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(昨夜の報ステ)
〔安保法案採決強行 本会議の見通しは〕
立野純二「与党の国会議員は、衆参合わせて460人近くいる。そこから安保法案に対する異論というのはほとんで聞こえてこなかった。賛成一色と言っていい。
一方、国民の側は5割以上の方々が安保法案に反対、7割近くがこの国会で成立させなくてもいいと考えている。この落差をどう考えたらいいのか、国会というものが誰を代表しているのか、そんな疑問が湧いて当然だ。政治家が個々の世界観なり倫理観に基づいて思考し行動する存在ではなくて、党の号令で右にも左にも動き得る、そういう集団でしかない。私はそれが今の政治の劣化の最大の原因ではないかと思う。
政権を率いる安倍さんだが、国会審議の最終番を迎える今週こう発言した。「『国民の支持が広がっていないのは事実である。法案が成立した暁には理解が広がっていく』と。これはつまり国民は分からなくていいんだと、何が正しいかは政府が決めるんだ、と言っているに等しいと思う。その意味で安部政権が否定してしまったのは、平和主義ということに止まらず主権在民という大きな原則もないがしろにしたのではないかと考える。
今、国会の外、全国で多くの人々が街頭に出ている。その最大のアピールは、主権者は一体だれなのだ、ということだ。上から決める政治なのかそれとも国民本位の政治なのか、国会の外でぶつかりあっているのは、その二つの価値観の違いだと思う」
「政治家というのは6割の人が自分に票を投じても、自分に票を投じなかった4割の人をどう納得させていくか、そこに心を砕いてこそ政治家だと思う。その節度と抑制が安部政権に見られないのは残念だと思う。
私は最近まで米国の政治を見てきたが、日本の政治が米国の政治に似てきたなと感じる。つまり勝った者、勝者総取りの政治になっているような気がしてならない。選挙で負けたらもうその声は次の選挙まで届かない、といった政治で良いのか。
日本には長らく、西部劇のような勝敗政治ではなくて長屋の寄合的な、勝った者も負けた者もお互いに理解し合う、歩み合うという調整型の政治が長らく文化としてあったと思う。今それが崩れようとしているのではないか、そんな心配をしている」
- Re: 憲法の形骸化や空洞化はすでに深く進行していてその延長線上に今回の戦争法案の強襲があるのではないか 仁王像 2015/9/18 20:22:42
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