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2015年12月26日 「ジャーナリスト同盟」通信
<小選挙区制・創価学会・新聞テレビ>
これほどの極右政権は、戦後初めてのことである。危険極まりない、開きなおった極右の、憲法破壊・改憲軍拡政権が、なぜ3年(12月26日)も継続したのか。原因は、しかと存在している。小選挙区制である。そこでの選挙では、集票マシーンとしてずば抜けている創価学会を、政権の配下に組み入れてしまったことだ。さらに、権力を監視する役目のはずの新聞テレビをも、服従させてしまった。悲しいかな、主権者である国民は、真実から、目をふさがれてしまった状態で、戦争法を押しつけられてしまった。以上が、3年も継続した根源だと言える。
<党内言論封じの選挙制度>
野党が、政権を崩壊させるには、このいずれかを突き崩すしか方法は、なかなか見つからない。おわかりか?
小選挙区制によって、自民党内に言論の自由が無くなってしまったことを、第三者はなかなかわからない。無知な政府与党の記者は「政高党低」という、インチキな報道でごまかしている。
いまの自民党は、極右発言は許されるが、リベラルなまともな発言をすると、人事でしっぺ返しに遭遇する。時には議員を辞めなければならない。小選挙区制の怖い点である。岸信介がこれの実現を迫っていたことを知る政界関係者がいなくなって寂しい限りだが、派閥もまた威力を喪失してしまった。
総裁・幹事長が一体であれば、容易に独裁政治を強行できる。この3年がまさにそうである。
<現自民党は民主政党ではない>
自民党は、いまや民主政党とは言えなくなっている。安倍独裁そのものである。言論の自由がない。派閥は名存実亡である。
いま政府与党に対して発言できる政治家は、一人しかいない。村上誠一郎のみである。自民党総裁選も、総裁・幹事長の手に握られている。公明党や共産党と同じような体質になってしまっている。
彼らは、したがって独裁国を批判する資格などない。安倍の対抗馬は、直ちに週刊誌の餌食にされるだけである。問題は、強権・独裁がなぜ許されるのか。理由は二つ考えられる。
<創価学会の集票力>
公明党は創価学会の政治部門である。本体は宗教団体である。宗教団体の守護神が公明党本来の目的だった。しかし、権力に食らいついた公明党が、今では池田・創価学会という宗教団体を呑み込んでしまったのだ。
公明党の創立者である池田大作氏の政治理想が、完璧に消滅させられた3年だった、ということにもなる。これがどこまで続くのか。来夏の参院選、もしくは衆参同時選挙へと継続するのか。ここがポイントである。
すでに過去2回の総選挙で、自公は圧勝している。創価学会の成果である。創価学会が、公然と公明党支援だけでなく、自民党支援へと拡大したからである。信仰と集票活動が一体という、奇怪な教団は史上、前例がないだろう。
参考までにいうと、仏法を研究している中国の学者は「仏法は平和、絶対的な平和思想を根幹にしている。したがって、戦争法を強行した今の公明・創価学会は、池田さんが訴えてきた仏法の団体ではない」と断じている。
政党・政治家にとって、選挙が最大の課題である。当選しなければ、ただの政治人間にすぎない。自民党にとって、創価学会ほどありがたい功徳はない。しかし、他方で、改憲軍拡・戦争する日本へと、日本国は70年前へと突き進んでいることになる。
<権力監視から権力宣伝へ>
なぜ3年か。それは、新聞テレビが、真実を報道、政府への監視機能を喪失してしまったためである。主権者は目隠しされた状態に置かれてしまったのだ。
新聞テレビの編集幹部から社長までが、首相の食事会にのこのこと出かけて、喜んで御馳走されている。過去にはなかったことである。筆者の現役時代にはなかった。新聞テレビの堕落は極まっている。
しかも、酒席での首相発言を記事にしない。これはジャーナリズム崩壊を裏付けている。
<財閥監視下のメディア>
いまの新聞テレビは、政府監視をいい加減にしてしまっている。それどころか、政府や政府の代理人のような電通・博報堂によって、逆に監視されている。これは恐ろしい事態である。
金である。財閥が、新聞テレビをコントロールしてしまったからである。財閥が諸悪の根源なのだ。
こうしてみると、安倍の健康状態いかんでは、まだ続投することになる。安倍支援基盤である、3本か4本の矢を折って退治するしかない。野党の健闘しだいで、この壁は破ることが出来る。
2015年12月26日記(武漢大学客員教授・政治評論家)
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