http://www.asyura2.com/16/asia20/msg/250.html
Tweet |
北朝鮮の朝鮮労働党大会で党委員長に就任した最高指導者の金正恩氏=9日、平壌(共同)
【北朝鮮党大会】祖父と父の肩書き超えず偶像化 正恩氏の党委員長就任 “独裁者”の実態に変わりなく
http://www.sankei.com/world/news/160509/wor1605090027-n1.html
2016.5.9 21:05 産経新聞
【ソウル=名村隆寛】金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が朝鮮労働党第7回大会で、「党委員長」のポストに就任した。党大会の議題の一つに定められた「最高位への推戴」を意味するものだ。
北朝鮮では祖父の金日成主席を「永遠の国家主席」、父の金正日総書記を「永遠の総書記」と呼んでおり、金第1書記が党総書記には就任しないとの見方が支配的だった。党の職責では金主席がかつて務めた「党中央委員長」(現在は廃止)があり、この地位の復活の可能性がソウルでは取り沙汰されていた。
ただ、金主席と金総書記をあがめる北朝鮮では、最高指導者であれ、この2人以上の職位(呼称)はあり得ない。祖父が務めた「党中央委員長」を形式上は超えない「党委員長」でうまく収めたかたちだ。
「最高位」が「党委員長」という金正恩氏にとっての新たな職位となったことで、同氏の偶像化はさらに進められ、金正恩政権の権力基盤がさらに強化されるのは必至だ。ただ、朝鮮労働党で金正恩氏が最高位にあるのはこれまでと変わらず、表面上、単に呼称が変わったに過ぎない。
今回の党大会は36年ぶりに開催されたことで注目された。しかし、金正恩氏の職位など、形式や外見に変化がうかがえたものの、党大会で金正恩氏が訴えた“新たな路線”はこれまでと、ほとんど変化がない。
注目を集めた「最高位」への就任は、党大会が金正恩氏1人のためのものだったことを裏付けてもいる。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。