サルコジなど保守系の政治家は、国民の団結を呼びかけていますし、メランション(左翼党)など左派系の政治家は、宗教のせいにするのは止めよう、と戒めています。

敵はあくまでもIS等国外のイスラム過激主義であり、国内のIS系過激派の取り締まりを強化するということです。

守るのは共和国の価値。共産党はこれに「平和」を加え、人種差別反対を強調しています。
まあ、1月の事件の再来ですね。質的な違いはありません。

共和国の価値というのは、「普遍主義」なんですよ。世俗国家で無神論者・不可知論者も多い国だから、宗教は問題ではないです。

ただ、極右の国民戦線の反応は違うでしょう。

　対する相手は核も空母もない。まさに徒手空拳で一つの戦役に匹敵するぐらいの大戦果を挙げた。

　仏人はまた、前回と同じ数百万人規模の大デモで対抗しようとするのか。もしそうなら仏人は何も学んでいないアホである。

　三度、今回のような大反撃を食らうだろう。

　今回は、質的に違った反応を示していくのかは興味深い。

三日間、喪が続きます。安全を図りながら、慎重に統一行動が取られるでしょう。
なお、そのイニシアティブは、オランド政権ではなく、左派が取るでしょう。
前回は、左派の行動にオランド政権が乗っかったのです。今後もそうでしょう。

今、治安当局は、犯人のネットワークの特定をやっているでしょう。その辺りの時間の取り方次第ですね。次の展開になるのは。
そろそろ移民とイスラム教徒自身が行動すべきですね。彼らが最大の犠牲者だから。テロの嵐の父祖の地に帰りたくないからこそ、フランスに残ることを選んだのだから。