http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/339.html
Tweet |
安倍首相の覚悟のなさを批判した佐伯啓思
http://new-party-9.net/archives/1720
2015年6月7日 天木直人のブログ 新党憲法9条
6月5日の朝日新聞「異論のススメ」という論評欄に、京都大学名誉教授である佐伯啓思氏の、「日本にあるか米国の覚悟」という見出しの、要旨次のような論評を見つけた。
安倍首相は日米同盟の基礎は日米両国の価値観の共有にあると述べている。本当にそうか。アメリカの価値観は、ただ自由や民主主義や法の支配を説くだけではなく、それらの価値の普遍性と世界性を主張し、そのためには先制攻撃も辞さない強力な軍事力の行使が正義にかなうとする。そのような価値観を共有することは大変な覚悟のいることだ。そん な覚悟が日本にあるのだろうか。いや、その前に、そもそも日本はこのような価値観を共有している国なのか。
これこそが、私が繰り返して指摘してきた安倍首相の矛盾であり、覚悟のなさだ。
佐伯氏はその論評を次のように締めくくっている。
安倍首相が提起した問題はたいへん大きい。日米同盟の意味をわれわれは改めて問い直さなければならない。われわれはこれまで、日本独自の「世界観」も「戦略」も持ち得なかった。その反省から始めなければいけない。さもなければ、日本はただアメリカの戦略上の持ち駒となってしまいかねないであろう。
佐伯氏は、「集団的自衛権の行使を可能として相互協力体制を強化することは、当然といわねばならない」と明言するほどの保守・改憲論者である。
私とは異なる考えの持ち主だ。
その佐伯氏が、安倍首相には覚悟がないと言ってるのだ。
彼は明言していない。
しかし、安倍首相を支持する国民は、そんな覚悟のない安倍首相を、自らも覚悟のないまま、いや、そもそもそのような矛盾に気づかないまま、安倍首相の日米同盟強化を容認している。そんなことでは米国に従属させられるだけだ。
そう、問題提起しているのである。
安倍首相に対する左翼・リベラルからの批判は当たり前だ。
しかし、安倍首相に対する最も厳しい批判は、保守の側からこそ出てこなくてはいけないのである(了)
- 安倍首相が米国的覚悟を持つ必要はないが、覚悟がなくても無理やり米国に引き回されるのが日米安保体制 あっしら 2015/6/08 04:24:32
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK186掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。