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エジプト民主化運動の若者ら230人に終身刑
2月5日 6時20分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150205/k10015228111000.html
エジプトの裁判所は、民主化運動「アラブの春」で中心的な役割を担った若者ら230人に対し、治安部隊への襲撃に関わったとして終身刑の判決を言い渡し、人権団体などは、軍を後ろ盾とする現政権が司法を使って対立勢力を弾圧していると批判を強めています。
エジプトの裁判所は、2011年12月に軍に抗議するデモに参加し、治安部隊などへの襲撃に関わったとして4日、230人に終身刑の判決を言い渡しました。
地元メディアによりますと、230人の多くは4年前、ムバラク政権を崩壊に追い込んだ「アラブの春」と呼ばれる民主化運動に参加した若者らで、著名な民主活動家も含まれているということです。エジプトでは、ムバラク政権崩壊後、イスラム組織「ムスリム同胞団」を母体とするモルシ政権が樹立されましたが、おととし、事実上のクーデターによって倒され、軍を後ろ盾とするシシ政権が誕生しています。
その後、エジプトの裁判所では、ムバラク政権の関係者を巡って司法判断を覆すケースが相次ぎ、ムバラク元大統領やその息子たちについて、公金横領の有罪判決を取り消して、裁判のやり直しを命じています。
一方で、今月2日には同胞団の支持者ら183人に死刑が言い渡されたばかりで、国際的な人権団体などは、シシ政権が司法を使って対立勢力を弾圧していると批判を強めています。
言論統制も強化
エジプトでは、軍による事実上のクーデターのあと、弾圧が厳しさを増し、報道機関への言論統制も強化されています。
このうち、エジプトの首都・カイロにある通信社では、おととし12月に、反政府デモを取材中の20代の記者が拘束され、今も収監されたままで、去年1月には突然、事務所が当局に捜索され、パソコンなどが持ち去られたといいます。
このため、再び、当局から弾圧を受けることを恐れ、反政府デモの取材を控えざるをえないなど、自由に取材し、発信することが難しくなっているといいます。
この通信社のヤヒア・ハラフ編集長は、「政権を直接、批判しなくても、社会問題を発信すること自体がとても難しくなった。
一般の人に話を聞こうとしても怖がって、取材に応じてくれないこともある。
安定を重要視する意見も理解できるが、表現の自由は、社会の安定に欠かせない。
エジプトのメディアは今、岐路に立たされていると思う」と話していました。
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