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六根清浄で、酒や肉は口にせず、一生独り身というのが中国人が思い描く僧侶のイメージだ。だが、もし日本に行ったらその考え方は覆されるだろう。日本の僧侶は酒や肉を口にできるだけでなく、結婚をして子供をもつことも可能だからだ。
中国人ビックリ!自由奔放な日本の僧侶―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a151777.html
2016年10月1日(土) 23時50分
六根清浄(人間に具わった六根を清らかにすること)で、酒や肉は口にせず、一生独り身というのが中国人が思い描く僧侶のイメージだ。だが、もし日本に行ったらその考え方は覆されるだろう。日本の僧侶は酒や肉を口にできるだけでなく、結婚をして子供をもつことも可能だからだ。それだけではなくオリンピックに参加したり、ビジネスをする僧侶までいるのだ。新華網が伝えた。
【オリンピック参加】
長野県長野市善光寺の僧侶である矢沢一輝さんは毎日午前5時半から午後3時まで、読経と祈祷といった修行を積んでいる。しかし、午後3時を過ぎると、矢沢さんはスポーツウェアに着替え近くの犀川でカヤックのトレーニングに励む。この時の矢沢さんは一人の僧侶ではなく、日本国内におけるカヤック競技のチャンピオンであり、オリンピックを目指すスポーツ選手なのだ。
矢沢さんが僧侶になったきっかけはまさに偶然というほかない。ロンドンオリンピック閉幕後、矢沢さんはカヤックのトレーニングに打ち込みたいと考えていた。しかし十分な活動費を援助してくれるスポンサーが見つからず、仕事を探し始めざるをえなかった。そんな時、偶然出会ったのが彼の住む長野県のカヌー協会会長で善光寺寿量院の住職だった。会長の勧めで矢沢さんは僧侶になることを決め、修行とトレーニングを両立する生活を送ることにしたという。今回のリオオリンピックでは残念ながら決勝まで進めなかったが、彼の人気は優勝した選手に勝るとも劣らない。
【お坊さん便】
このほど、本社を東京に構える株式会社ミンレビはAmazonジャパンのサイトで「お坊さん便」というサービス提供を展開した。「定額」の3万5000円でオプションを付ける場合は、別途追加料金がかかる。顧客は僧侶を自宅や葬儀場、墓地まで派遣してもらい、法事や法要などを依頼することができる。
このサービスが始まると、多くの日本国民が支持した一方で、全日本仏教会は宗教の商品化に対し批判している。
【結婚も子供もOK】
日本のドラマに詳しい人ならきっと知っているだろうが、2015年放送のドラマ「5時から9時まで」はアジアで大ブームとなった。人気の秘密は主人公を演じる俳優のイケメンぶりだけでなく、その主人公が僧侶という役柄だったためだ。ドラマでは、僧侶と英会話学校の講師の複雑な恋愛模様が繰り広げられており、僧侶に対し清らかなイメージを持つ多くのアジア人にとって不思議でしかたなかったことだろう。
しかし、日本では一部の宗派を除く大部分の僧侶は結婚も、子供をもつことも許されているので、このドラマはそんな日本の常識から作られているのだ。
【ファッションショー】
2014年11月、日本仏教の聖地である高野山で真言宗青年教師会が僧侶をモデルとしたファッションショーを行った。「美・坊主」として僧侶10人が約300人の観客の前でランウェイを歩いた。
1500人の青年教師会のメンバーから選ばれたこの10人の僧侶は、一般の人々がなかなか目にすることのできない高僧のみ着用を許される僧服や普段の修行服などを身につけ、BGMにのって華やかに登場。ポーズを決める僧侶に女性の観客たちからは盛大な拍手が贈られた。観客たちは口々に「本当にかっこいい」と感嘆の声を漏らしていた。
【坊主バー】
東京都新宿区には「坊主バー」という名のバーがある。このバーの経営者は、京都の東本願寺真宗大谷派の現役僧侶の田口弘愿さんだ。経営者だけでなく、バーで働く従業員も異なる寺院の異なる宗派の現役僧侶たち。ここでは、お酒を飲みながら、僧侶と人生や仏教、心理学についての会話を楽しむことができる。
このバーで働く羽鳥裕明さんは、お寺の住職の傍ら、心理カウンセラーの仕事もし、さらには密教占星術もできるため、度々講演会に招かれる。しかしたとえどんなに忙しくても、羽鳥さんは週に1〜2日は坊主バーのシフトを入れているという。羽鳥さんとお酒を飲みながら、仏教や心理学について話したくて、この店を訪れる客も多いという。(提供/人民網日本語版・編集/TK)
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