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(回答先: 米技術移転拒否で韓国型戦闘機開発計画に暗雲:米国が要求するF35を購入するため議会や国民にウソの説明をしたのだろう 投稿者 あっしら 日時 2015 年 9 月 25 日 22:28:56)
記事入力 : 2015/09/23 11:00
【社説】ロッキード・マーチンに翻弄された無能な韓国軍
韓国軍は昨年9月、40機のF35A戦闘機を7兆3418億ウォン(現在のレートで約7400億円、以下同じ)で購入することで、米国のロッキード・マーチン社と契約した。当時、韓国軍や防衛事業庁などは「25件の技術移転あるいは技術支援を受けることになった」とした上で「これに伴う経済効果は14億ドル(約1700億円)に達する」などと説明していた。また何よりも韓国政府が進める韓国型戦闘機(KFX)開発に必要な技術が含まれているとの説明は、われわれを納得させるに十分だった。ところが防衛事業庁が今回、国政監査に提出した資料によると、先日米国政府は韓国型戦闘機の核心装備となるアクティブ・フェーズド・アレー(AESA)レーダーの統合、赤外線探索および追跡装置(IRST)、電子光学標的追跡装置、電磁波妨害装置に関する統合技術の4件について、技術移転を拒否していたことが分かった。
2025年の開発完了を目指している韓国型戦闘機事業には、18兆ウォン(約1兆8000億円)を上回る国民の税金が投入されることから「過去最大規模の兵器開発事業」とされてきた。ところが8兆ウォン(約8100億円)近い資金を投入して米国メーカーから戦闘機を購入するにもかかわらず、オプションとして約束していた技術移転が行われないとなれば、事業全体に大きな影響が出るのは避けられないだろう。
しかもこのような事情にもかかわらず、米国企業には何の責任も追及できないというのだから、開いた口がふさがらない。防衛事業庁は昨年、F35Aの導入を最終決定する際「ロッキード・マーチン社から技術移転の提案を受けた」などと宣伝していた。導入する機種の検討に当たっても、この技術移転は大きく評価され決定に影響したとも伝えられた。ところが防衛事業庁は今になって、この四つの技術について移転の正式契約は行われていなかったことを明らかにした。もし問題の技術移転について、防衛事業庁が事前に米国政府の意向を打診していれば、今のような状況にはならなかったはずであり、ロッキード・マーチン社との交渉でもより有利な立場に立てたはずだ。
鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)空軍参謀総長は22日の国政監査の際「米国から四つの技術が提供されない場合でも、KFX開発に問題はない」と答弁した。これは独自開発あるいは欧州メーカーなどとの技術協力が可能であることを意味しているのだろう。しかしそれならばあの時点で技術移転をなぜあれほどまで大きく宣伝する必要があったのだろうか。度重なる武器調達の不正により、防衛事業庁に対する国民の信頼はすでに地に落ちているが、今回の事態で今や韓国軍の説明も額面通りには信じられなくなった。その上独自開発も本当に可能かどうか分からないため、国民の負担は一層膨らんでくるだろう。その責任は一体誰が負うのだろうか。
今後また米国の防衛関連企業が不可能な条件を提示して契約し、後から米国政府が許可しなかったことを言い訳に契約を履行しないケースが再び起こった場合でも、韓国軍はおそらく何もできないだろう。米国側のこのような態度も、またこれに何もできない韓国軍の無能さも、もうこれ以上見るに堪えない。
韓国政府は今回の問題について確実に真相を解明し、韓国軍の何が問題だったのか、またロッキード・マーチン社には本当に責任がないのか、徹底して明らかにしなければならない。最悪の場合、F35の導入そのものについても全面的に再検討すべき状況になるかもしれない。ロッキード・マーチン社は韓国型戦闘機事業も事実上引き受ける可能性が高いが、必要ならばこれも白紙に戻し、欧州メーカーでもどこでも、より確実で良い条件を提示した企業と協力しなければならない。F35の導入が決定した際、一部では「金を払うだけで相手のいいなりになるのではないか」といった心配の声もあったが、今やこれが現実のものとなりつつあるのだ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/23/2015092301383.html
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