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泥沼へ…/(C)AP
米が地上軍投入へ 火蓋切られるイスラム国との「10年戦争」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157189
2015年2月14日 日刊ゲンダイ
ついに「イスラム国」との戦いにアメリカが地上軍を投入することになりそうだ。オバマ大統領は「作戦期間は3年」「任務は人質の捜索や救出だ」と、本格的な戦闘には加わらないと強調しているが、一度、地上戦に足を突っ込んだら、ズルズルと泥沼に入り込みかねない。「イスラム国」との地上戦は、どんな展開になるのか。
アメリカは4月以降、まずイラク国内に居座る「イスラム国」の掃討から始める予定だ。米軍は直接戦わず、「イラク政府軍」と「クルド人部隊」に随行し、サポートすることになる。
「これまで米軍は『イラク政府軍』と『クルド人部隊』を後方からサポートしていましたが、春以降は一緒に行動し“前線司令部”として作戦を授けるようになるはずです。だから、歩兵部隊が中心になるでしょう。歩兵部隊とは別に、イスラム国の幹部を殺害する特殊部隊と、イザという時、米兵を救出する部隊も加わるはずです」(軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏)
■市街地での銃撃戦と自爆攻撃
「イスラム国」との地上戦は、血みどろの戦いになるのは間違いない。とくに市街戦は、至近距離での激しい銃撃戦になる。米軍の指示を受けた少人数の部隊が「イスラム国」の兵士をあぶりだし、ライフルで殺害していく。しかし、市街戦は「イスラム国」の方が圧倒的に強いという。
「イスラム国の強さは、兵士が最初から死を覚悟していることです。彼らは、接近戦になるほど強さを発揮する。100人の部隊で包囲しても、2〜3人の自爆攻撃によって形勢を逆転させてしまいかねない。しかも、住民を人の盾にすることや、子どもに爆弾を巻きつけて爆発させることもいとわない。逆に、米軍が随行する『イラク政府軍』と『クルド人部隊』は、住民を傷つけられないだけに、苦戦するでしょう」(黒井文太郎氏)
オバマ大統領は「作戦期間は3年」としているが、とてもじゃないが、3年では終わらないだろう。なにしろ、兵士3万人の「イスラム国」は、フセイン軍の残党が中枢を占め、実戦経験者が多い。使用している銃は、砂漠地帯でも壊れにくく、実戦向きのAKシリーズの47Sが主流だ。ロシア製戦車T62、T72のほか、戦闘機のミグ21、ミグ23、ミグ25まで保有している。しかも、死を覚悟した兵士が外国から次々に補充されている。
はたして「イラク政府軍」と「クルド人部隊」だけで屈強な「イスラム国」を殲滅できるのか。弱小の「イラク政府軍」は、恐怖にかられて各地で撤退がつづいている始末だ。いずれ、米軍が本格的に地上戦に参戦せざるを得なくなるのではないか。アフガン戦争から14年経っても撤退できない米軍。「イスラム国」との10年戦争が始まる。
- オバマ大統領が語った趣旨はイラク以外の地域へも部隊派遣:イラクには対ISISで3千名規模増派済み あっしら 2015/2/15 02:37:50
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- 数十万規模の米軍駐留を認めているサウジアラビアの支配者は、政治的にイスラムを利用してきた不信心者集団 あっしら 2015/2/15 17:26:20
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