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「数千万個の衛星破片を除去」…日本で世界初の宇宙ごみ掃除会社が登場(韓国経済新聞) できるような気がしないんだけど
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/163.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2016 年 12 月 06 日 10:07:42: KqrEdYmDwf7cM gsSC8YKzgqKBaYKigWo
 

http://japanese.joins.com/article/186/223186.html?servcode=300§code=330&cloc=jp|article|ichioshi

2016年12月05日10時01分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]

アストロスケールCEOの岡田光信氏

9月、欧州宇宙機関(ESA)が運営する人工衛星に宇宙ごみの破片が衝突した。幸い、破片の大きさが数ミリにすぎず、大きな被害はなかった。しかし宇宙ごみが飛んでくる速度が秒速8キロにもなるため、破片の大きさが1センチ以上であれば衛星を失うことも考えられた。

寿命を終えて宇宙空間を飛んでいる人工衛星やロケットの破片を「宇宙ごみ」と呼ぶ。米空軍は地球で確認可能な大きさの宇宙ごみだけも約2万3000個と見ている。さらに小さいものは数千万個にのぼると推定される。

このように問題に浮上した宇宙ごみの処理に名乗り出た日本企業家がいる。ニューヨークタイムズは3年前に世界で初めて宇宙ごみ処理会社「アストロスケール」を設立した岡田光信氏を紹介した。

岡田氏は公務員として勤務していたが、後にインターネット企業を設立した事業家だ。宇宙開発に参入した国が宇宙ごみ処理問題を放置する中、岡田氏は問題意識を感じて自ら動き出した。岡田氏が以前の経歴とは関係がない宇宙ごみの解決に乗り出したのは、幼い頃から宇宙に大きな関心を抱いていたからだ。岡田氏の幼い頃の英雄は人類で最初に月に着陸したニール・アームストロング氏だった。岡田氏は同紙のインタビューで「各国航空宇宙局が国民に『宇宙ごみ処理に税金を使わなければいけない』と説得するのは現実的に難しいと判断した」とし「利益を追求する小さな私企業がより速やかに対処できるという考えで創業を決心した」と述べた。

岡田氏は軽い宇宙船を製作して表面に接着剤を付着し、ここにごみを付着させるという計画を立てた。軌道を回ってごみを除去した宇宙船が大気圏に入れば皿についたごみはすべて燃えてなくなる。同社は日本のある化学企業と提携し、これに利用する特殊接着剤を開発中だ。接着剤を利用すればロボットの腕では処理が難しい大きさ1ミリ未満の微細宇宙ゴミも除去できる。

投資家が大きな関心を見せ、アストロスケールは4300万ドル(約504億ウォン)の事業資金を集めた。会社の本部はスタートアップ(新生ベンチャー企業)運営環境がよいシンガポールにあるが、宇宙船はエンジニアが多い日本で製作している。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
 

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コメント
 
1. てんさい(い)[572] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2016年12月06日 10:35:08 : 0kUGInjLpY : VLecBnM2280[236]
できそうな気がしない理由その1
秒速8キロでぶっ飛んでいる宇宙ごみが接着剤に付くような気がしない。

理由その2 地球より広い宇宙で宇宙ごみを探せるような気がしない。

その辺の解決策がこのニュースだけではわからない。

ということで検索してみたらTEDで話をしているのを見つけた

危険な「宇宙ゴミ」を大気圏に引きずり込んで燃やす 宇宙の掃除人「スペース・スイーパー」がすごい
http://logmi.jp/15120
---------
これは私の発明した「BOY」です。「BOY」は小さなものですが、とても力強いのです。

この「BOY」は自分より大きなデブリにくっついて、大気圏まで連れて行って、そこで燃やすことが出来ます。どのようにして連れていくのでしょうか? 全てのデブリは地球周辺を回っていて、この性質を利用しています。デブリと一緒に取りついた「BOY」も地球周辺を回り、減速させるためにデブリを強く押します。

そして軌道の形を変え、大気圏に突入させ、燃やすのです。

100年以上軌道を回っていたデブリを、2日間で地表に連れてくることが出来ます。これが私たちが出来ることです。

マザーシップには6機の「BOY」が入っています。マザーが一機ずつ「BOY」を解き放ちます。そしてデブリを大気圏に連れて行きます。
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なるほど一回のマザーシップで6個のBOYが6個のデブリを燃やすということみたいです。

世界でただ1社、宇宙ゴミに挑む日本のベンチャー
http://dentsu-ho.com/articles/4508

岡田:デブリをロボットアームでつかむ、投網の要領でネットをかぶせる、銛(もり)で突くなど、さまざまな方法を検討しました。

最終的にはハエ取り紙のような粘着剤でくっつけるという方法を採用し、軽くて宇宙でも使える粘着剤を搭載した捕捉衛星をつくりました。何十社もの日本の中小企業の技術力を結集させましたが、肝になる粘着剤も、国内の企業と共同で開発したオリジナルです。

粘着剤にした理由の一つは、重量です。重くなればその分コストはかさみます。粘着剤の重さはわずか200グラム程度。ロボットアームはおよそ50キロですから、その差は歴然です。

約2万3000個のデブリのうち、数百個を除去できれば宇宙の環境は維持されるといわれています。捕獲衛星1基当たりのコストを削減すれば量産化もしやすいですし、より多くの衛星を宇宙に送り出すことができます。

片貝:性能面はいかがですか? 粘着剤ならではのメリットもありそうですが。

岡田:宇宙空間ですから、ロボットアームでも銛でも1回目で捕えられなければ、ぶつかった反動でフワリと飛んで行ってしまいます。ネットで捕える方法は、すでに海外の機関で先行研究が始まっていたにもかかわらず、実現できていなかった。

粘着剤ならどこかに当たりさえすればくっつくわけですから、失敗率は格段に低くなります。デブリを捕獲した後は、高度を下げ、大気圏に突入させて摩擦で燃やします。

産業革新機構の本領?宇宙のデブリを一掃せよ
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/230270/031500009/?rt=nocnt

 2018年前半にデブリを除去する衛星の初号機を打ち上げ、2020年までの事業開始を目指す。最終的に200個を除去するのが同社の計画であり、目標だ。

---
要するに、バス程度の大きさのデブリを200個なくすということみたいです。
秒速8キロについては、それと同じ速度になるんでしょうね。
広いところで見つけるについては、大きいデブリ200個について狙いを定めて抱きついて落下して燃やすんでしょう。

となると、『地球で確認可能な大きさの宇宙ごみだけも約2万3000個と見ている。さらに小さいものは数千万個』のうちの200個を減らす、のが計画であり目標、と。いうことで。

結局スペースデブリの脅威は全く変わらないわけではないが、ほとんど変わらないということみたいです。最初の一歩ということなんだと思います。

それとは別に、年々スペースデブリは増えるでしょうから、こりゃ人工衛星は今後時々落ちるのが普通の世界が来るんでしょうかね。2,3個バックアップを作っておいていつどれが落ちても大丈夫、みたいな運用になりそうな気がします。

結局スペースデブリはどうしようもない、ということになるんでしょうか。



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