】7%【60代】31%【70代】30%【80代以上】21%
主な質問と回答(グラフにした項目は除く)

 ★仮設住宅などを出て次の住まいに移るまで、時間がかかる理由を教えてください(複数回答可)

  (1)災害公営住宅建設の遅れ 42

  (2)家賃負担が重い     6

  (3)災害公営住宅の入居資格がない 5

  (4)土地造成の遅れ     35

  (5)自宅再建資金の不足   20

  (6)建設資材・人手不足   22

  (7)その他         75

 ★(仮設住宅入居の方に)建て付けのいたみやカビなどの問題はおきていますか

  (1)おきている 96(44%)

  (2)とくにない 122(56%)

 ★(災害公営住宅入居の方に)困っていること、不安なことを教えてください(複数回答可)

  (1)家賃の負担 11

  (2)間取りや断熱など住居の問題 3

  (3)近所づきあいが疎遠になった 13

  (4)交通の便が悪い 7

  (5)その他 9

 ★(震災前に給与所得者だった方に)現在、仕事についていますか

  (1)同じ仕事についている 17(18%)

  (2)転職した 20(21%)

  (3)失業中 28(29%)

  (4)年金生活 19(20%)

  (5)その他 13(13%)

 ★(農業、漁業、自営業だった方に)生業の再建は進んでいますか

  (1)再建できた 11(13%)

  (2)再建のめどはついた 6(7%)

  (3)あまり進んでいない 6(7%)

  (4)めどがたたない 60(72%)

 ★被災者の生活と生業が再建するまで必要な公的支援(被災者生活再建支援金の上限300万円から500万円への引き上げなど)を実施してほしいと思いますか

  (1)大いに思う 191(66%)

  (2)少し思う 51(18%)

  (3)そうは思わない 18(6%)

  (4)その他 29(10%)

 ★被災者への医療・介護費免除措置は必要ですか

  (1)必要なので継続・再開してほしい 268(92%)

  (2)必要ない 11(4%)

  (3)その他 12(4%)

 ★安倍首相の経済政策「アベノミクス」は被災地の復興に役立っていると思いますか

  (1)思う 16(5%)

  (2)思わない 206(70%)

  (3)その他 72(25%)

 ★安倍政権は消費税を10%に増税しようとしていますが、被災者の暮らしへの影響は

  (1)影響は深刻 204(69%)

  (2)少し影響ある 62(21%)

  (3)影響ない 11(4%)

  (4)その他 19(7%)

 ★安倍政権は原発を再稼働しようとしていますが、どう思いますか

  (1)賛成 15(5%)

  (2)反対 218(74%)

  (3)その他 62(21%)

 ★(福島の方に)原発事故前に住んでいた地域に戻る展望はありますか

  (1)戻れた・戻る予定 15(13%)

  (2)展望はある 17(15%)

  (3)展望はあまりない 22(19%)

  (4)展望はない・戻ることはあきらめた 62(53%)

 ※数字は人数、計300人。四捨五入のため、各項目の合計が100%にならない場合があります。項目によって回答数は違います。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-11/2016031115_01_1.html


5. 2016年3月12日 11:16:18 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[1724]
2016年3月12日(土)
東日本大震災・原発事故5年 追悼の被災地
生活取り戻したい 公的支援の継続・拡充切実

 海に向かい手を合わせ、あの日に思いをはせ、そして未来を見つめる―。東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から5年をむかえた11日、被災地では犠牲者を悼む姿が絶えませんでした。死者・行方不明者1万8455人、震災後の傷病悪化などによる震災関連死は全国で3407人に達しています。いまだに17万4471人が避難生活を強いられています。住まいも仕事・生業(なりわい)もすべてが再建には程遠い状況。原発事故も収束の展望が見えません。被災者は、安倍政権の冷たい姿勢に怒り、公的支援の継続・拡充や賠償などを強く求めています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031201_01_1.jpg
(写真)地震発生時刻、防潮堤の上で犠牲者を追悼する人たち=11日、岩手県宮古市(青柳克郎撮影)

 「あの日のことは忘れない」―。岩手県宮古市田老地区では11日、高さ10メートルの防潮堤の上から遺族ら約300人が海に向かって手をつなぎ、大津波による犠牲者に思いをはせました。復興にあたる工事関係者も作業を止め参加しました。

 宮古市では大津波の影響で、517人の市民が犠牲になりました。

 地震発生の午後2時46分に合わせて、歌詞に「津波」が出てくる田老第一中学校の校歌3番を2回合唱し、黙とうしました。

 防潮堤での黙とうに岩手県宮古市から参加した男性(77)は「津波で家が流された。親せきも亡くなった。いい感じのしない5年間だった」と声を詰まらせました。親族の遺体はいまだ見つかっていません。

 神奈川県横浜市戸塚区から参加した男性(17)は「祖母が被災したが無事でした。当時中学1年生で、テレビで津波を見て不安になりました。今後はボランティアもやってみたい」と語りました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031201_01_1b.jpg
(写真)海にむかって献花する人たち=11日、宮城県石巻市

 宮城県石巻市門脇町の「がんばろう!石巻」と書かれた看板の前では、600人以上の市民らが黙とうしました。看板はこの場所で被災した男性らが「津波に負けたくない、地域を励ましたい」との思いで、2011年4月に立てました。

 妻=当時(58)=を亡くした男性(66)は「3月11日は来てほしくない。一年で一番つらい日」と涙を流しました。

 昨年9月に東京電力福島第1原発事故の避難指示が解除された福島県楢葉町。同県いわき市に避難する女性(56)が献花台の前で、震災で亡くなった両親に「来春には同町に戻ります」と報告。「戻ったら納骨してあげたい。少しは気持ちに区切りがつくかな」と話しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031201_01_1.html

2016年3月12日(土)
原発なくすまで声あげる
官邸前行動 5野党代表が参加
志位委員長スピーチ

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031201_02_1.jpg
(写真)原発再稼働反対、原発をゼロにと抗議行動する人たち。スピーチするのは志位和夫委員長=11日、国会正門前

 東京電力福島第1原発事故から5年の11日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、187回目の首相官邸前抗議行動を行いました。主催者あいさつでミサオ・レッドウルフさんは、大津地裁が高浜原発運転停止の決定をしたことにふれ、「この決定は、大きな希望です。政府の政策を転換させ、原発をなくすまで、声をあげ続けます」と訴えました。

 この日は、共産、民主、維新、生活、社民の5野党代表が訴えました。共産党の志位和夫委員長は、4年にわたる官邸前のたたかいが全国各地に広がり、国民世論を大きく変えたとのべ、「野党共闘を必ず成功させて、選挙に勝ち、安倍政権を倒そう。力を合わせて再稼働をとめ、原発ゼロの日本をつくろう」と呼びかけました。 (志位委員長のスピーチ)

 福島の被災者や著名人がスピーチしました。

 「いわき放射能市民測定室たらちね」事務局長の鈴木薫さんは「みなさんが声をあげていることは大きな激励です」と発言。精神科医の香山リカさんは「原発事故は人の一生をめちゃくちゃにしてしまう。立場を超えて、原発を止めるために声をあげていこう」と語りました。上智大学教授の中野晃一さんは「金曜の抗議行動を続けてきたみなさんが声をあげる通路をつくってくれた。これからも一緒に声をあげていきましょう」と話しました。

 厳しい冷え込みのなか、官邸前と国会正門前でおこなわれた抗議行動には6000人(主催者発表)が参加しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031201_02_1.html

2016年3月12日(土)
再稼働反対 官邸前抗議行動
志位委員長のスピーチ

 11日に開かれた原発再稼働反対の首相官邸前抗議行動で日本共産党の志位和夫委員長が行ったスピーチは次の通りです。

 みなさん、こんばんは(「こんばんは」の声)。共産党の志位和夫です。

 大震災と原発事故から5年という節目の日にあたって、私は、犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者のみなさんにお見舞いを申し上げます。
すべての被害者の生活再建まで、 国と東電は等しく支援せよ

 私は、今月の6日に、福島県二本松市に伺い、福島復興と原発ゼロをめざすシンポジウムに参加する機会がありましたが、楢葉(ならは)町で障害者施設長をされている女性の訴えに、胸がつぶれる思いでした。

 「海あり、川あり、山ありの自然豊かな楢葉町。原発事故は、その日常生活のすべてを断ち切り、生きがいも、つながりも奪いました。それなのに政府、東電は福島第2原発廃炉も決めず、再稼働を進める。許せません。楢葉町の現実を見てください。必死で生きる私たちを忘れないでください」

 原発再稼働のために、除染と賠償の打ち切りなど、原発事故を「終わったもの」とする安倍政権の姿勢は許せません(「そうだ」の声)。すべての被害者が生活と生業(なりわい)を再建できるまで、国と東京電力が責任をもって等しく支援せよ――このことを強く求めていこうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)
たたかいは全国各地に広がり、 国民世論を大きく変えた

 2012年3月に始まった首相官邸前の抗議行動は、今日で187回と聞きました。雨の日も風の日も、粘り強く行動を続けてきた首都圏反原発連合のみなさんの頑張りに、心からの敬意を申し上げたいと思います。(拍手、口笛)

 このたたかいは全国各地に広がり、国民世論を大きく変えました。

 どの世論調査でも、再稼働反対は5〜6割です。「原発安全神話」は国民のなかでは完全に崩壊したのではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 たたかいの力が、再稼働への圧力となり、2013年から15年にかけて2年にわたって「稼働原発ゼロ」となりました。日本社会は原発なしでもやっていけることが、すっかり明らかになったではないでしょうか。(「そうだ」の声)

 9日、大津地裁は、高浜原発停止を命じた仮処分を決定しました。福島原発事故の原因究明が今なお道半ばのもとで、新規制基準に適合したからといって安全とはいえない。こう裁判所は断じました。国民世論が大きく変化するなかで、司法の良識が働きました。安倍政権はこの決定を重く受け止め、全国の原発の再稼働を中止せよ――この声を突き付けようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)
野党共闘を成功させ、 選挙に勝ち、 安倍政権を倒そう

 4年前、官邸前で始まった抗議運動は、一人ひとりの国民が、主権者として、主体的・自発的に声をあげ、立ち上がる、戦後かつてない市民運動となって、さまざまな分野で豊かに発展しています。

 昨年から今年にかけて安保法制=戦争法に反対するたたかいが、空前の規模で広がりました。そのたたかいの中から「野党は共闘」という声が広がり、その声に背中を押されて、2月19日、5野党党首会談で、安保法制廃止を共通の目標に、国政選挙で選挙協力を行うという画期的な合意が交わされました。

 野党共闘を必ず成功させて、選挙に勝ち、安倍政権を倒そうではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。力合わせて再稼働を止め、「原発ゼロの日本」をつくろうではありませんか。日本の政治に立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻そうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031202_01_1.html

2016年3月12日(土)
東日本大震災 原発事故5年
寄り添い思い伝える

 「これから先どうなるのか。夜も心配で眠れない」。宮城県石巻市の仮設住宅で暮らす女性(66)は、憔悴(しょうすい)しきった表情で訴えました。ついの住まいにと待ち望んでいた災害公営住宅に入居資格がないと市から判定されたというのです。

 東日本大震災から5年。被災地では、災害公営住宅建設の遅れなどで、仮設住宅から出られない人が6万人近くいます。さらに次の住まいに移る展望のないという事態まで相次いでいるのです。

 今回で8回目となる本紙の「被災者300人実態調査」は、回を重ねるごとに状況が深刻化していることを痛感させます。とくに今回は、住まい、健康、仕事・生業(なりわい)などあらゆる問題が昨年と比較してもさらに悪化。生活の基盤である家計・収入状況を7割もの人が苦しいと答えています。

 「安倍首相は、口では復興をいうが、被災者にあまりにも冷たい」。取材先でたびたびぶつけられる怒りです。被災者の置かれているのは、まさに憲法25条が保障する生存権が脅かされ踏みにじられた事態です。

 しかし、被災者は決してあきらめていません。東京電力福島第1原発事故の被害者たちは国と東電に賠償などを求めて裁判闘争に立ち上がり、2月には原発被害者訴訟原告団全国連絡会が結成されました。

 住まいの問題でも「住まい難民を出さない」というスローガンのもと被災者と市民のたたかいが広がっています。こうした運動を支える日本共産党に「震災直後から一番力になってくれている」という声が取材先で寄せられています。

 「被災者に心を寄せる」。私たちはこの言葉を震災報道の原点としてきました。いま、あらためて決意を固めます。被災地の現状と思いを伝え、冷たい安倍政治を告発する。そのための取材と記事に全力をあげることを。

 (東日本大震災取材班キャップ・森近茂樹)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-12/2016031214_01_1.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素45掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
原発・フッ素45掲示板  
次へ