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2015年 06月 28日
『自民若手&百田の問題発言の波紋が広がる〜ヒドい発言内容が次々と明るみに』のつづきを・・・。
自民党の若手議員&百田尚樹氏の暴言問題の波紋が広がり、批判が強まっている中、同党幹部がその火消しに躍起になっている。(・・)
自民党は27日に早速、勉強会グループの代表だった木原稔氏(党青年局長)を更迭し、1年間の役職停止に、また問題発言を行なった議員に厳重注意の処分を行なったとのこと。
同党としては、これでケジメをつけたことにして、早期に幕引きをはかりたいようなのであるが。mewは、それは甘いと思う。(**)
そもそも問題発言のあった勉強会グループ「文化芸術懇話会」は、安倍側近である加藤官房副長官と萩生田総裁特別補佐が主導&バックアップする形で、安倍シンパの超保守思想を持つ若手議員を集めて、安倍首相を支援するために作ったものであることは目に見えているし。
しかも、その当面の目的の一つは、安倍首相の9月の総裁選再選や政策実現がスムーズに行くように支援し、邪魔者を排除することにあるのだ。 (゚Д゚)
『関係者は首相の支援組織であることを認め、「首相が仕事をしやすいように、邪魔者が出てきたら排除するのが役割だ」と強調。参加予定者の1人は「リベラル系中心の分厚い保守政治の会を意識し、首相に近い考えの保守思想を束ねる目的もある」と打ち明ける。(産経新聞15年5月23日)』
* * * * *
mewはよく安倍首相&超保守仲間たちは、現憲法を否定しており、自分たちの戦前志向の思想が正しいと思い込んでいると。また、自分たちの考えに沿わないものは、排除しようとする傾向にあると書くのだけど・・・。
今回の勉強会で出た若手議員や百田氏の発言は、まさに彼らの思想や考え方をそのままあらわしているものなのだと言えるだろう。(ーー)
彼らは現憲法の人権条項などお構いなしで、マスコミであろうと何であろうと、邪魔者は排除しちゃうのである。(@@)
<特に大西氏の「日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもない」という発言にギョッとしたです。(過つ→あやまつ)自分たちの思想に沿わないものは、全て正しくない、過ったor誤ったものに見えちゃうのよね。(>_<)>
幸いに民主党の岡田代表をはじめ、野党はこの問題をさらに追及する構えでいるようなのだが。<メディアも頑張って報じてね。(・・)>
mewは、この問題を通じて、今度こそ日本の国民の多くに、安倍首相&超保守仲間たちのアブナイ思想や考え方を知って欲しいと思うし。また、今回の勉強会や問題発言を導いた安倍側近や首相の責任もしっかり追及して欲しいと思っている。(**)
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まず、今回、問題になった「文化芸術懇話会」なる勉強会のグループに関して書くなら・・・。
wikipediaにはこのように記されている。
『同会の準備会合は2015年(平成27年)5月27日、呼びかけ人の木原稔衆議院議員(自由民主党青年局長)、加藤勝信衆議院議員(内閣官房副長官)、萩生田光一衆議院議員(自由民主党総裁特別補佐)を含む20名ほどが出席して開かれた。
同会への参加予定者の一人は「有名人に『首相のやっていることは正しい』と発信してもらえば、一気に広まる」と期待を示し、「憲法改正の国民投票まで見据え『自民党政権応援団』を増やす狙い」と報じられた。』
<首相のやっていることは「正しい」という、この発想がアブナイんだよね〜。(-"-)>
このグループは、一応、衆参当選1〜3期の若手議員を集めたもので。(メンバーは*1に)会長に就任した木原氏も衆院3期なのであるが。<しかもメンバーの大半は、日本会議か神道系の超保守団体、安倍氏率いる「創生日本」、安倍っ娘の稲田朋美氏率いる「伝統と創造の会』などの超保守議連にはいっている。>
そこに衆院5期で官房副長官として官邸内で首相を支えている加藤氏と、衆院4期で総裁特別補佐なる身分を得て、党側から首相をサポートすると共に、時に安倍氏の代理人的な役割を果たしている萩生田氏が参加しているということは、この2人が勉強会作りを主導して、後見役も務めているのは明らかだろう。(・・)
<それに、mewは百田氏を講師として招く際も、安倍側近の誰かが同氏に依頼した可能性が大きいと思うし。百田氏の講演や選挙応援などでの発言から見て、この勉強会でかなりウヨ的な極端な話をするであろうことも十分に予見できたのではないかと思うんだよね。(-"-)>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
この勉強会グループの設立準備は5月から始まっていたのだが。当時の新聞には、こんな記事が出ていた。
『首相に近い「保守勉強会」設立へ リベラル系勉強会に対抗
自民党の木原稔青年局長ら安倍晋三首相に近い若手議員が、月内にも保守政治のあり方を問う勉強会を設立することが22日、分かった。党内ではリベラル色の強い若手議員が勉強会「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」を立ち上げたばかり。分厚い保守政治の会は首相に批判的な古賀誠元幹事長の影響力が大きいとされており、新勉強会の設立には9月の総裁選を前に対抗する狙いがありそうだ。
新勉強会は日本の外交政策や歴史認識を学び、保守政治のあり方を検討するという。当選1〜3回の国会議員が対象で、党青年局メンバーを中心に若手議員20〜30人の参加を見込む。
関係者は首相の支援組織であることを認め、「首相が仕事をしやすいように、邪魔者が出てきたら排除するのが役割だ」と強調。参加予定者の1人は「リベラル系中心の分厚い保守政治の会を意識し、首相に近い考えの保守思想を束ねる目的もある」と打ち明ける。(産経新聞15年5月23日)』
『安倍晋三首相に近い中堅・若手自民党議員が6月に勉強会を立ち上げ、保守系文化人による「政権応援」を展開する。作家の大江健三郎氏が呼びかけ人に名を連ねる「九条の会」などリベラル派に対抗し、政権寄りの文化人や芸術家を講師に招いて、発信力を強化するのが狙いだ。
勉強会「文化芸術懇話会」(仮称)の呼びかけ人は、自民党青年局長の木原稔衆院議員。東京都内で27日夜に開いた準備会合には、首相に近い加藤勝信官房副長官や萩生田光一・自民党総裁特別補佐を含む20人ほどが参加した。
6月以降、党本部で定期的に会合を開く予定で、参加予定者の一人は「有名人に『首相のやっていることは正しい』と発信してもらえば、一気に広まる」と期待している。憲法改正の国民投票まで見据え「自民党政権応援団」を増やす狙いだという。(朝日新聞15年5月29日)』
* * * * *
そしてこのような趣旨、目的で超保守系の議員が集まった勉強会であるため、みんなチョット感覚が現世とは離れていることもあってか、『講師の百田氏も、報道カメラがはいっている時から「反日とか売国とか、日本をおとしめる目的で書いているとしか思えない記事が多い」とマスコミ批判を展開。議員は「そうだ!」と盛り上がった』りするし。(朝日新聞15年6月26日)
百田氏からは沖縄県民を侮辱し、その人権や名誉を毀損する発言や沖縄の新聞を潰せという発言が出たり、参加した議員たちも含め平気で現憲法の「報道の自由」を無視した暴言を連発するわけで・・・。
国民の皆様には、是非是非、安倍首相の超保守仲間が、どのような考えの持ち主か知っていただきたいと強く思っているmewなのである。(**)
* * * * *
しかも、百田氏も、議員たちの中にも、野党の批判を受けても自分たちの非をすぐに認めず。処分にも抵抗を示した人たちがいたとのこと。あとから謝罪した人はいるものの、彼らは本心では、今でも自分たちは正しいことを言っている、批判する方がおかしいと思っているのである。(~_~;)
『作家の百田尚樹氏は27日、福岡市であった福岡大学の同窓会の会合で講演した。自民党の懇話会での発言について「報道陣が出た後の公開されていない内輪の席での会話を報道された。テレビやラジオの発言なら言い訳は通用しないが、飲み屋でしゃべっているようなもの。飲み屋では何でも言う。『あいつ殺したろうか』って、これ殺人未遂(になるのか)」などと弁明。「(沖縄の地元2紙を)つぶさないといけない」との発言をしたことについては「沖縄の新聞は大嫌い。これは本音」と笑いを誘った。
講演後に報道陣の取材に応じ、「沖縄の話は冗談で軽口」と主張し、「ニュアンスを考慮せず大騒ぎするのは卑劣」と報道を批判。安保法制の審議への影響について「野党が僕の発言をうまく利用している。汚い」と述べた。また、講演前に自身のツイッターで「本当につぶれてほしいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞」などとツイートしており、理由について百田氏は「嫌いだから」と話した。(毎日新聞15年6月27日)』
『百田氏は前日25日夜には「ギャグで言った言葉を切り取られた。しかも部屋の外から盗み聞き!卑劣!それにしても、報道陣は冒頭の2分だけで退室したのに、ドアのガラスに耳をつけて聞き耳してるのは笑った。しかし、正規の取材じゃなくて盗み聞きを記事にするのは、ルール違反だし、卑劣だろう!」とツイートした。(スポニチ15年6月26日)』
<自民党内の一室で行なわれている勉強会を飲み屋の会合と同様に扱うのはいかがなものかと思うし。それに自民党内の会合で(たとえ飲み屋でも?)講師や国会議員が「XX党の代表(orXX国の首脳)は気に入らない。殺したろうか」と言ったら、大きな問題になることは間違いないだろう。(@@)>
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どうやら議員たちの処分についても、スンナリとは行かなかったようなのだ。(@@)
安倍首相は、26日の衆院安保特別委で、自由民主党内には言論の自由があることを強調。『報道の自由を尊重する立場を強調した上で、発言者の処分については「党の私的な勉強会だ。発言をもって処罰することがいいのか」と否定的な見解を示し』ていたのだが・・・。
自民党執行部は、(当然ながら)今回の暴言をかなり問題視した様子。(・・)
『政府・与党にとって、安保法案の審議に大きな影響が出ることは避けたいところ。佐藤勉国対委員長は勉強会の代表を務める木原稔・党青年局長らを国会内に呼び、「首相の応援団が後ろから鉄砲を撃ってどうするのか。結果はそうなっている」などと注意した』とのこと。(以上、産経新聞15年6月27日) <佐藤国対委員長が、木原氏を恫喝したとの報道も。^^;>
その後も党内からこの件を問題視する声が強かったことから、自民党TOPの谷垣幹事長は、早期の幕引きをはからんとして、勉強会の会長を務めていた木原稔氏(党青年局長)を1年間の役員停止処分に。また問題発言を行なったと報じられた3人に厳重注意を行なうことに決めたのである。(~_~;)
しかし、党内には木原氏や萩生田氏を含め、この処分に反発を示した人たちがいたとのこと。
先述したように、安倍首相の超保守仲間は、今回の発言にはさしたる問題はないと思っていることから、その責任を問われることに納得行かないのではないかと察する。(-"-)
『自民党の谷垣禎一幹事長は27日、党本部で記者会見し、安全保障関連法案に批判的な報道機関に圧力をかけるかのような議論があった党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」の代表を務める木原稔青年局長を同日付で1年間の役職停止処分にすると発表した。今国会で成立を期す安保法案の審議への影響を懸念し、早期に事態を収拾するには党として責任の所在を明確にする必要があると判断した。
自民党は谷垣氏、高村正彦副総裁ら幹部が対応を協議。木原氏のほか、報道機関を批判する発言などをしたとして大西英男、長尾敬、井上貴博の3衆院議員を厳重注意処分にした。(中略)
安保法案の審議は、衆院憲法審査会で憲法学者3人が法案を「憲法違反」と表明した影響などで難航している。野党だけでなく、政府・与党内からも批判が高まっており、谷垣氏は記者会見で「(勉強会での発言などは)わが党に対する国民の信頼を大きく損なうものであり、看過できないと判断した」と早期処分に踏み切った理由を説明した。(産経新聞15年6月28日)』
『自民党は保守系議員の勉強会「文化芸術懇話会」での発言を巡る問題で、木原稔党青年局長の処分に踏み切った。
早期の幕引きを演出し、安全保障関連法案の国会審議への影響を最小限にとどめるのが狙いだが、野党は安倍首相の責任を追及する構えだ。自民党は所属議員にテレビ出演の自粛を促すなど、国会内外での言動が審議に悪影響を及ぼさないよう神経をとがらせている。
「与党政治家は自分の思ったこと、言いたいことを言い募ればいいという責任の浅いものではない」
自民党の谷垣幹事長は27日夕、党本部で開いた記者会見で、厳しい表情で述べた。今回の対応を主導したのは谷垣氏だった。保守系若手・中堅議員らで作る文化芸術懇話会は25日に初会合を開いた。報道機関への圧力を求めたり、沖縄の地元紙を批判したりする発言を伝え聞いた谷垣氏は、「今、何を議論していると思っているのか」と怒りをあらわにした。
執行部は、木原氏が26日になっても勉強会を継続する意向を示したことも問題視。水面下で木原氏に自ら辞任するよう打診したが、木原氏は難色を示したという。勉強会に参加した萩生田光一総裁特別補佐らは処分に慎重だったが、「自分でけじめをつけない以上、処分は仕方ない」(幹部)として更迭することを決めた。
問題の発言をした3人についても、名前を発表した上で厳重注意とし、党として厳しい対応をアピールした。ただ、勉強会の開催については幹事長室にも事前に報告していた。党内では「更迭はやりすぎ」「非公開の勉強会の発言で責任をとらせるのか」など不満の声が上がっており、今後にしこりも残した。(読売新聞15年6月28日)』
* * * * *
時間とスペースが尽きて来たので、この先はまた明日以降の記事に書きたいのであるが・・・。
民主党の岡田代表らは、木原氏の処分だけでは納得せず、加藤官房長官や萩生田総裁特別補佐、ひいては安倍首相の責任も追及して行くことに意欲を示しているとのこと。
どうかメディア(特にTV)も協力して、この問題を安易に終わらせず、今度こそ安倍政権&自民党をしっかり追い詰めて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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