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(回答先: 韓国、安保で中国配慮 米と国防相会談、ミサイル配備議論先送り:実質は北朝鮮への配慮 投稿者 あっしら 日時 2015 年 4 月 16 日 01:17:55)
日米、韓国と防衛協力深化
指針改定テコ、北朝鮮にらむ 防衛相会談で前進狙う
日米両政府は自衛隊の米軍支援を拡充する防衛協力指針(ガイドライン)の改定をてこに、韓国との防衛協力を深化させる方針だ。日本政府は5月の韓国との防衛相会談を実現し、自衛隊と韓国軍が燃料などを融通しあう物品役務相互提供協定(ACSA)締結などの地ならしにしたい考え。北朝鮮の核・ミサイルの脅威を踏まえ、日米韓で共同対処できる体制づくりをめざす。
日韓の防衛相会談が実現すれば4年ぶり。14日に日韓外務・防衛当局による安全保障対話を5年ぶりに開くほか、16〜17日には米国を含めた3カ国で外務次官級や防衛局長級の協議を開催。対話の機運は強まっている。
日米は27日にガイドライン改定の内容で合意予定。韓国には朝鮮半島有事への対応を含むアジア太平洋地域の安定に寄与すると説明し、理解を求める。米国が日本に韓国との関係改善を求めているのも、北朝鮮対処での結束を維持するためだ。北朝鮮はミサイルの長射程化を進め、米国内には小型化した核弾頭を大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する能力を既にもつとの見方もある。
安保協力では、日本は日韓ACSAの締結が優先課題。ガイドライン改定で、国際社会の平和にかかわる事態で米と協力する他国軍にも給油などの後方支援をできるようにすると打ち出す。ACSAがなければ韓国軍に後方支援できないとみるからだ。日韓の防衛秘密を共有するための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結も探る。
韓国政府は「歴史問題と対北朝鮮での連携など安全保障は区別する」との立場で、日韓防衛相会談も受け入れる余地がある。ただ、実際は安保にも歴史問題に起因する政治的な距離が影を落とす。韓国国防省関係者は10日、防衛相会談について「慎重に検討している」と述べるにとどめた。
韓国内にガイドライン改定で自衛隊が朝鮮半島で活動するケースもあり得るとの警戒感がある。在韓邦人の退避支援も、植民地支配の経験から、自衛隊が領土に入るのにいまだに抵抗感が強い。
日米に韓国が対中国傾斜に走りかねないと不安視する向きもある。韓国は米国による北朝鮮抑止のための新たなミサイル防衛システムの国内配備について、中国の反発を考慮し決断をためらう。日米韓の足並みがそろっているとはいいにくい。
[日経新聞4月12日朝刊P.2]
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