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月例報告、説明に苦心 現状は下方修正 基調は緩やか回復
政府は10月から月例経済報告の説明の仕方を変えた。これまで一体だった前月からの変化を示す現状判断と、中長期の傾向を示す基調を2つに分けて判断した。現状判断を下方修正する一方、基調は「緩やかな回復基調が続いている」との表現を維持した。
報告の基調判断は判断文と個別項目、先行きの見方で構成している。8月までは、基調判断の前月からの変化を「上方修正」「下方修正」「据え置き」の3つの方向性で示してきた。
しかし9月は判断文を「一部に鈍い動きもみられる」と、8月の「改善のテンポにばらつきもみられる」から弱めたにもかかわらず、前月からの変化は示さなかった。
9月の報告は判断がわかりにくいとの批判を浴び、10月は新しい説明方法に変えた。基調判断の判断文の部分を「総括判断」と呼び、現状と基調を分けたのだ。現状は「先月との比較では下方修正」とする一方、「基調の認識は変更はない」と景気は上向きと強調した。
足元では景気の弱さを示す指標が増えている。中国減速を背景に資源価格が低下し、日銀が14日発表した9月の国内企業物価指数は前年同月に比べ3.9%下落と09年11月以来5年10カ月ぶりのマイナス幅となった。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査室長は「景気は足踏みといった表現が適切なのにむりやり緩やかな回復基調という表現を残している」と話す。内閣府が回復基調の表現を変えないのは、経済最優先として「新3本の矢」を打ち出したばかりの安倍改造内閣への配慮もあるとみられる。
[日経新聞10月15日朝刊P.4]
- 消費者心理、9月2カ月ぶり悪化:工作機械受注、27カ月ぶり国内も減少:日本株、業績優位揺らぐ 世界景気不安、中・小型に避 あっしら 2015/10/18 02:12:42
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