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【ワシントン=斉場保伸】米上下両院で多数を占める野党の共和党が、オバマ大統領の「頭越し」にイスラエルのネタニヤフ首相を来月三日の議会演説に招いたことで、米イスラエル関係が険悪化している。オバマ氏は訪米するネタニヤフ氏との会談を拒否。バイデン副大統領も南米への外遊でワシントンを離れるなど、オバマ政権の幹部が誰ひとり面会しないという異例の事態に発展している。
「一国の指導者が訪米する場合、大統領と調整するものだろう。長年の外交儀礼から逸脱している」
アーネスト大統領報道官は、ネタニヤフ氏の訪米が判明した先月二十三日、記者会見で不快感を隠さなかった。招待したのは共和党のベイナー下院議長。欧米など六カ国とイランの核協議を推進するオバマ政権に批判的な「対イラン強硬派」だ。
残る任期が二年を切り、政治的なレガシー(遺産)づくりのため、キューバとの国交回復交渉の開始に続き、イランとの和解に照準を合わせるオバマ氏。イラン核協議では三月末までの枠組み合意、六月末までの包括合意を目指す。
これに対し、ネタニヤフ氏は自国の安全保障を脅かしかねないイランに接近するオバマ氏に強い不満を抱く。イスラエル総選挙が三月十七日に迫る中、議会演説はオバマ氏を揺さぶり、自国の保守層にアピールする狙いがあるとみられる。アーネスト氏は選挙に影響を与えかねないと苦言を呈している。
ネタニヤフ氏は演説で「イランの脅威」を強調する見通しで、オバマ政権の批判を展開する可能性もある。三月二日からはジュネーブでイラン核協議が再開する予定となっており、協議参加国の警戒感も高まっている。
ただ、米世論は両国の関係悪化を望んでおらず、米CNNテレビが今月十七日に行った世論調査では「政府に相談なしにネタニヤフ氏を招くべきではなかった」と、深まる亀裂を懸念する回答が63%に上った。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015022602000125.html
- イスラエル首相 イラン合意阻止で訪米へ〜オバマ大統領は不快感 仁王像 2015/2/26 20:14:22
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