http://www.asyura2.com/15/senkyo178/msg/861.html
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転載する記事に書かれている内容は、昨年4月末の日米首脳会談時の交渉で出てきた“米国の要求”に沿ったものである。
17年4月の消費税引き上げは、このような関税引き下げへの対策(消費税は名称を変えた輸入関税でもある)としても実施が追求されることになるだろう。
消費税税率が10%になれば、昨年3月までの輸入関税+消費税の輸入障壁値に比べ、5%ほど引き下げ衝撃を緩和できる。
さらに、農畜産品に軽減税率を適用することで、TPPに伴う関税引き下げで受ける畜産養豚業者の打撃をよりいっそう和らげることができる。
※ 参照記事
「TPP日米合意を探る:国内養豚事業者保護の要である「差額関税」制度がTPP加盟国に対し実質的に撤廃される可能性」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/653.html
「日米首脳会談 その1:「TPP日米市場アクセス交渉」は宮中晩餐会前に基本合意:内容公表の先延ばしでしのごうとする安倍政権」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/637.html
「米「豚肉関税50円・牛肉9%」要求 TPP、日本は慎重:豚肉関税の話に特異な価格ゾーンを持ち出す怪」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/856.html
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牛肉関税10%前後に下げ 日米TPP、10年以上かけ
豚肉は1キロ数十円、セーフガード条件
2015/1/30 2:00
貿易と投資の自由化を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る日米協議で、日本が牛肉の輸入関税を現行の38.5%から、10年以上かけて10%前後まで段階的に下げる方向で調整していることが分かった。安い豚肉の輸入関税も1キログラムあたり数十円に下げる。TPP交渉の妥結のカギを握る日米両国で歩み寄りの機運が高まっている。
牛肉と豚肉の輸入関税で、TPP交渉妥結のカギを握る日米で歩み寄りの機運が高まっている(都内のスーパー)
牛肉、豚肉とも関税を大幅に下げる代わりに、輸入量が急増した際に関税を上げるセーフガード(緊急輸入制限措置)の導入が条件。安い牛肉・豚肉が国内で大量に出回り、生産者に打撃を及ぼす事態を防ぐ。大江博首席交渉官代理が2月2日から米ワシントンで、米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行と関税率やセーフガードの発動条件などの細部を詰める。
日本側は牛肉の輸入関税を現行の38.5%から一定期間かけて20%まで下げる。その後、さらに長期間をかけて10%前後まで引き下げる内容で調整する。
一方、安い豚肉に最大482円の関税を課す現在の仕組みを見直し、1キログラムあたり数十円の従量税への切り替えを検討する。安い輸入肉ほど日本での販売価格が下がるようにして、米国産豚肉を優遇する。高い価格帯の豚肉は4.3%の関税をかけているが、長期間をかけてなくす。
日米協議で、日本はコメ、牛肉・豚肉、砂糖などを「重要5項目」にして関税を守る方針で交渉してきた。これに対し、米国は特に日本の牛肉と豚肉の市場開放を働きかけてきた。今後、畜産関係の生産者は経営の合理化を迫られる可能性が高い。消費者にとっては米国産の豚肉・牛肉の店頭価格が下がり、家計の負担が小さくなる可能性がある。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H5M_Z20C15A1MM8000/?dg=1
- TPP日米協議 輸入制限措置、残る争点に あっしら 2015/1/30 03:32:12
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