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(回答先: <衝突>ロシア軍撃墜でNATOがトルコ支持を表明!ロシアの領空侵犯を指摘!ロシアも対抗処置、トルコとの接触を中断へ! 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 26 日 05:31:05)
(24日夜の報ステ)によると、ロシア側は今のところ慎重な対応をしていると報じた。
ロシア ペスコフ大統領報道官「Su-24の墜落について現時点で何らかの評価をしてはいけない」、とは何を意味するのか。
小泉悠・客員研究員(未来工学研)「今ちょうどNATOと共同作戦が出来るかもしれないという期待が湧いてきたわけだから、ここでトルコと交戦したことはなるべき認めたくない。そうするとわれわれはトルコ領空にはそもそも入っていない、だからトルコの戦闘機に攻撃されたこともない。むしろ地上の別の勢力が撃って撃墜されたんだと言った方が、ロシアとしては政治的に好都合なわけだ」。
プーチン大統領の24日の発言。
「テロリストと戦うロシア機に対して今日、背後から攻撃を仕掛けられた。これは米と(衝突回避)協定を交わしたばかりだった〜(この間字幕なし)〜今回の悲劇的な事件はトルコとロシアの関係に深刻な影響を与える」。
(25日の報ステ)から補足。
プーチン大統領は、トルコがNATOを即座に召集したことに強い不快感を示した。
プーチン「トルコはロシアにすぐ連絡することなくまずNATOに召集を呼びかけた。まるでロシアがトルコの軍用機を撃墜したかのようにだ」
トルコのエルドアン大統領は、現在のところロシアに妥協する気はなさそうだ。
エルドアン「我々の権利と法が踏みにじられることにただ黙って反発せずにいると思ってはいけない」
撃墜されたシリア北西部は、イスラム国の支配地域ではなく、トルクメン人と呼ばれる人々が住んでいる。ここではトルクメン人を中心にした反政府勢力とアサド政権軍との間で激しい戦闘が行われている。今回撃墜された時も、ロシア軍が空爆し、地上のアサド政権軍を援護する作戦だったという。
トルクメン人は民族的にトルコ人と近く居住地もトルコとシリアにまたがる。米とトルコはアサド政権打倒のため、トルクメン人武装勢力武器などを提供し援助してきた。ゆえにロシアはトルクメン人をテロリストとみなし今月からこの地域に激しい空爆を加えていた。
トルコはこのトルクメン人への空爆に激しく抗議してきた。その矢先に撃墜が行われた。
トルクメン人部隊の司令官「ロシア機がトルコ国境を越えるとトルコ機によって一瞬のうちに撃墜された」。
小泉悠「ロシアはNATO全体との対立に拡大したくないというのが思惑だと思う」
だが事態の鎮静化の兆しはない。
(報ステここまで)
ロシアがトルコと抜き差しならぬ関係まで悪化させるとは思わない。トルコとロシアは経済協力関係では友好だという(先にもエルドアンとプーチンが確認し合った/N9)。
撃墜がたとえシリア内であっても、トルコは主張を変えないだろうしNATOもトルコの立場を支持している。ロシアが大きく出れば、NATOとの全面的対立になりIS包囲網の一角は崩壊する。
トルコがこれまで再三領空侵犯に警告を発していたのだから、これは事実だろう。トルコとしては、余り「なめんなよ」ということで一矢報いた。撃墜されたエリア(ラタキア県近傍)はトルコ系住民が多く住み、トルコは空爆に反対していた。
ロシアもトルコの立場は重々承知しながら警告を無視してきたわけで、冷静に見ればトルコの主権を冒してきたロシアに非がある。最初は大きく出ても、今後はトルコの領空は冒さない、とどこかで手打ちになると思う。
これまでのところ、ロシア側の反応はトルコの想定内と思われる。プーチンは老練な政治家だ、どう収拾していくか/仁王像
(やるもんだね〜)
・http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/451.html#c2
- ロシア軍、トルコの救援車列を空爆か=トルコメディア ピノキ 2015/11/26 18:54:29
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