http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/874.html
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伊方原発が安全だとは言いません。かなり近くでM5地震が発生したことはそれなりに危険性を示していると考えるのは自然です。
しかし、四国の地層を考えると、伊方原発と今回の豊後水道地震ではかなり地層というか、地震を起こす圧力が伝わる地盤が異なります。
http://www.chisitu.com/submenu/kurashi/chikeizu_0.jpg
をみると、伊方原発は中央構造線と御荷鉾構造線(「みかぶ」構造線と読むそうです)の間にある三波川帯にあります。
しかし、6月19日のM5豊後地震は
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20170620232748.html
で見ると、かなり宮崎県より位置しています。
同じ地震をEMSCで調べると次のURLで震源マップを見れます。google表示にして「佐伯市」という表示が出るまで拡大すると位置がよく分かります。
https://www.emsc-csem.org/Earthquake/earthquake.php?id=599871#map
日本の地震情報の方が位置は正確であるはずなのですが、どちらにしろ、豊後大野市にかなり近い位置での地震であり、伊方原発が位置している三波川帯とは異なった地層での地震であることが分かります。
自分としては、房総半島東方沖からの太平洋プレートの西進圧力が中央構造線の北側と南側、特に南側に強く伝わり、それが豊後大野市での地割れや豊後水道でのM5地震を起こしていると思えます。
なお、大隅半島東方沖地震( http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/?e=820 )などがこの5月には起こっていて、西向き圧力が九州東岸で高まっていることが分かります。
参考:
1.Hi-netの「最新7日間」の「大分県」の震源マップ、よって、6月26日以降はM5地震のドットは消えてしまいます。
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXP44&_period=7days&rn=80143
北緯32度58分、東経132度のあたりにある黄色いドットが6月19日のM5地震です。
2.大分県の地体構造図
http://livedoor.blogimg.jp/teleport_taiken/imgs/7/6/76175ce4-s.jpg
上のHi-netの地図と合わせて正確なM5地震の位置を確認すると、四万十帯での地震であることが分かります。四万十帯は
>関東地方南東部においては、房総半島の嶺岡山地にわずかに露出している程度であるが、地下では基盤地層として存在していると考えられている。関東地方西部に横たわる関東山地の中部から南部にかけて広く露出しており、小河内層群、大滝層群、川上層群、小仏層群、増富層群、相模湖層群などに分けられる[1]
( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%B8%87%E5%8D%81%E5%B1%A4%E7%BE%A4 )ということで、関東から九州まで続いている地層です。
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