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「「自衛隊発足以来1800人が殉職している」というのはいったいどんな命題を導きたくて:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17370.html
2015/5/16 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
昼に新聞から電話取材。
安保法制について。
これだけ官邸と民意が離反していて、法制が国民生活にいかなる恩恵ももたらさないことがわかっていながらまだ50%近い内閣支持率がある理由はどうしてなんでしょう。
だって、「システムが生み出した統治者自身が自分を選出したシステムを破壊しようとしている」という事実そのものが「このシステムは出来が悪い」ということを示しているわけですから、「そんなシステム破壊した方がいい」という言い分に反論することがむずかしい。
> 平川克美 「憲法と抵触する可能性のある法律を次々につくってしまえば、憲法の条文はほとんど空文化させることができますぜ」ということだな。最初は抵触可能性がグレーの法律、だんだん真っ黒な法律が出来あがってくる。
> Keizo Takahashi 他に答えていた人達も、「日本だけいやだは通用しないでしょう」などと言っていたが、別にいいと思う。「日本は戦争しません、加担もしません」で押し通せばいいのではないか。なんで人の生き死にがかかるかもしれないことに対して、「周りが言うから」で流そうとするのか。
> 平尾 剛 同感です。「戦争」がそのリアリティを失い、勇ましさの帰結として語られていることにゾッとします。戦争そのものを僕だって知りません。でも、想像を絶する過酷さや凄惨さが伴うことなど少し勉強すれば想像できる。
> 平尾 剛 「人を殺したり、死んだりするかもしれない」状況を想像できなくなった人がたくさんいる。そのことが僕を気鬱にさせる。身体性の喪失もここまできたかと悲観的にならざるを得ないのですが、しかし、だからこそ「身体論」の必要性を強く感じます。ともに頑張りましょう!
> 東京新聞写真部 朝刊1面写真。安全保障関連法案のを決めた臨時閣議。開催はわずか10分。
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> 石川康宏 おお、この重大法案の決定が、平均閣議時間(13分)をさらに3分下回って行われたのですね。いったい何のための集まりなんだか。
> 高峰秀子 しかし、また、何時、あんな不愉快な日々が私たちの住む日本にやって来ないとは限らない。絶対に来ない、とだれが断言できるだろう。戦後と戦前は腐れ縁。戦前の次は戦後で、戦後の次は戦前なのだ。
新聞の電話取材だん。
首相の安保法制についての声明の欺瞞性について。
非常に気になったのが「日本近海」と「後方支援」という言葉。
「日本近海」は国際法的には日本領土領海ではないのだけれど、「なんとなく日本みたいなところ」と国民が思いそうな共同主観的空間のこと(らしい)。
「日本」領土内の米軍への武力攻撃に日米が共同的に対処することは安保条約5条に書いてあります。
「日本領土外」での米軍への攻撃に対しても共同的に対処したければ、日米安保条約を改定して、「日本は世界中どこでも米軍を守る」とするのが筋でしょう。
「日本近海」が何を意味するのか。
東シナ海も黄海も南シナ海もマラッカ海峡もインド洋も、どこも「日本にとって死活的に重要な海域」であると言えば、その通りです。
でも、これらがすべて「日本近海」なら「満洲は日本の生命線」と同一の修辞です。
「後方支援」とは端的に「兵站」業務(logistics) 、「補給兵科」による軍事活動のことです。
武器弾薬輸送、衛生、糧食、兵員補給、兵員育成、情報通信管理などなど。
これらは「軍事活動」そのものです。
旧軍では「輜重輸卒」と侮られましたが、敵にとっては殺すべき兵士です。
でも、「兵站」を「後方支援」という日常語のような平易な言葉に置き換えることで、聴く人の中にはそれを「前線から離れた非戦闘地で輸送や医療をするボランティアみたいな仕事」だと勘違いする人が出てくる。
キーワードを国民が誤解することをめざしているのです。
首相声明の起草者は、聴く人が声明の一義的な意味を確定できないようにキーワードをすべて多義的解釈に開いたままにしておくという修辞法の達人のようです。
でも、そういう操作的な語法にいい気になって淫していると、いずれほんとうに理性が崩壊してしまいますよ。
> 小田嶋隆 「平和のための備え」は「戦争のための備え」と事実上同じもので、それは「交通安全のための備え」が「交通事故のための備え」と同一であることと基本的には相同だ。ただひとつ違うのは「交通安全のための備え」が「交通安全」をもたらすのに対して、「平和のための備え」が「戦争」をもたらすことだ。
> CDB 昨日の会見の「自衛隊員の方は既に発足以来1800人も殉職している」という安倍総理の言及。でもそれは事故による殉職。記者の質問は「紛争で殺された自衛隊員はいなかった」そして戦後、自衛隊員もまた1人も人を殺さなかった。今回そこが変わる。https://goo.gl/24OC4u
「自衛隊発足以来1800人が殉職している」というのはいったいどんな命題を導きたくて口にした言葉なのでしょう。
「だから、これからあと100人や200人戦場で殉職したからといって大騒ぎするような話じゃない」と言いたかったのでしょうか。
それ以外の解釈可能性がありますか?
自衛隊員の年間殉職者数はだいたい一桁台で推移しています。
母集団22万人で事故死者一桁というのはかなり安全な職場だ言ってよいと思います。
消防署員は総数16万人で殉職者が多いときは20人を超えますから。
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