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記紀神話で遊ぼ・・7回目の終了です(その6の39)・「忍穂耳と大国主は、泣きながら子孫を見送った」
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/438.html
投稿者 どう思われますか 日時 2018 年 8 月 13 日 09:43:16: Qy4l4lPG05pBg gseCpI52gu2C6oLcgreCqQ
 

★ あらかじめ御断わりしておきますが、私の投稿文は記紀神話をベースにした発想から「とんでも論」を展開していますので、『おかしいのでは』と思われても、『そこは記紀神話の事ですから』ということで御理解ください。

★ また、私の投稿は、記紀神話を学術的に研究するためではなく、記紀神話の二重性とか多重性とか二元論的な反面性などを指摘して、掲示板でオカルト・スピリチュアル的な「お花畑」として遊ぶ事を目的としています。


@ ところで、「忍穂耳と大国主は、泣きながら子孫を見送った」に、ご興味をお持ちでしょうか。

 子供は、親の屍(しかばね)を乗り越えて、未来に生きてゆくものであり、親は、泣きながら子孫を見送るものです。

  (子供は、前を向いて生きるものであり、老いた親のために、後ろを振り返るものでは有りません)。


 ★ 今の日本は間違っています。親の介護のために、子供が仕事を辞めたり、仕事を圧迫されたり、子供の家庭が崩壊させられています。
 (老いた親には未来は無く、何の生産価値も持ちません。反対に、子供には未来があり、無限の可能性が有ります)。

 未来社会では、高齢者の介護は、国家・共同体社会の全体が対処し、個人・子供たちはタッチしないと、想像します。

  (未来には、「家族」とか「親子」とか「民法の相続」などの概念は存在せず、おそらく、「共生社会」とでも云うべき共同体社会に成っていると、想像します)。


A ★ オカルト・ゲームでの、国家百年の大計。

 私たちの世界はバーチャルであり、「第7次太陽系次元」というゲームですが、6,500年間のタイム・スパンの中で、神の意識が地上に降臨して人間活動を行い、様々な「思考と体験」を通じる中で、意識進化することを、ゲームの最大の目的としています。
  その意味において、
最も大切なことは、社会的に成功することではなく、金持ちに成ることでもなく、子供や孫に恵まれることでもなく、『何を学んだか』だと思います。
  とは言うものの、
ノストラダムスの1999年で終了ベルが鳴り、マヤの2012年で「第7次太陽系次元」が完結し、2013年からは「変換の仕組」に入っていますので、『今さら何を言おうと・・・』という感じはするのですが。


 まあ、とにかく、日本人が長い放浪の旅から、日本という「安住の地」を得て、移住をしたのですが、ゲームの宿敵が高句麗に変換されて、朝鮮を統一し、やがて日本を侵略して滅ぼすことが予見されました。

 ゲームの主体の「日本と日本人」が滅亡すると、ゲーム・オーバーで、「第7次太陽系次元」が瓦解しますから、日本の防衛のために、高天原の神々が動きました。

 ニギハヤヒ(事代主)や、中核の豪族たちを奈良に移動させて、日本の防衛と繁栄の基点にさせました。そして、忍穂耳(忍骨命)と大国主を捨石にして、北九州と出雲の霊的守護をさせました。


★ 記紀神話は、あらかじめ定められたスケジュール・プログラムどおりに、ゲームが進行している、という視点で読み解くと、楽しいです。


B 古代人の名前は、分からない。

 魏志倭人伝に、古代の日本人の官命(名前)が登場します。魏略と魏志の2つが有り、少し違いますが、内容は大体一致しています。

 魏略、『対馬国に至る。大官は卑狗(ヒコ?)、副は卑奴(ヒナ)』
 魏志、『対海国(対馬国)に至る。大官を卑狗(ヒコ?)、副を卑奴母離(ヒナモリ)』

   (卑狗は「ヒコ・彦」(男子)で、卑奴は卑奴母離(ヒナモリ)で「夷守」、守備隊長のことか不明)。

 魏略、『伊都国に到る。(官を)置く。爾支(ニキ?)、副は洩渓觚(エケコ?)、柄渠觚(エココ・ヘキコ?)。』
 魏志、『伊都国に到る。官は爾支(ニキ?)、副は泄謨觚(セモコ?)、柄渠觚(エココ・ヘキコ?)』

   (爾支(ニキ)は、ニニギ(ニニキ)のニキ。副の洩渓觚(エケコ?)・泄謨觚(セモコ?)、柄渠觚(エココ・ヘキコ?)は、蘇我「馬子」・中臣「鎌子」などと同じか不明)。

 魏略、『女王の南、また狗奴国あり、男子を王とする。官は拘右智卑狗。女王に属さず。』
 魏志、『その南に狗奴国あり、男子を王とする。官は狗古智卑狗。女王に属さず。』

   (狗奴国の男王の拘右智卑狗・狗古智卑狗は、女王国の南の熊本県の「菊池彦」のことか不明)。

 魏志、『奴国に至る。官は兕馬觚(シマコ?)、副は卑奴母離という。』
 魏志、『不弥国に至る。官は多模(タモ?)、副は卑奴母離(ヒナモリ)という。』
 魏志、『投馬国に至る。官は弥弥(ミミ?)。副は弥弥那利(ミミナリ?)という。』
 魏志、『邪馬台国に至る。官は伊支馬(イキマ?)、次は弥馬獲支(ミマカキ?)、次は奴佳鞮(ヌカテ?)』


★ 古代人の実名は、ほとんど分かりません。名前には霊力が有ると信じられたので、呪詛の対象にされるのを恐れ、近親者か目上の人以外には教えませんでした。
 特に、女性の名前は分かりません。江戸時代でも「誰々の女(むすめ)」と呼び、(基本的に)寺の戒名にも実名は記載されませんでした。

 また、目上の人の名前を呼ぶことは失礼とされたので、官命やニックネームで呼びました。たとえば、「徳川内府さま」・「太閤殿下」など。

  ですから、記紀神話の作成でも、実名は分からず、ニックネームや業績などから適当な名前を付けています。

 蘇我馬子は「うましこ」で優れた男の意であり、蘇我蝦夷は恵美志だったかも、知れません。


C 忍穂耳の名前を推理する。

 忍穂耳には「忍骨命」の別名も有りますが、上記の『魏志、『投馬国に至る。官は弥弥(ミミ?)。副は弥弥那利(ミミナリ?)という。』を参考に考えてみたいと、思います。


 忍穂耳は、一見すると個人名に見えますが、大阪の古代豪族の三嶋溝橛耳~(三嶋溝杭耳)にも耳が付いています。三嶋溝杭耳は淀川水系を支配した倭人であり、「三島神」とも云われますから、海人族の親分と考えられます。

 すると、忍穂耳とは、忍穂・耳のことであり、「大潮・耳」ではないか、という疑問が浮上します。


 では、「耳」とは何か。(淀川水系の三嶋溝杭耳から想像するには)、「耳」は、海(うみ)のミ、水(水津)のミではないのか。つまり、海見(うみみ)、水見(みずみ)であり、海見守り、水見守りの意味ではないのか。

 (あるいは、「ミ」は「霊」のことであり、「霊(ち)」の発音変化ではないのか。海霊(みみ)、水霊(みみ)ではないのか)。

  すると、忍穂耳は、「大潮の海を見守る人」「大潮の海霊」であり、ひいては、海人族の親分の意味ではないのか、という発想が生まれます。


 また、忍穂耳の異名の「忍骨命」は、遠賀川上流の福岡県田川郡香春町(かわらちょう)の香春(かわら)神社の「忍骨命」として祀られていますが、この遠賀川の河口には港が有りました。

  神武東征の段で、神武天皇は、鹿児島・日向を北上して、(どういう理由か)遠賀川河口の「筑紫の岡田の宮」(筑紫の岡の水門)に滞在していますから、遠賀川河口に大きな港が有ったことが推理されます。

 これらから推理するには、忍穂耳は、北九州の海人族の大親分だった可能性が有ります。


D 余談ですが、魏志の『投馬国に至る。』と馬見山。

 魏志の「投馬国」には諸説が有り、今も不明ですが、「投馬国」の「馬」は、遠賀川上流の「馬見山」(標高978メートル)が連想されます。

 この馬見山ですが、ニギハヤヒの子供の「宇摩志麻治」の名前は、「うましまみ」で「美味し馬見」の説が有り、遠賀川上流の馬見山との関連性が指摘されています。

  また、馬見山のほぼ東には、標高1,200メートルの「英彦山」が有りますが、この「ひこさん」は日子(彦)に通じそうです。

 ★ すると、高天原は遠賀川に有ったし、アマテラスも遠賀川にいたのかという疑問が浮上します。

 ★ さらに、博多−大宰府−甘木ラインの邪馬台国の卑弥呼と、遠賀川ラインのアマテラス(あるいは高皇産霊尊)は、系統が違うのではないかという疑問が生じます。


E 忍穂耳(忍骨命)が、最初に降臨しなかった矛盾。

 記紀神話では、忍穂耳(忍骨命)は、アマテラスから天孫降臨するように命じられましたが、何かと理由をつけて、ニギハヤヒを降臨させたり、ニニギを降臨させたりしています。

 本当に、そうだろうか。もしも、忍穂耳(忍骨命)が、遠賀川を拠点にして北九州に展開した海人族の大親分だったとしたら、子供のニギハヤヒを奈良に展開させ、ニニギを鹿児島に控えさせるのは、軍事・防衛上の有効な作戦ではなかったか。

  (このように考えると、ニギハヤヒが、遠賀川流域の「天物部25部」などの大軍を率いて奈良に東遷するのは、理屈に適っています)。


 忍穂耳(忍骨命)の名前の「忍」は、忍ばれる、惜しまれる、の意味があり、遠賀川上流の福岡県の香春岳から、子孫の繁栄を見守っているのかも、知れません。


F 忍穂耳(忍骨命)の子孫が、「姓氏録」に有った(真偽不明)。

 「姓氏録」に『左京神別、弓削宿祢、出自天押穂根命洗御手、水中化生神尓伎都麻也』と見えますが、「天押穂根命」は忍骨命であり、忍穂耳のことではないかと想像しますが、どうでしょうか。

 もし、仮に、子孫が存在するなら、忍穂耳(忍骨命)は降臨したことになりそうです。


G 大国主(アメノホヒ)は、老齢のために出雲で死んだ。

 記紀神話では、大国主は、天孫降臨の犠牲になって、国を奪われ、杵築大社に幽閉されたことになっていますが、実は違うのではないのか。

 朝鮮の高句麗の台頭を予見して、国造りの完成のために、事代主を奈良に鎮座させ、建御名方を諏訪を拠点にした東国経営に走らせ、アシスキ・タカヒコネを東海道の平定に走らせた(残念ながらアシスキ・タカヒコネは美濃で戦死した)。

  (★ 先代旧事本紀の「国造本紀」に、関東地方の国造が載せられていますが、「天穂日(大国主)」の子孫が多く含まれています。
  建御名方は大国主の子供ですが、関東地方の国造に、建御名方と同じ「出雲族」が多く含まれるのは、不思議です)。


 そして、老齢の大国主は、出雲に残留して、日本海の防衛の任に当たり、杵築大社に鎮座して、子孫の繁栄を見守っているのかも、知れません。


 私の見解は、記紀神話の記述とは大きく異なっていますが、『まあ、オカルト・スピリチュアルの「お花畑」ですから』。


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