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Re: あっしらさんへのイエローカード
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/282.html
投稿者 影の闇 日時 2015 年 10 月 21 日 16:39:35: HiXvZf/FmwPNU
 

(回答先: 4か国世論調査 日本の常任理事国入りで「溝」:尖閣諸島問題で日中の軍事衝突があったときの米軍派遣に米国の64%が反対 投稿者 あっしら 日時 2015 年 10 月 21 日 01:42:09)

かの石原莞爾が日本人の政治オンチぶりを嘆いておりましたが、特に国際関係に於いて顕著に、それは酷くなるようで。

そして、この政治オンチと戦後日本の自己欺瞞(隷従を独立)が重なっているのが「領土問題」なんですな。

冷静に観れば、「領土問題」とは、日本がアメリカ離れしないように仕掛けた機雷であって、その意味で、政治的には、アメリカの「極東戦略」(米中関係)の関数に過ぎない、というのが解ろうというもの。

ーだからこそ、米中関係が「準同盟」と言われる程良好な時には「棚上げ」されて来たのだし、一転して、米中関係がギクシャクし、軋轢が生じて来た時には、アメリカ側の有効なカードとして、登場させられるのであって、ね。
それは「竹島問題」でも然りであって、”韓流ブーム”で日韓関係が良好に進展し、更に「南北関係」の融和に大きく傾いたー極東情勢が平和に向けた動き出したかに想われたー盧武鉉政権時に、突如として、日本側から(竹島の日制定)火を吹くことになる。 それが最も端的に現れたのが、「北方領土」を巡るー「解決」寸前まで行って、断念させられたーイワユル”ダレスの恫喝”だったわけで、ね。 

こんな事ぐらい先刻承知の議論と思うのですが、あっしらさんの議論の立て方をみると、どうもそうには感じられない。

例えば「尖閣」についても、国際関係及び国際情勢を正確に認識しているとはとても思えない。
この問題は、「台湾」というリトマス試験紙を入れて考えることが出来るか否かに係っているのですよ。

こと「領土問題」を巡っては、中国と台湾は同じ立場だし、対中国へのスタンスが異なる「独立派」にしたところで、それは同じ。
つまりは、殆どそれは、「日米安保」と「台湾関係法」のどちらをアメリカは選ぶか?−と言っているのに等しい。
もしも人民解放軍ではなく台湾軍が釣魚島を取りに来たらどうするのか?ーこれは決して絵空事ではなく、李登輝政権時代に実行寸前まで行ったこと(漢疆計画)で、そういう意味では中国よりも遥かにリアリティがあるのです。


−結局、アメリカにとっては「中立を保つ」以外に選択肢は無いのですな。 


それに、中国にとっても「尖閣諸島争奪戦」をやる可能性はゼロです。
何故なら、中国にとっての「釣魚」とは、1から9まで「中台統一問題」であり、残り1は、そういう意味で「対米問題」に過ぎないー断じて日中問題ではないーのです。
 此処の所を解っていない人が本当に多いのは、呆れるばかりです。 
その辺の処を下記スレに書き込んでありますので、異論があればどうぞ。


”尖閣問題”で中国が「武力行使」しない決定的な理由
http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/634.html


もう一つ、こちらを唖然、あんぐりとさせるのは、(隠れ)リベラルとする、あっしらさんのアベ評価です。

どうしてそのような「評価」になるのか?思い込み以外に探すとしたら、岸評価に行き着きます。 尊敬するお祖父さんの路線を踏襲しているのなら「対米自立派」であろうとの臆断でしょう。

>岸信介元首相は、期限や廃棄の規定もないというとんでもない条約(旧日米安全保障条約)に署名した吉田茂元首相に較べると、数段優れた政治家と言える。
>岸信介元首相は安保改定によって米国のために戦争をする国家にしたという批判は“濡れ衣”でしかない。

それが如何に誤りであるか、下記スレに書いてありますので、反論あればどうぞ(この際ですから、反論出来るなら、と挑発的な言い回しで言っておきます)。 

安倍内閣=第四次岸政権の正体  −亡国の三代目
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/304.html


もしあのまま岸政権が続いていたら「ベトナム戦争」に自衛隊は連れて行かれただろうという意見があります。 恐らくは、かって「安保」の後には、池田じゃなくとも、岸による「経済」が正面に登場したことでしょう(目先を変える為にもね)が、ベトナム派兵はより現実味を増したことでしょう。 

「安保」が終わったら「経済」へと、60年代の軌跡を踏襲している積りのアベですが、領域、スケールでいえば遥かに広大なユーラシア派兵へと舵を切ったことで、岸路線を批判し切ることをしなかったツケは、比較にならない、甚大なものに跳ね返って来ることでしょう。

追記)

>期限や廃棄の規定もないというとんでもない条約(旧日米安全保障条約)に署名した吉田茂元首相

貴方は”城下の盟”というのを知らないのですかな? 

日本はその少し前、中国に”城下の盟”をやろうとして、首都南京に攻め込んだのです。
同じ事をアメリカからやられたのですよ。 ーそれを吉田個人の責にするなんて、典型的な論点のすり替えと言っておきます。
 

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