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〔イラン IS意識しサウジアラビアには抑制的に対応〕
1月7日 9時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160107/k10010363511000.html
サウジアラビアがイランと外交関係を断絶し緊張が高まるなか、イランとイラクの外相が会談し、過激派組織IS=イスラミックステート対策にはイスラム社会の団結が欠かせないという認識で一致し、イラン側はサウジアラビアに抑制的に対応していく姿勢を強調しました。
イスラム教スンニ派のサウジアラビアが、シーア派の大国イランと外交関係を断絶したことなどを受けて、宗派対立の激化やIS対策への悪影響が懸念されています。
こうしたなか、国内でISの掃討作戦を進めているイラクのジャファリ外相が6日、イランを訪問し、ザリーフ外相と会談しました。両外相は、イスラム社会はISという共通の脅威に対し、団結する必要があるという認識で一致し、ジャファリ外相は「イランとサウジアラビアの良好な関係は地域全体の利益だ」と述べ、緊張緩和に向けた仲介を担う意向を示しました。
これに対し、ザリーフ外相は、サウジアラビアはイランの核開発問題の解決に向けた交渉に反発するなど、地域の緊張緩和に逆らう動きを見せてきたとして、批判しました。
しかし、その一方で、「これからも我慢を続ける」と述べ、イラン政府としては、サウジアラビアに抑制的に対応していく姿勢を強調しました。イランには、中東の混乱に拍車をかけているのはサウジアラビア側だと国際社会に印象づけるねらいもあるとみられ、今月下旬に行われる予定のシリアの和平協議を巡っても、イランがどのような姿勢を示すのか注目されます。
〔「イラン大使館攻撃」サウジアラビアは全面否定〕
1月8日 5時11分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160108/k10010364881000.html
内戦状態にある中東イエメンのイラン大使館が、サウジアラビアの攻撃を受けたとイランが主張したことについて、サウジアラビア側は攻撃を全面的に否定し、両国の対立が深まっています。
イランの国営メディアは7日、内戦状態にあるイエメンの首都サヌアでサウジアラビアの軍用機がイラン大使館を攻撃したと伝え、外務省の報道官は、現地スタッフがけがをしたほか大使館の建物も被害を受けたとしてサウジアラビアを厳しく非難しました。
イエメンでは、隣国サウジアラビアを中心としたアラブ諸国の連合軍が去年3月からイランが支援しているとされるイスラム教シーア派の武装勢力に対し空爆を続けています。
イラン側の主張について、連合軍は7日、サウジアラビアの国営通信を通じて声明を発表し、「主張は誤りで、大使館の周辺では軍事作戦は行っていない。大使館は安全で、被害が無かったことを強調する」と全面的に否定しました。
イラン大使館の近くにある別の大使館のスタッフは、NHKの取材に対し「1キロ近く離れた広場が空爆され、砲弾の破片などがイラン大使館を含む広い範囲に飛んできたが、建物に大きな被害があるようには見えない」と話していました。
サウジアラビアはイランと外交関係を断絶し、緊張が高まっていますが、今回の事態を受けて非難の応酬による両国の対立が深まっています。
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イラン サウジアラビア製品の輸入禁止
サウジアラビアがイランと外交関係を断絶し緊張が高まるなか、イラン政府は7日、サウジアラビア製品の輸入禁止を決めたことを明らかにしました。サウジアラビアは、イランとの貿易を止める方針をすでに示しており、外交関係の悪化が経済にも波及した形です。
また、イランでは、8日のイスラム教の金曜礼拝のあと、各地でサウジアラビアに対する抗議デモの呼びかけが行われています。イランは、内戦状態が続くイエメンの首都にあるイラン大使館がサウジアラビアの攻撃で被害を受けたと非難しており、抗議デモでは、サウジアラビアへの強い反発の声が上がるものと見られます。
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