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アギーギー解説員
国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、収監者に対する拷問に関与したとされるアメリカCIAの関係者の裁判を求めました。
ヒューマンライツウォッチは、「言い訳は十分。CIAのの拷問後の正義」と題する報告の中で、「2000年に収監者の拷問を指示したCIAの関係者を訴追すべき時がきた」と強調しました。ヒューマンライツウォッチが調査を求めているアメリカの前政権の21人の高官の中には、ブッシュ元大統領、チェイニー元副大統領、テネット元CIA長官、ライス元国家安全保障担当大統領補佐官、アシュクラフト元司法長官の名が挙がっています。
ヒューマンライツウォッチは、「昨年12月のCIAの尋問計画について発表された詳細事項は、オバマ政権が調査を開始するのに十分な資料となっている」としています。
アメリカは、2001年の同時多発テロを受け、イラクとアフガニスタンを攻撃した後、さまざまな方法で拷問を行いました。ヒューマンライツウォッチは、再三にわたってアメリカ政府に対し、この問題に関する説明を求めましたが、その回答は得られておらず、誰も裁判を受けていません。
CIA情報委員会の報告の中では、水責め、睡眠の剥奪、小さな箱の中への監禁といった拷問方法が指摘されています。こうした中、後に、関与した人物の特定や裁判への要請を増加させるようなさらに新たな側面が明らかにされています。
CIAは、水責めなどの暴力的な方法により、少なくとも13人の収監者に拷問を行ったと言われています。この水責めの方法では、収監者は溺れた感覚を味わうと同時に、急速に体温を奪われます。CIAは、この拷問方法の対象になったのは3人だとしていますが、アメリカ上院は2014年12月に発表した報告の中で、少なくとも13人に対してこの方法が用いられたとしています。
オバマ大統領は、アメリカの刑務所における拷問が明らかになったことを受け、2009年、拷問の停止を指示しましたが、前政権の高官など、それに関与した人々を法廷に立たせることはできませんでした。
ブッシュ政権時代の政府高官は、拷問方法に関する非難を避けるため、それを最新の尋問方法と呼んでいました。
西側の情報筋はまた、CIAはイギリスのブレア政権時代、同国の政府や諜報機関と緊密な協力を行っており、この協力は、イギリスに対するテロ攻撃を阻止するための情報提供という口実で行われたとしています。
2015/12/02
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