http://www.asyura2.com/16/cult16/msg/386.html
Tweet |
[1945]ヒラリー・メール事件とは何か。 ヒラリー・ベンガジ問題とは何か。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2016-07-07 06:14:07
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
(抜粋)
ヒラリー を ベンガジ事件のメール問題で、FBI(米連邦警察)が、告訴(charge、チャージ)しない、という 判断を FBI長官の ジェイムズ・コーミー James Comey が、7月2日(火)に発表した。 このことへのアメリカのしっかりした人々からの強い批判、非難が起きている。 しかし、それらは日本では報道されない。
だが、アメリカ司法省は、「(ヒラリーを起訴 ( prosecutionプロセキューション)するかしないかは)まだ結論を出していない」と声明を出した。
司法省に検察官たちがいて、国家犯罪を捜査するFBIの連邦捜査官たちからの告発、告訴を受けて、検察官が、連邦裁判所に起訴する。 私、副島隆彦は、これは、国務長官だった者の、犯した重大な犯罪容疑であるから、indictment インダイトメント 大陪審起訴 に 相当すると思う。
ヒラリー Hillary Clinton は、自分が凶悪な犯罪者であるのに、いけしゃーしゃ と 今も大統領候補の最有力者として強気で傲慢に振る舞っている。ヒラリーが、どれぐらいの大ワルで大悪党(villainヴィラン ) であるか、日本人の多くは、今もまだほとんど知らない。日本のヒラリーの子分ども( 今の首相 以下。ネオコン勢力 )が、徹底的に 報道管制、思想統制をするからだ。
ロレッタ・リンチという黒人で女の 検事総長(司法長官) U.S. Attorney General Loretta Lynch が、不用意に、関係人である ビル・クリントン元大統領 と 秘密で会ってゴソゴソ話した。その事実を、ドナルド・トランプ が、勇敢に、自分の演説の中で、ガンガンと暴露し非難した。
私、副島隆彦も、FBI長官の「検察庁にヒラリーを告発しない」決定と、その前の、このビル・クリントンと どこかの空港のVIPルームで こそこそと会った、黒人女の検事総長 の 行動に怒る。
アメリカは、腐り果てている。 CIAの工作本部が、これまでに、外国の独裁者の大統領や国王を暗殺することに、アメリカ人は、知らん顔をしてきた。「それもアメリカの国益だろう」と。
ところが、アメリカ国内で、公然と違法行為、犯罪行為が行われ、証拠も出ているのに、それを連邦警察(FBI)が告訴せず、検事総長(司法長官)がおかしな動きをする、ということは、アメリカが腐り果てた、ということだ。
FBI が汚れたら、 アメリカは終わりなのだ。 FBIの連邦保安官たちの、自分の良心(コンシュエンシャス)が、破られて、これでは、自分たちが犯罪に加担することになる、と分かって、それでも、 ヒラリーを告発、起訴できない、ということになると、アメリカの国家としての腐敗である。
トランプが、以下に載せる 演説で喚いているとおり、 「FBI の Comey 長官の判断は、 "rigged" political system アメリカの国家システムの不正、歪み、腐敗 の証拠だ」 。 FBIまでが、汚れたらアメリカはおしまいだ。
逆から考えると、ヒラリーを支える、極悪(ごくあく)の勢力がアメリカ合衆国の国家体制の中に深く浸み込んでいて、ものすごい勢力になっているということだ。日本の安倍政権 の病気の症状 と全く同じだ。
ヒラリーから何から何まで、を動かしている Moonie 「統一教会」(今は、「世界統一なんかと家族連合」に変名だ、と。笑)という団体だ。本当に恐ろしいやつらだ。バチカンも絡んでいる。 このことを書かなければ本当の言論ではない。
これらヒラリー・メール事件関連 の発覚 のその前に、ブルメンソールというネオコンの親玉のひとりが、2014年9月に、ベンガジで殺された駐リビア・アメリカ大使のクリス・スティーブンスとのやりとりのメールが、ハッキングされて漏れて流れた。
その中に、「リビアのカダフィを殺した後の、134キロのリビア政府の金塊(ゴールド・インゴット)と、200億ドル(2兆円)相当の武器、弾薬 を シリアの反体制勢力に 引き渡す」内容が書かれていた。こういう事件が、次々に明るみに出ている。
この数日の激しい、アメリカ政界を揺るがす、国家犯罪(こっかはんざい)の全体像を示す、新聞記事は、後ろの方に どんどん載せます。 一体、アメリカで、どのような大事(おおごと)が起きているかを、自分の脳(頭)でしっかり考えることが出来るだけの知能のある人は、じっくりとこれらの記事を精読しなさい。 それが出来ないなら、東アジア土人のまま、「ああ、日本に生まれて、シアワセだー」で、いつもの通りの馬鹿のまま生きていなさい。
副島隆彦 記
(転載貼り付け始め)
『トランプ大統領とアメリカの真実』 (副島隆彦著、日本文芸社、2016年7月)
92ページから99ページまでの抜き書き
ベンガジ事件を逃げ切ったヒラリー。しかし……
米下院で、2015年10月22日に「ベンガジ事件」を究明する特別調査委員会が開かれた。ヒラリーはこの委員会に呼びつけられた。この召喚、喚問(summon、サモン、subpoena サピーナ、召喚状 )を強気で押し切って、なんとかこの場を逃げ切った。
「ベンガジ事件」とは、リビアの第2の都市ベンガジで、クリス・スティーブンス米リビア大使が殺害された事件である(2012年9月11日)。
このクリス・スティーブンスは、国務長官だったヒラリーの直属の外交官で、CIAの人殺し部隊というか特殊部隊の責任者でもあった。スティーブンス大使はその前年に、自分が直接指揮をしてカダフィ大差を惨殺した。
リビアの特栽者カダフィ殺し(2011年10月20日)の最高責任者はヒラリーである。ヒラリーはカダフィが殺される2日前に、リビアの首都トリポリに自ら乗り込んでいる。そして暗殺部隊と写真に収まっている証拠写真がある。
このクリス・スティーブンス大使に、今のIS(アイエス、イスラム国)と同様の人間たちが襲いかかった。セラフィ(サラフィーヤ)というイスラム原理主義の活動家たちだ。実態はもうほとんどIS(アイエス)だ。彼らを自分は飼いならしているとスティーブンスは思っていた。
このとんでもない狂気の集団がクリス・スティーブンスを火事の炎で窒息死させたあと、路上で死体を引きずり回した。その映像がネットに流れて、それを自宅で見たヒラリーはゲロを吐いて倒れた。そして3ヵ月後の2012年末には、国務長官を辞めた。年末に軽い脳出血を起こしてワシントンで病院に入院した。
いったいあの時、何が起きていたのか?アメリカ政府は、カダフィ政権を崩壊させたあと、奪い取ったリビア軍の大量の兵器を、イスラム勢力(ただしアメリカの言うことを聞く武装勢力)に引き渡す秘密協定を結んだ。
米軍が捕獲した大量のリビア軍の兵器や物資を、今のシリアや北イラクに大量に移動させた。この軍事密約の武器取引を、殺害されたスティーブンス米大使が国務長官のヒラリーに逐一判断を仰(あお)ぎながら実行していたのである。このときの、この2人の通信内容が、まさしく「ヒラリー・メール」なのである。
スティーブンスは自分を殺しに来た者たちを、自分が十分に手なづけていたと勘違いしたのだ。飼い犬に手を咬(か)まれたのである。
スティーブンスと上司である国務長官ヒラリーとのこの交信記録の流出が、今も騒がれている「ヒラリーの公文書メール問題」である。この謀略政治の実行の証拠が公然と表に出たらヒラリーにとっては命取りだ。
国家行為として相当の犯罪行為の証拠が流出したのである。
ヒラリーの責任は、ベンガジ事件の直後に議会の上院外交委員会でも追及された。「あなたが国務長官としてやったことにたくさんの間違いがあった」と決議までされた。それなのに今も彼女は米大統領候補である。
同時期にエドワード・スノーデン事件が起きている(2013年5月20日)。
CIA職員だったスノーデンがNSA(エヌエスエイ、ナショナル・セキュリティー・エイジェンシー。国家安全保障局)の国家秘密情報を、何十万件もダウンロードして持って香港に逃げた。今は彼はモスクワにいる。この持ち出された秘密情報の中に、ヒラリー・メールも含まれていた。
このヒラリーのクリス・スティーブンスとの通信文書の中に、「カダフィを殺してしまいなさい」とか、「集めた金の処理をしなさい」という恐ろしい文書がたくさんあったのである。これらが世界中の大手の新聞社に送られてきて大騒ぎになった。
今はICIJ(アイシーアイジェイ、国際調査報道ジャーナリスト連合)という、おかしな「報道の自由(フリーダム・オブ・プレス)を守るフリだけする報道規制の団体」がこれらの文章を、自分たちでも困りはてながら全面流出しないように管理している。
世界中に公開されたことになっているが、実際には読めないようにしている。
国務省(ステイト・デパートメント)は独立監察官(インデペンデント・インスペクター)にこの件を調査させている。FBI長官も、この「ヒラリー公文書メール」のことで、相当本気でヒラリーを犯罪捜査(インヴェステイゲイション)として追及している。
なぜなら、ここでFBI(連邦捜査局)が事態のもみ消しに加担したら、自分たち自身が汚れて国家犯罪を犯したことになるからだ。ヒラリーは必ず喚問summonされる。
だからこの先も、ヒラリーのメール問題は重要である。
(以下、略)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。