http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/596.html
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日々150万バーレルレベルの供給過剰と言われ、季節も夏に向かうなか、生産量の据え置きを掲げても原油価格はそれほど反応しないだろう。
大きな意味があるとしたら、昨年来その兆しが見えていたが、露とサウジアラビアが協調できることを見せたことだ。
急激かつダラダラ続く価格下落にそんな余裕はないだろうが、サウジと(か)ロシアが自分の生産量を削減して対応するというようなドラスティックな動きを見せない限り、需給バランスと市場の思惑にあらがうことはできないと思う。
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4産油国が原油生産量据え置きに条件つき合意[NHK]
2月16日 21時12分
原油価格の安値が続くなか、サウジアラビアやロシアなど主要な4つの産油国が原油価格の下落に歯止めをかけようと、原油の生産量を先月の水準で据え置くことに条件つきで合意しましたが、減産には踏み込みませんでした。
原油価格は、中国経済の先行きへの不透明感などから原油の需要が低迷するとの見方が広がり、ことしに入って一時、およそ12年ぶりの水準まで値下がりするなど安値が続いています。
こうしたなかサウジアラビアなどOPEC=石油輸出国機構に加盟する3つの国とOPEC非加盟のロシアの合わせて4つの産油国の石油担当の閣僚が16日、カタールの首都ドーハで会合を開きました。
会合のあとの記者会見で4か国は原油生産の調整に乗りだし、生産量を先月の水準で据え置くことに合意したと発表しました。
ただ減産には踏み込みませんでした。
また、生産量の据え置きについてもほかの産油国が同様の取り組みをすることが実施の条件だとしていて17日には、イランの首都テヘランでOPECに加盟するイランやイラクと会合を開く予定だとしています。
会見でサウジアラビアのヌアイミ石油相は「これから数か月かけて市場を安定化させ、改善するための最初のプロセスだ」と述べ、今後も生産量の調整について検討を続ける方針を明らかにしました。
原油価格の低迷で、産油国が経済的に打撃を受けるなか、今回の合意はOPEC最大の産油国サウジアラビアとOPEC非加盟のロシアが協調して生産量を調整していく姿勢を初めて具体的に示すものとなりました。
イラン石油相「シェアを譲ることはない」
サウジアラビアやロシアなど主要な4つの産油国が、ほかの産油国も同調することを条件に原油の生産量を先月の水準で据え置くと合意したことについて、イランのザンギャネ石油相は「重要なことは、イランがみずからのシェアを譲ることはないということだ。議論と調査が必要だ」と述べ、慎重に対応していく姿勢を示しました。
イランは、核開発に関連する経済制裁が解除されたことを受けて、今後半年の間に生産量を日量100万バレル増やす方針を示しています。
原油市場は上昇後に下落
16日のロンドン原油市場は、当初、サウジアラビアやロシアなどが協調して減産を行うのではないかという見方から、国際的な指標のひとつ北海産の原油の先物価格が、一時、1バレル33ドル台から、35ドル55セントまで値上がりしました。
しかし、減産には踏み込まず、生産量の据え置きにとどまったという合意内容が伝わると33ドル台に値を下げました。
また、ニューヨーク原油市場のWTIの先物価格も時間外の取り引きで1バレル31ドル台まで値上がりしましたが、その後は29ドル台に値下がりしました。
市場関係者は、「合意の実施に条件がついたことで、いったん値上がりした原油価格は再び値下がりした。ただ、サウジアラビアとOPECに加盟していないロシアが協調する姿勢を示したことで、原油の値下がり傾向に一定の歯止めがかかることも予想される」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160216/k10010411801000.html
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World | 2016年 02月 17日 00:14 JST
関連トピックス: トップニュース
イランに特別措置の可能性、主要産油国の増産凍結で=関係筋
[ロンドン/ドバイ 16日 ロイター] - サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国が16日、他の主要産油国が同調することを条件に原油生産量を1月の水準で固定することに合意したことについて、イランに対し特別措置が講じられる可能性があることが同日、関係筋の話で明らかになった。
関係筋は「イランは(制裁解除を受け)市場に復帰しつつあるため、特別の機会が与えられる必要がある」としている。
こうしたなかイランのザンギャネ石油相は同日、イランは世界原油市場の適切なシェアを手放さないと表明。同国の石油省が運営するシャナ通信によると、同石油相は「先ず重要なのは市場は供給過多に直面していること、次に重要なのは、イランは市場シェアを譲らないということだ」と述べた。
ザンギャネ石油相はまた、ベネズエラとイラクの石油相が17日にテヘランを訪れ、3カ国の石油相の間で会合が開かれることも明らかにした。
イランは前月の制裁解除を受け、制裁導入前の市場シェアの回復に向け輸出を増加させている。
http://jp.reuters.com/article/iran-oil-opec-idJPKCN0VP1W7
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World | 2016年 02月 17日 00:08 JST
原油の生産水準凍結、2016年平均に適用=ロシア
[モスクワ 16日 ロイター] - サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国が原油の生産水準凍結で合意したことに関連し、ロシアのノバク・エネルギー相は16日、2016年の平均水準が1月の水準を超えないようにすることが狙いと説明した。
エネルギー省が発表した声明で述べたもの。今回の決定実施には、他の産油国による協調が前提になるとも述べた。
http://jp.reuters.com/article/oil-meeting-russia-wording-idJPKCN0VP1W3
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