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「米政府がF35対韓技術移転拒否、KFX事業見直し必至:契約時に米国のメーカーが約束していた中心技術4件の提供を拒否」
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記事入力 : 2015/09/25 10:58
米技術移転拒否で韓国型戦闘機開発計画に暗雲
次期戦闘機(FX)F35の配備と関連して、アクティブ・フェーズド・アレー(AESA)レーダーと機体の統合技術など中心技術4件の移転が米国政府から拒否されたため、韓国型戦闘機(KFX)=写真=の開発を予定通り2025年までに終えるには支障があることが確認された。AESAレーダーではなく旧型のレーダーを積んだKFXを初期生産する可能性も持ち上がっている。KFXは、2010年代後半から旧型のF4、F5戦闘機などが退役していくことによる戦力の空白を埋めるために開発するもので、開発が遅れた場合、韓国空軍の戦闘機戦力の空白が懸念される。
米国政府から移転を拒否された統合技術は、AESAレーダー、赤外線探索および追跡装置(IRST)、電子光学標的追跡装置、電磁波妨害装置の4件。防衛事業庁(防事庁)は、AESAレーダー統合技術の移転が米国政府から拒否されたことが明らかになった後も「韓国国内で独自開発するのは難しいが、欧州など第三国と協力すれば何の問題もない」というように語ってきた。しかし24日には「欧州メーカーとの対話をちょうどスタートさせ、前向きな返事が得られた」と述べつつも、技術水準や範囲など具体的な議論はまだだということを明らかにした。防事庁は、4件の統合技術を獲得するため8000億ウォン(現在のレートで約808億円、以下同じ)の予算を組んだが、技術開発が成功するかどうかも含め、予算がどれだけ掛かるか、時期がいつになるかも確実ではない状況だ。
韓国国内で開発しているAESAレーダー自体も問題だ。AESAレーダーは、国防科学研究所(ADD)の主管で防衛関連メーカーのLIGネクスウォンが昨年下半期から開発を行っているが、KFXの実戦配備時期とされる25年までの開発は不透明だ。防事庁の関係者は「韓国が開発したレーダーを(飛行機と)統合する仕事を第三国に任せるのは、制限が多くなる」と述べつつも「スウェーデンの作ったグリペン戦闘機では、AESAレーダーのメーカーとシステム統合会社がそれぞれ違っていたケースがある」と語った。
最悪の場合、開発中のKFXの初期量産型にはAESAレーダーではなく旧型の機械式レーダーを搭載することもあり得る。韓国国防部(省に相当)の関係者は「目標はAESAレーダーを付けることだが、研究開発は(目標年度までに成功し得ると)自信を持って言うことができないため、1号機から何号機かまで、旧型のレーダーを積むこともあり得る」と説明した。昨年の時点で防事庁は「F35を配備する韓国空軍のFX事業に伴う技術移転で、25年ごろまでにF16戦闘機より優秀なKFXを開発できる」と説明していたのに、その防事庁が相次いで言葉を翻しているため、不信が強まっている。
また防事庁は、4件を除く残りの21件の技術について、既に米国政府から移転承認が出たかのように説明していたが、こちらも「今年11月に決定が出る」と前言を翻した。防事庁の関係者は「21件については、国防総省で前向きに検討し、現在は国防総省で最終検討を行っているところ。これまでのところ特異な事項はないようだ」「そんなことはないだろうが、21件の技術のうち一部でも持ってこられなかったら、KFX事業は困難になると思う」と語った。
防事庁は、11月に米国政府が21件の技術について最終的な移転承認を出せば、防衛事業推進委員会(委員長:韓民求〈ハン・ミング〉国防部長官)を開き、米国政府が移転を拒否した中心技術4件を開発すると結論付ける予定だ。それまでは、具体的な代案を決められないということになる。
■技術移転を拒否されてもみ消し
防事庁は昨年9月、米国ロッキード・マーチン社と契約を締結した直後「技術移転がきちんと履行されない場合、合意覚書により、航空機メーカーの履行保証金を没収する。合意された事項を最優先で確保し、KFX事業に支障が出ないようにしたい」と説明していた。ところが今年4月、米国政府が4件の中心技術の移転に反対していることが明らかになると「承認は難しいと知りつつ推進した」と前言を翻した。これについて防事庁の関係者は24日「当時の交渉の際、ロッキード・マーチン社が『システム統合技術の移転は難しい』と言ったが、(システム統合4項目は技術移転をしないという)米国の政策を確認できなかった」と実情を明らかにした。防事庁側は「そのうちの一部うまくいくだけでも成功と考えて、難しいだろうと思いながらも推進した」と説明した。
防事庁は今年4月、承認を拒否する公式の通知を米国政府から受け取ったが、通知を公開せず、この措置をめぐっても批判が持ち上がっている。防事庁の関係者は「申し訳ない。技術的代案を話し合い、悩んでいて(公開が)遅くなった」と釈明した。
■「戦闘機戦力に空白の恐れ」
韓国空軍は現在、F15K戦闘機60機をはじめ、約400機の戦闘機を有している。20年代初期までに旧型のF4、F5戦闘機など100機以上が退役し、韓国空軍の戦闘機は300機水準にまで減ることになる。韓国空軍は、26年からKFXを120機量産して空白を埋める計画を立てていた。ところがKFXの開発を目標年度の25年までに終えるのは困難という可能性が高まったのに伴い、戦闘機戦力の空白をどのように埋めるかという問題も持ち上がった。一部の専門家は「新型戦闘機をわずか10年で開発するのは、米国・欧州など戦闘機先進国でも難しいことであって、25年までに開発したいという計画自体がそもそも無理だった」と指摘している。韓国軍の消息筋は「KFXの開発が相当に遅れる可能性があるということを前提に、戦力の空白を埋める計画を立てるべきだろう」と語った。
チョン・ヒョンソク記者 , ユ・ヨンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/25/2015092501278.html
- (社説)ロッキード・マーチンに翻弄された無能な韓国軍:建前は独立民主国家の保護国軍隊・政府が宗主国に忠誠を尽くした構図 あっしら 2015/9/25 22:41:23
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