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(回答先: ギリシャ情勢の進展を妨げる神話 当事者が間違った信念に固執すれば、悪い結末を迎える 投稿者 rei 日時 2015 年 4 月 23 日 09:11:15)
ギリシャ支援 結論先送り ユーロ圏財務相会議[NHK]
4月24日 20時35分
資金繰りがひっ迫しているギリシャへの金融支援を巡ってユーロ圏財務相会議が開かれ、融資の実行の前提となっているギリシャの構造改革案が具体的に示されていないとして、結論を先送りし、来月再び協議することを決めました。
ユーロ圏19か国の財務相会議は24日、ラトビアのリガで開かれ、ことし2月に4か月間の延長を決めたギリシャへの融資を実行するかどうかについて協議しました。
融資の実行の前提として、ギリシャは今月末を期限に構造改革案を提出するよう求められていましたが、会議後の記者会見でダイセルブルーム議長は「集中的な交渉が行われてきたが、多くの時間がむだになったと言わざるをえない。責任はギリシャにある。詳細な改革案を示し、交渉を加速させる必要がある」と述べ、結論を先送りしたことを明らかにしました。
そして、ギリシャに対し速やかに具体的な改革案を示すよう改めて求め、来月11日に開かれる次回のユーロ圏財務相会議で再び協議する方針を示しました。
ギリシャは、今月末に年金や公務員の給与の支払いで日本円で2200億円に上る資金が必要になるほか、来月にはIMF=国際通貨基金への債務返済などが控えていて、ダイセルブルーム議長は「時間は残り少なくなっている」と警告しました。
市場ではギリシャの債務不履行=デフォルトの懸念も広がり始めていて、ギリシャが改革案の内容を巡ってどこまで妥協できるかが焦点となります。
ギリシャ 今後のシナリオは
ギリシャ政府は、資金繰りが厳しさを増すなか対外債務の返済と国内向けの支払いの両方を進めるためには、ユーロ圏各国などから金融支援を前倒しで実行してもらう必要があると主張しています。
しかし、金融支援の前倒しにはドイツなどが慎重な姿勢を示しています。
このためギリシャが支援を受けるためには、チプラス政権が反緊縮の路線を改め、公約としてきた最低賃金の引き上げや貧困層への年金支給の増額などで譲歩することが交換条件となる可能性が高いとみられます。
ただ、チプラス政権が反緊縮の路線を改めることになれば政権内でも反発が広がり、連立政権の解消など政治の混乱を招きかねません。
また、仮にユーロ圏各国からの金融支援を受けることができなかった場合には、ギリシャは対外債務の返済と国内向けの支払いの、どちらを優先させるのか、決める必要があります。
国内向けの支払いを優先させ対外債務の返済を停止すれば、ギリシャは債務不履行に陥ることになります。銀行の預金封鎖や海外送金の停止などの資本規制が導入され、経済が混乱することは避けられそうにありません。
逆に国内向けの支払いを停止してしまうと、チプラス政権への国民の信頼が失墜して、政権の維持が難しくなることが予想されます。
いずれにしてもギリシャ政府は極めて難しい選択を迫られることになります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150424/k10010060111000.html
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