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(回答先: 南シナ海における中国軍の計画はいかなるものか 投稿者 あっしら 日時 2016 年 2 月 29 日 02:01:29)
米中、いびつな共存 協調と対立、浮き彫り
【北京=永井央紀】23日の米中外相会談は、北朝鮮への対応で足並みをそろえた一方で、南シナ海における中国の海洋進出を巡る議論は平行線に終わった。米FOXニュースによると中国がここ数日、南シナ海・西沙(英語名パラセル)諸島に戦闘機を派遣していたことも判明している。協調と対立が共存する米中関係のいびつな姿が浮き彫りとなっている。
同諸島を巡っては、中国が地対空ミサイルを配備したことが明らかになったばかりだ。南沙(スプラトリー)諸島でもレーダーとみられる施設の建設が進んでおり、南シナ海を軍事拠点化する姿勢が鮮明となっている。ケリー米国務長官は会談で懸念を示したが、王毅外相が「中国の主権の範囲内のことだ」と反論するいつものパターンで終わった。
王毅氏は会談で「中米の共通利益は相違点よりもはるかに大きい」と述べ、協力関係を重視するよう訴えた。イラン核協議や気候変動問題など米中の連携によって実現した成果も重ねてアピールした。
習近平国家主席は米中関係を「新型大国関係」と位置づける。共通の課題について協力する一方で、対立点はお互いに寛容に対応することで共存を図るとの考えだ。米国はこうした考えを受け入れていないが、現実には中国の協力なしに国際社会の問題を解決するのは難しい。結果として中国の海洋進出に歯止めをかけられないまま、協力案件ばかりが積み上がるという中国ペースの展開が続いている。
[日経新聞2月25日朝刊P.6]
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