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2017年06月25日長野県南部でM5.7・震度5強の地震が発生、過去には長野県西部地震M6.8も記録
http://jishin-news.com/archives/2245
2017/06/25 地震ニュース
6月25日の7:02に長野県南部でM5.7・震度5強の地震が発生した。震源の深さが「ごく浅い」ことから、周辺での被害が懸念されている(画像はYahoo!天気・災害より)。
長野県南部でM5.7・震度5強の地震、過去にはM6.8も
日本国内でM5以上の地震が発生したのは6月22日の択捉島南東沖M5.1・震度1以来3日ぶり、M5.5以上の地震としては5月22日の北海道東方沖M5.6・震度3以来1ヶ月ぶりのことである。
また震度5強以上を記録した地震としては6月20日の豊後水道M5.0・震度5強から5日ぶりであり、強い地震が相次いでいることから地震への関心が高まりそうだ。
今回震源となった長野県南部では6月24日の19:32にもM1.5・震度1が観測されていたが、今回の震源と同じ「北緯35.9度/東経137.6度」深さも「ごく浅い」と同一であった。
これが前震で今回のM5.7・震度5強が本震であったのかはわからないが、今回の地震以降も長野県南部における地震が続いているため、今後更に強い地震が控えている可能性も否定は出来ない。厳重な警戒が必要である。
長野県南部における地震活動は活発で有感地震も数多く、これまでに強い地震も記録してきた。1954年にはM6.6、1984年にはM6.8とM6.2と直下型でありながらM6を超える地震も浅い震源で発生したことがある。
特に1984年9月14日のM6.8は「長野県西部地震」として死者29名を出すなど、被災地震が起こり得る震源である点には留意しておく必要があるだろう。
今回の震源は今のところ長野県西部地震の震源より多少北東に位置する場所で起きたようだが、長野県西部地震の際被害が大きかった王滝村で今回も震度5強を記録していることから無関係と断じることはまだ出来ない。
他にも気になる点がある。2014年に死者・行方不明者63名の惨事を生んだ御嶽山の東側に当たる場所であるため、今後の火山活動にも目を光らせる必要があるだろう。
更に多少離れてはいるものの中央構造線にほど近い場所であること、6月20日の豊後水道M5.0・震度5強とこの点が共通しているのも気になるところだ。
震源の正確な位置は気象庁の発表が待たれるが、今回の震源付近には木曽山脈西縁断層帯(M6.3〜M7.5)、伊那谷断層帯(M7.3〜M8.0)、境峠・神谷断層帯(M7.2〜M7.6)、阿寺断層帯(M6.9〜M7.8)などが存在している(カッコ内は地震本部による30年以内地震発生確率)。
付近で起きていた現象は
今回の地震までに付近で起きていた現象だが、5月下旬に千葉と三重で相次いでメガマウスが上がった際のように目立つ話題は特になかった。しかし地震との関連が囁かれるような現象は見られていたと言える。
まず5月下旬から6月にかけて、長野県を始めとする各地でササや竹の開花が見られていた点。「凶事の前触れ」とも言われるだけに気になるところだろう(関連記事参照)。
少し遡ると、2017年1月に諏訪湖の表面に「謎の白い輪」が発生したというニュースがテレビでも報じられていた。当時、原因として湖底から発生する天然ガスの影響ではないかと指摘されたことから地下の異変と関係しているのではないかと噂されたが、現地では「初めて見た」という人も多かったため話題になっていた(関連記事参照)。
最近では東大名誉教授・村井俊治氏の地震予測サービス「週刊MEGA地震予測」が5月11日に全国的な一斉沈降の異常変動が現れたとした上で「特に奥羽山脈、山梨県と長野県、奄美大島に大きな異常変動が集中」と伝えていた点が挙げられる(関連記事参照)。
また6月初旬には松本在住を名乗る人物がネット上に「井戸の排水量がかなり減っていた」という書き込みを残していた。
震度5強 気象庁「今後の地震の活動に注意を」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170625/k10011029631000.html?utm_int=news-saigai_contents_list-items_003
6月25日 9時05分 NHK
長野県で震度5強の強い揺れを観測した地震について、気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は午前9時から記者会見を開き、「揺れの強かった地域では土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあるので、身のまわりの状況を確認して安全を確保してほしい。今後1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意するとともに、特に2、3日程度は強い地震が発生することが多くあるので、今後の地震活動に十分注意してほしい。また、地震の揺れで地盤が緩んでいるおそれがあり雨の降りやすい時期なので、土砂崩れなどにも注意してほしい」と呼びかけました。
そのうえで今回の地震は、33年前の昭和59年に発生した『長野県西部地震』で地震活動が活発になった領域の北東側の端で起きているが、かなりの時間がたっているので直接の関連はないと考えられることや、今回の震源の西北西にある御嶽山の火山活動に特段の変化はないことを説明しました。
また、今回の震源から10キロから20キロ程度のところにある2つの主要活断層帯については、今回の地震の規模がそれほど大きくないことなどから活動への影響はないと考えられるとしています。
33年前に「長野県西部地震」
気象庁や政府の地震調査研究推進本部によりますと「長野県西部地震」は昭和59年9月14日の午前8時48分ごろに発生した長野県南部を震源とする地震で、地震の規模を示すマグニチュードは6.8、震源の深さは2キロでした。
地震に伴って大規模な斜面崩壊と土石流が発生し、死者・行方不明者は29人にのぼりました。地震の揺れや地殻変動の観測結果などから、長野県南部の地下にある東北東から西南西方向に伸びる断層がおよそ1メートルにわたってずれ動いたことで発生したと考えられています。
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