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記事入力 : 2015/07/28 10:51
国際金融機関、北が改革・開放に乗り出せば支援の意向
ベトナムやミャンマーも市場経済導入により巨額の支援を受ける
国際通貨基金(IMF)、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)などの国際金融機関は、北朝鮮が体制の見直しを宣言し、門戸の開放に踏み切ることを期待している。北朝鮮が国際機関に加盟、あるいは支援を受けるには、ベトナムやミャンマーのように政治体制そのものの見直しが必要と考えているからだ。
例えばベトナムは1986年に市場経済の導入を宣言したことをきっかけに、アジア開発銀行などの国際金融機関から数十億ドル(数千億円)規模の融資や援助を受けてきた。それによってベトナムはその後、年平均7.6%という高い成長率で国を発展させてきた。また2011年にそれまでの軍事政権から民主化に踏み切ったミャンマーも、03年には年間わずか1億ドル(約120億円)ほどだった外国からの投資が、13年には41億ドル(約5000億円)へと40倍にまで一気に増加した。このような事例を参考に、韓国輸出入銀行北朝鮮開発研究センターは最近取りまとめた報告書の中で「北朝鮮が世界銀行やIMF、アジア開発銀行など国際金融機関に加盟し、その義務を守って協力関係を築き上げることができれば、年間2億−4億ドル(約240億−500億円)規模の資金援助を受けられるだろう」との見通しを示している。
北朝鮮が開放の意向を示せば、韓国政府も北朝鮮の国際金融機関への加盟を積極的に後押しする考えだ。先月中国北京で開催されたアジア・インフラ投資銀行(AIIB)の協定文署名式で、韓国のチェ・ギョンファン副首相は「今後北朝鮮が改革・開放の意思を示せば、加盟国の4分の3以上の同意を経るだけで(AIIBからの)投資が可能になる」との考えを示した。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領も昨年「北朝鮮が核兵器開発を放棄すれば、北朝鮮の国際金融機関加盟と海外からの投資受け入れを積極的に支援したい」と発言している。
北朝鮮もAIIBなど国際金融機関に加盟したい考えは持っている。北朝鮮の代表的なシンクタンクとされる社会科学院経済研究所のキム・チョル所長は先日AIIBについて「アジアの経済開発のため本当に貢献できる銀行になることを願っている」「(北朝鮮も参加に)関心がある」などと述べたことが伝えられている。かつて北朝鮮はIMFへの加盟を目指した際「不適格」との判定を受けたことがあり、またAIIBへの参加を表明した時も「金融や経済の体制が国際機関に参加できるようなレベルに達していない」との評価を受け断られた。
米国の北朝鮮問題専門委員会で顧問を務めるブラッドリー・ボブソン氏は「北朝鮮がAIIBの政策や手続きに従い、資金の使用状況に関するモニタリングなどに応じるのであれば、北朝鮮も融資を受けられる国になれるだろう」との見方を示している。
チョン・ギョンファ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/28/2015072801227.html
- 「北のGDP、市場経済導入すれば10年で倍増」 あっしら 2015/7/29 00:10:51
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