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(回答先: 低所得者、増税後に消費抑制 現役世代、回復遅れ鮮明:17年4月再増税、社会保障負担増と老後不安が見えているのだから当然 投稿者 あっしら 日時 2015 年 8 月 23 日 02:04:36)
消費を読む勘所
(2) 増税前の水準いまだ届かず
総務省「家計調査」の実質消費支出は、消費税率が引き上げられた2014年4月から前年同月比で減少が続いた。15年5月には14カ月ぶりに4.8%増と前年同月を上回ったが、6月は同2.0%減と再び減少した。
一方、経済産業省の「商業動態統計」の小売業販売額は、15年4月から3カ月連続で前年同月より増えた。
足もとの消費関連指標は、前年同月比でみると高い伸びを示しているものもある。ただ、増加といっても消費増税前の駆け込み需要の反動で大きく消費が落ち込んだ昨年の今ごろと比較しての話だ。必ずしも個人消費の回復を表してはいない。
日本の経済指標は原数値を前年と比べることが多い。個人消費の実勢を見極めるには、季節ごとの特徴的な増減をならした季節調整値で、水準と変化の方向も併せてみることが重要だ。
家計調査の消費水準指数(実質・季節調整値)は、14年4月に急速に落ち込んだ後、夏場にかけて持ち直しの動きが見られた。しかし、その後は一進一退を続け、直近は駆け込み需要が本格化する前の水準を大きく下回っている。
一方、商業動態統計の小売販売額指数は増税前の水準をほぼ取り戻した。とはいえ同統計の販売額は、消費税率引き上げも含む物価上昇によって押し上げられていることに注意が必要だ。物価上昇分を考慮した実質の販売額指数を試算すると、依然、駆け込み前の水準を下回っている。
消費税率引き上げから1年以上が経過したが、個人消費の持ち直しは依然として緩慢にとどまっていると判断される。
(ニッセイ基礎研究所)
[日経新聞8月5日朝刊P.28]
- 消費を読む勘所(4) 消費飽和でなく所得低迷 あっしら 2015/8/23 02:52:28
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