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ハス群生地「再生は事実上不可能」 草津市の琵琶湖 消滅受け研究者が調査
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/549.html
投稿者 taked4700 日時 2017 年 6 月 07 日 15:19:33: 9XFNe/BiX575U dGFrZWQ0NzAw
 

http://www.sankei.com/west/news/170601/wst1706010069-n1.html
ハス群生地「再生は事実上不可能」 草津市の琵琶湖 消滅受け研究者が調査

 全国有数のハスの群生地だった滋賀県草津市の琵琶湖で昨年、原因不明のままハスが「消滅」した問題で、市の依頼を受けて調査した研究者が「人間の力で、短期間のうちに群生地を復活させるのは事実上不可能」との見解を示していることが分かった。

 熱気球の「観光フライト」や、モーターボートの「ハスクルージング」などで多くの観光客を集め、観光産業として期待されていたが、調査結果をまとめた報告書は自然の力を主として「長期間にわたる対応」を求めており、打撃は避けられなさそうだ。

 ハスが群生していたのは同市の烏丸半島の周辺一帯(広さ約13ヘクタール)。昨年ハスが急に姿を消し、市などが調査に乗り出していた。同市はさらに再生の可能性を探ろうと、最初の調査には加わっていなかった「滋賀自然環境研究会」代表の小林圭介・滋賀県立大名誉教授らに調査を依頼した。

粘土質が砂地に

 小林名誉教授らは、約20年前の調査結果などとも比較し、消滅理由として、湖底の泥の中のメタンガスが増えた▽湖底の土壌が、ハスの生育に適した粘土質から砂地に変化した−ことなどを新たに指摘。要因が複合的に関連していることもあって「(ハスが生育できる)諸条件をかつての状態に戻すことは不可能」などとする報告書をまとめた。

 小林名誉教授は、産経新聞の取材に「100%ないとはいえないが、短期間のうちに群生地が再生される可能性は低い。人間が力を加えるのは必要最小限に抑え、長いスパンで、できることを模索していくべきだ」としている。一方、報告を受けた草津市環境課は「関係機関と調整しながら、ハスの再生を検討していきたい」としている。
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すき間もないほどハスが生い茂っていた以前の群生地=平成16年7月、滋賀県草津市
http://www.sankei.com/west/photos/170601/wst1706010069-p1.html

草津市立水生植物公園の裏手の琵琶湖。ハスの姿はほとんど見られなかった=草津市下物町
http://www.sankei.com/west/photos/170601/wst1706010069-p2.html

上の二つの写真を比べると、突然のハスの消滅に驚きます。平成16年の写真ですが、ハス消滅は昨年からです。平成27年までは平成16年と同じであったとされています。

烏丸半島の位置:
https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%83%8F%E4%B8%B8%E5%8D%8A%E5%B3%B6/@35.0739877,135.9372217,6z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x8feac0065e275733!8m2!3d35.0739877!4d135.9372217

琵琶湖の南にかなり寄った地域です。滋賀県周辺の活断層を
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXP25&_period=7days&rn=37242
で見られますが、烏丸半島周辺では記載がありません。

湖底の粘土が砂になってしまったというのは、基本的に湖底から水が噴出しているということで、いわゆる噴砂と同じ現象が起こったと思えます。中央構造線にどちらかと言えば近い地域であり、大地震の発生の可能性があるのか、ないのか、心配です。  

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コメント
 
1. taked4700[6248] dGFrZWQ0NzAw 2017年6月07日 17:00:21 : 3GkFAgPDPs : u8vJQWSvjCQ[28]
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20161014000143
ハス消滅、ぎゅうぎゅう詰め原因? 琵琶湖、専門家が見解印刷用画面を開く
かつて全面を覆っていたハスだが、今年は一部にしか生育が確認されていない烏丸半島の群生地(草津市下物町)
かつて全面を覆っていたハスだが、今年は一部にしか生育が確認されていない烏丸半島の群生地(草津市下物町)
 ハスが消えたのは「ぎゅうぎゅう詰め」による自滅? 今夏、滋賀県草津市の烏丸半島で名物のハス群落が消滅した問題で、市と滋賀県などの関係者会議が14日に市役所であった。現地調査を踏まえ、主な原因はハスの枯れ葉などが堆積して土壌が酸素不足になった上、長年の群生により生育が過密になり成長力が弱まったためとの見解を示した。

 市と県は徳島県農林水産総合技術支援センターと協力し、7月と9月に現地調査を実施。会議には、ハス群落がまたがる守山市の担当者を含む15人が出席し、調査結果を報告した。

 土壌では枯れ葉など有機物が多く堆積し、固く締まっていることが確認された。化学分析したところ、有機物を分解する働きがある酸素が不足していた。市環境課の説明によると、「陸上で同条件であれば植物が生育しないほどの酸欠状態」という。ハスは約40年前から拡大し始めたとされ、過密になり生育が阻害されたことも要因とした。

 病害虫調査では腐敗病の症状はなく、一部で繭が見つかったイネネクイハムシの繭も大規模な枯死にはつながらないという。ミシシッピアカミミガメによる食害も疑われてきたが、地下茎に痕跡は確認できず、同課は「カメはザリガニなどを先に食べるはずで、えさがなくなることも考えにくい」とする。ハスはプランクトンの影響を受けにくく、気象や水質についても特異な結果はなかったとした。

 会議は本年度中に1、2回開く予定で、しゅんせつや耕運などの環境改善策も慎重に検討していく。市は「観光と環境のバランスをとりつつ、県と守山市と一緒に群生地エリアを考えていく」と話した。

【 2016年10月14日 22時20分 】
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http://www.yomiuri.co.jp/eco/20170602-OYT1T50105.html?from=tw
琵琶湖のハス消滅、生育環境の再生は「不可能」
2017年06月02日 12時20分
 滋賀県草津市下物町の烏丸半島周辺の琵琶湖で、昨夏からハス群落が見られなくなった問題で、市は5月31日、群落再生の可能性に関する調査結果を明らかにした。


 報告書によると、ハスが好む湖底の泥の層が減って砂地が増加し、底泥のメタンガス濃度が高まったことなどが原因と指摘。一方で、従前の生育環境を再生することは不可能としている。

 調査は、市の委託を受けた県立大の小林圭介名誉教授が代表を務める「滋賀自然環境研究会」が担当。今年3、4月の計5日間現地を調査し、データなどを分析してきた。

 報告書の提出を受けた市がこの日、記者会見して結果を説明した。底泥のメタンガス濃度が1998年の調査データの5〜8倍に増加し、底泥が腐敗、地下茎の成長を阻害したと分析。また、ハスが好む軟らかい泥の層は波などによって流されるなどしたとみている。その上で、再生に向けた対策は「自然生態系に新たなかく乱を生じないよう、大がかりな現状改変は避けるべきだ」としている。

 市環境課は「調査結果を検討し、県や守山市などと対応を調整したい」としている。

2017年06月02日 12時20分
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00000001-kyt-sctch
琵琶湖ハス消滅「復元不可能」 専門家報告書、粘土層が消失
6/1(木) 9:02配信 京都新聞
琵琶湖ハス消滅「復元不可能」 専門家報告書、粘土層が消失
かつて湖面を覆うように咲き誇ったハス(2014年7月26日、草津市下物町)
 滋賀県草津市は31日、昨夏に烏丸半島で消滅したハスに関する調査結果を発表した。姿を消した主な原因として、土質の変化による粘土層の消失やメタンガス濃度の上昇などが挙げられた。
 調査は、ハスの再生を目指す市が大学教員らでつくる「滋賀自然環境研究会」(代表・小林圭介滋賀県立大名誉教授)に580万円で委託した。調査日は3〜4月の5日間。ハスの群生地周辺の11地点で水質や底質、植生などを調べた。
 報告書では、19年前の県の調査結果と比較し、ハスの生育に適した粘土層が波などの浸食の影響を受けて15〜39センチ消失していた。また、地中のメタンガス濃度は5〜8倍まで上昇しており、地下茎の成長を阻害した可能性を示した。消滅には複合的な要因があり「かつての状態に戻すことは不可能である」とした上で、生育環境のモニタリング調査など試験的な対策の必要性を指摘した。
 市が県などと昨年実施した現地調査では、土壌の酸素不足が原因と結論づけていた。今回の調査でより詳細なデータを得た市は「ハス再生に向け、関係機関と対策を検討していきたい」としている。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170601/CK2017060102000015.html
ガス増、泥質も変化 草津の群生ハス消滅調査
ハスの群生地だった場所は現在、水草が生い茂り、例年この時期ごろから見られるハスの葉は確認できなかった=草津市下物町で
写真
 琵琶湖畔の烏丸半島(草津市)から群生ハスが姿を消した問題で、県立大の小林圭介名誉教授のグループは、ハスの群生地だった場所の湖底にたまった泥に含まれるメタンガスが、この二十年間で大幅に増えたり、泥の質がハスに不向きな状態になっていたりしたなどとする調査報告書をまとめた。

 調査は、ハス再生へ向けた取り組みを模索するため、市の委託で三、四月に実施された。報告書によると、一九九七〜九八年の県の調査と今回の調査を比べた結果、ハスの成長を妨げるメタンガスが五〜八倍に増加。泥質は成長に適した粘土状から、砂状に変わっていたことも分かった。

 報告書では、人の手を加えることは自然の生態に悪影響を及ぼす可能性があることから、試験的対策は必要最小限に抑えるべきだと提言している。市は報告を受け、県や守山市とともに対応を検討していく方針。

 烏丸半島の琵琶湖畔にある十三ヘクタールのハス群生地では、例年七〜八月にかけて湖面いっぱいにピンク色のハスの花が咲き誇っていたが、昨年はほとんど見られなくなっていた。県と市は昨年十月、四十年以上積み重なったハスの葉や茎が土中の酸欠状態を引き起こした可能性が高いとする調査結果を発表していた。

 (鈴木啓紀)
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昨年の調査では

>土壌では枯れ葉など有機物が多く堆積し、固く締まっていることが確認された。

であり、今年の調査では

>湖底の土壌が、ハスの生育に適した粘土質から砂地に変化した
です。

また、今年の調査では

>一九九七〜九八年の県の調査と今回の調査を比べた結果、ハスの成長を妨げるメタンガスが五〜八倍に増加

です。

砂地になったのであれば、メタンガス濃度は低下するのが普通です。なぜなら、メタンは有機物の腐敗で発生するからです。

ハスが無くなったため、波の影響で粘土が消失して砂が残ったと市は考えているのでしょうが、それなら、なぜ、メタン濃度が増加したのかが問題です。

答えは、地下深くからの噴砂であるはず。湖底のある程度深い所から亀裂が出来て、大昔に堆積した地盤からメタンガスと砂、多分、実態は火山灰が噴出しているのでは?


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