http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/715.html
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(回答先: 最高裁が集団的自衛権判断を避けた砂川判決を、戦争法案の根拠とする究極の自己矛盾(かっちの言い分) 投稿者 笑坊 日時 2015 年 6 月 14 日 22:04:25)
砂川事件は、米軍立川基地の拡張に反対する人たちの一部が基地内に少し入り込んだものであり、「砂川判決は、日米同盟の中での自衛隊の存在が問われたものだ」という説明は誤り。
また、「個別的自衛権についての合憲を述べたもので、集団的自衛権については判決を避けたのである」というのも事実誤認。
砂川事件最高裁判決は、日本国憲法と自衛権のかかわりについて“考え方”(感想)は述べているが、憲法裁判所型ではないので訴因と整合性がとれず傍論の域を超えないものと言える。
駐留米軍が問題であり、自衛隊の存在や活動が問題になったわけではないので、「個別的自衛権についての合憲」も述べられているわけではない。
最高裁判例や日本型違憲審査権を前提にすれば、裁判で問題になっていない事柄について違憲・合憲を判断するのは手続き的な誤りである。
結論的に言えば、最高裁は、「統治論」(重要な国策は政府や国会の判断に委ねられるべきもので司法の判断にはなじまない)を盾に、日米安保条約(米軍駐留の根拠)が憲法に適合しているかどうかの審査を放棄し、一審判決を破棄し差し戻しただけである。
※ 参照投稿
「砂川事件最高裁判決:違憲審査権を行使していない判決を「自衛権の行使」の合憲性に援用する安倍内閣の錯誤」
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/599.html
高村氏「憲法の範囲内で取りまとめたもの」:自衛隊創設時はほとんどすべての憲法学者が『憲法違反』というまっとうな見解
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/658.html
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