http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/655.html
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https://buzzap.jp/news/20180418-bring-back-mammoth/
2018年4月18日 17時41分
BUZZAP!(バザップ!)
長い毛に覆われ、巨大な牙を持つマンモス。原始時代の人類と同じ世界を生きた最大級の陸上哺乳類であり、図鑑や物語などに登場した姿に魅入られた人も多いはず。
中高年にとってはアニメ「始め人間ギャートルズ」での貴重な食料として描かれていたことから一度は食べてみたい食材でもあります。
そんなマンモスは既に絶滅してしまいましたが、ハーバード大学の遺伝学者George Church博士を筆頭にしたチームはなんとマンモスを復活させるべく研究を続けており、もう一歩のところまで到達しているというのです。
研究チームはもうじきマンモスの胚を作製し、そこから22週間胎児を育成し、マンモスのクローンを誕生させる予定とのこと。
詳細な方法は近日中に論文として発表されることになっていますが、概要は既に知られています。マンモスは1万年前に大陸では絶滅しましたが、ベーリング海峡の小さな島では4000年前まで生存しており、永久凍土などから発見された個体から遺伝子配列は既に全解析されています。
このマンモスの遺伝子と近縁種であるアジア象の遺伝子を比較することで、寒冷地に適応したマンモスの体表を覆う長い毛や小さな耳、分厚い脂肪層などがどの遺伝子によって発現しているのかをピンポイントで特定できるのです。
そうして特定した遺伝子をアジア象の遺伝子の中に逆に挿入することでハイブリッドの種が再生されるということになります。つまりは絶滅したオリジナルを復活させるのではなく、オリジナルのマンモスの特徴と生態学的な機能を持つ「代替種」として復活させるということ。
研究者らは「私たちの目的は絶滅したオリジナルのマンモスを完コピすることではない。アジア象が北極圏の寒冷地で成長するために必要なマンモスの適応要素に焦点を当てている」としています。
なおアジア象は現在絶滅危惧種のため、代理出産を試みるのは極めて困難となっており、研究チームは先日BUZZAP!でも取り上げたような人工子宮を用いて胎児を育てることを意図しているとのこと。
研究チームは復活させたマンモスの群れをシベリアのツンドラに放ち、マンモス・ステップと呼ばれるイネ科の植物を中心とした草原をも復活させたいと考えています。マンモス・ステップが復活すれば多くの二酸化炭素を吸収する事となり、温暖化への対策ともなり得るとのこと。
ただし、そもそも気候変動でマンモス・ステップが消えてゆくことでマンモスが絶滅に向かったのか、マンモスが絶滅に向かったことでマンモス・ステップが消滅していったのかは卵と鶏の問題で、どちらが原因で結果なのかは確定していません。
温暖化の進む現在の地球でマンモス・ステップを復活させることはマンモスを復活させるよりももしかしたら難しいのかもしれませんが、非常に夢のある話ではあります。
私たちは生きているうちにあの先史時代のロマンそのものとでも言うべきマンモスをこの目で見ることができるのでしょうか?ジュラシック・パークよりは少しばかり現実的かもしれませんが…?
Researchers Claim They Are On The Brink Of Bringing The Woolly Mammoth Back From Extinction _ IFLScience
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人工子宮が完成しなければ無理だな。
羊の退治で成功してるといっても、受精卵からから育てたわけじゃない。
秒読みなんて段階じゃないと思うけど。
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