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中学の国語の教科書で出てきた三好達治の「甃(いし)のうへ」と、これも音楽の授業で聞いたバッハのメヌエット。詩のイメージは、「うららかな感じ」と「しめやかな雰囲気」、なんというか、お正月に、めでたいのだけど、みんな小声で話しあっているような・・・ああいう感じだな・・・・
だとしたら、つける曲はこのメヌエットだろう。詩が40−50秒くらいで朗読できてしまう、短いものだから、小品でないと大幅にあまっちゃうし・・・。それでも、普通のバージョンは長すぎるので、子供用の簡略版を選んだ。
以下、曲と詩ね。自分で朗読してもいいし、音楽を聞きながら誰かの声を創造して頭の中で詩を読んでもよい。おれの場合は、真野響子か、宮沢りえの声を想像することにしている(笑)
曲の頭から朗読をはじめ、少し速めに読むくらいでちょうどおさまりますよ。
ではでは
甃(いし)のうへ
あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音<あしおと>空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
廂(ひさし)々に
風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ
(「測量船」)
- Re: 阿修羅版ポエムの小径 曲差し替え で爺 2015/9/17 06:48:06
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