http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/197.html
Tweet |
(回答先: 米 アフガニスタン完全撤退を見直し:5500人残留:日本政府は何を求められても知らん顔で通すこと 投稿者 あっしら 日時 2015 年 10 月 16 日 02:41:34)
米アフガン撤退見直し 「行き詰まり」示すか[NHK]
10月16日 12時41分
アメリカのオバマ大統領は、アフガニスタンの治安情勢が不安定だとして来年末までにアメリカ軍を撤退させる今の計画を見直し、再来年以降も駐留を続ける方針を発表しました。任期中にアフガニスタンでの戦闘を終結させるという公約を断念したことになり、対テロ戦略の行き詰まりを示したという受け止めが広がっています。
オバマ大統領は15日、アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の戦略の見直しを発表し、来年末までにアメリカ軍の部隊を撤退させる今の計画を見直し、当面は現在の9800人の態勢を維持したうえで、再来年以降も5500人を駐留させる方針を明らかにしました。
その理由についてオバマ大統領は、アフガニスタンでは反政府武装勢力・タリバンの攻勢や過激派組織IS=イスラミックステートの台頭などで、治安情勢が極めて不安定ななか、現地の治安維持を担うアフガニスタン軍の能力がまだ十分ではないことを指摘しました。
オバマ大統領は「アフガニスタンを再びテロリストの安全な避難場所にさせるようなことは許さない」と述べ、テロの脅威に対処するためにはアメリカ軍の駐留が引き続き必要だと強調しました。
今回の計画の見直しは、オバマ大統領にとって同時多発テロ事件以降続いてきたアフガニスタンとイラクの2つの戦争の完全終結という公約を断念したことになり、対テロ戦略の行き詰まりを示したという受け止めが広がっています。
専門家「背景に弱腰批判への懸念か」
アメリカのシンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所のトーマス・ドネリー研究員は、撤退計画の見直しの背景に、治安の改善が見られないアフガニスタン情勢に加え、オバマ政権の外交姿勢が弱腰だと受け取られかねないことへの懸念があったのではないかと分析しています。
ドネリー研究員は今回の決断の背景について、「シリアでロシアの介入を許したことで弱腰という印象がついたことが関係しているのではないか。シリアやイラク、イランの問題を受けて、オバマ大統領が弱腰になっていると見られ、国内的なプレッシャーにさらされたことがあると思う」と分析しました。そのうえで、今回の見直しがアメリカのアフガニスタンへの長期にわたる関与を示しているとは思わないとしたうえで、「アフガニスタンは今回の決定を喜ぶ一方、アメリカ軍の完全な撤退も恐れているだろう。オバマ大統領の関与がいかに限定的かも分かっており、依然、神経質になっているのではないか」と指摘しました。
また当面、現在の駐留規模を維持するとしたことに関しては、「アフガニスタン軍は国全体に部隊を配備し維持する能力をもっておらず、真剣に支援するのであれば倍の規模が必要だった。アフガニスタン軍は多くの能力をアメリカ軍の支援に頼っており、決定的な効果をもたらすには少なすぎる」と述べて、今回の見直しによっても十分な効果は期待できないのではないかという見方を示しました。
タリバン「米は支持失う」
タリバンは声明を出し、「今まで十数万人の兵士を投入しても勝てなかったのに、5000人の兵士で勝てると思っているなら考えが甘い。戦争と支配にこだわれば、アメリカは各国と自国民から支持を失い、いずれ、かつてのソビエトと同じ運命をたどることだろう」として、タリバンの戦闘員に対しアメリカへの攻撃をさらに強めるよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151016/k10010272151000.html
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。