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日本の問題点と言うのは何でもかんでもすべて曖昧にしてしまうということだ。いじめがあってもいじめはなかったとされる。パワハラもセクハラも同様だ。汚職事件もすべて曖昧にする。忖度が横行し、何よりもコネが優先される。日本では空気を読むことが何よりも重要とされる。それで自殺が多い。アメリカなどではきちんと決着をつけようとする。日本文化とはアジア文化の一部であるが、その中でも特に日本は曖昧さを好む。何でもかんでも曖昧にしてしまうために、通常はそれで役に立つが、何か問題があると、徹底的に隠蔽されてしまい、外部には一切漏れない。そのせいで、かなり深刻な事態を招くことが多い。日本文化の基本は協調と調和であり、何事もことを荒立てることなく、やんごとなき風に取り計らうことを第一とする。それで解決することもある。だが、そういういい加減で曖昧なやり方を続けていると、それを計算した陰謀が横行する。日本は決して民主主義の国ではない。昔から官僚主義が根強く、お上意識が強い。つまり、第二次世界大戦後も、日本は民主主義国ではない。一応、建前として、表面的には民主主義風にしてあるが、実際には公権力が強い。いろいろな形で民主主義は妨害されている。日本の美はこういう曖昧さにもあるのだが、その反面、それが限界となり、成長が妨げられている。何でもかんでも曖昧にしてしまうので、すべてがうやむやになり、きちんとした正義は実現できなくなっている。だが、その弊害をカバーするために、ある程度は工夫もされている。日本国内では常識とされていることでも、海外では全く通用しないことが多い。多くの人は、初めて海外生活をすると強いショックを受けてしまう。団体の海外旅行では不十分だ。そういう団体ツアーでは何も学ぶことはできない。日本の治安が今でも世界一良いことは事実だ。これは非常に例外的なことであり、外国では考えられない。海外は凶悪犯罪が多く、本当に危険に満ちている。比較的安全な国もあるが、それでも日本よりは危険だ。日本も格差社会になっているが、外国の貧富の格差は想像を絶するものがある。あまりにも差が大きい。日本もそうなりつつある。日本国内の映画にしろテレビにしろドラマにしろ、本にしても、音楽にしても、どうしても日本文化を基盤としている。それは日本国内では心地良いと言えるだろう。その反面、世界の常識からは逸脱することになる。曖昧でもやもやとした忖度文化の日本だが、そのせいで公権力を悪用した犯罪が多い。それが安心感の確保と言えるのかもしれない。日本人であれば、日本的文化とか日本的曖昧さ、忖度、うやむや感を常識とし、それが強く求められる。しかし、その悪影響で、それを悪用した犯罪が長く継続することとなる。そして何度も繰り返されて何も改善されず、相変わらずうやむやにされ、隠蔽されてしまう。何もかも闇に葬られるので、闇の文化ともいえる。何も問題が起きない間は、それが美であり、調和であり、協調で、日本的な文化と言えるかもしれない。だが、何かが起きるとどうにもならない。日本では常にいつも、何も問題はないとされるからだ。何が起きても、問題はないとされる。いじめがあってもいじめはないとされる。セクハラもパワハラも何もないことにされる。それどころか、問題視した者が悪者にされてしまう。それで日本には進歩がない。日本では海外のような個性は求められない。目立つことはタブーとされる。日本では目立たないことが求められる。何よりも協調性が求められる。外国のように意見は求められていない。ただ上からの命令に服従することのみが要求される。それで日本はつまらない状態となっている。それは平穏で安全で、変化のない生活だ。公務員は正義とされており、何も罪を犯さないということが前提となっている。議員も同じで、間違いをすることはないし、悪いことはしないとされている。しかし現実は違う。また日本では、組織の力が強い。組織の拘束力も強い。個人は尊重されない。また権利を主張することはタブーとされている。それでも、この基本的な思想は変化しておらず、相変わらず昔のままだ。そのせいで、日本はとても遅れた国となっている。日本は決して先進国ではない。だが、日本の良い面もあり、この日本の性質を知った上で、賢い生き方をしなければならない。外国と日本を頻繁に行き来している人はよくこれを使い分けている。
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