http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/659.html
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36年ぶりの爆発的噴火が起きた熊本県・阿蘇山の中岳第1火口=8日午前9時(共同通信社ヘリから)
阿蘇山噴火で首都圏危機? 専門家「首都直下地震や富士山噴火の恐れゼロではない」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161011/dms1610110830001-n1.htm
2016.10.11 夕刊フジ
阿蘇山中岳の噴火で火山灰に覆われた、熊本地震で楼門(下)などが倒壊した阿蘇神社=8日午前9時29分(共同通信社ヘリから)
阿蘇山の噴火で、車の上に火山灰が降り積もった=8日、熊本県阿蘇市
いったい何の予兆なのか。8日未明、阿蘇山で起きた爆発的噴火は噴煙が高さ1万1000メートルにまで達し、関西にまで降灰が予想される事態となった。阿蘇山が同様の規模の噴火を起こすのは実に36年ぶり。専門家は「熊本地震によって、日本最大級の活断層が刺激された可能性がある。首都直下地震や富士山の噴火につながる恐れも否定できない」と警鐘を鳴らしている。
真夜中に突如響いた大爆音に人々は顔をこわばらせた。8日午前1時46分ごろ、熊本県の阿蘇山の中岳第1火口で爆発的噴火が発生。1キロを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性がある。
中岳第1火口で爆発的噴火が起きたのは、1980年1月26日以来、36年ぶり。政府は8日未明、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。気象庁は、九州から関西までの120以上の市町村に火山灰が降るとの予報を出した。
夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大の島村英紀・特任教授(地震学)は「気象庁は阿蘇山の噴火警戒レベルを昨年11月、3から2へ引き下げており、今回も噴火を予知できなかった」と指摘した上で、こう話す。
「阪神淡路大震災の余震が、本震発生から1〜2カ月ほどで収まっていたのに対し、同様の規模の熊本地震の余震は非常に長く続いており、『中央構造線』が刺激されている恐れがある。噴火につながった可能性も否定できない」
「中央構造線」は九州から本州にまで延びる日本最大級の活断層だ。本州側は長野県まで達し、1000キロ以上に及ぶとされているが、島村氏は「実は首都圏の直下にまで続いているという説もある」と指摘。
「不明な点が多いが」と前置きした上で「熊本地震によって刺激された活断層が、首都直下地震や富士山の噴火につながる恐れもゼロではない」と警戒を促している。
気象庁の斎藤誠・火山課長は8日、記者会見し、「阿蘇山は不安定な状態で、今後も同規模の噴火が起こり得る」と発表、予断を許さない状況であることを明かした。
熊本地震に端を発する地震、噴火の連鎖の恐れ。阿蘇山の今後の動きから目が離せない。
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