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韓国で史上最大規模地震 歴史が語る日本への飛び火リスク
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/189840
2016年9月15日 日刊ゲンダイ
少なくとも8人のケガ人が出た(地震状況の会見をする韓国気象庁)/(C)AP
13日夜、関東地方全域で震度3の地震が発生した。今、専門家たちが注目しているのが「日本と韓国の地震の関連性」だ。12日夜、韓国南部でM5.1とM5.9の地震が立て続けに発生し、韓国気象庁は「観測史上最も強い揺れ」と発表した。韓国では7月5日にもM4.9の地震があった。めったに地震が起きない“安全域”でM5級が頻発しているのは地震が活発化しているからだが、恐ろしいのは日本にも飛び火する可能性があることだ。
東大名誉教授の保立道久氏(日本中世史)が言う。
「日本と韓国はユーラシアプレートの東端にいるという環境を共有しています。歴史を振り返ると、互いに地震を誘発し合っていたことが分かります。例えば、869年に発生した東日本大震災と同規模の貞観地震。朝鮮半島に現存する最古の歴史書『三国史記』によると、1年後の870年から、韓国で地震が頻発したことが分かります。また、1454年に東北地方を襲った奥州津波のほぼ1カ月後、朝鮮半島南部で大地震が起きて多数の圧死者が出たと『朝鮮
日本と韓国の地殻の動きがしばしば連動するのは、地震学者の間でも常識らしい。70年前の終戦前後にも明らかな連動があったという。
「1944年にM7.9の『昭和東南海地震』が中部・東海地方を襲った直後、当時の朝鮮と満州国の国境付近でM6.8の巨大地震が起きました。その後、地震は朝鮮半島から再び日本に戻ってきて、1946年、紀伊半島沖でM8.0の昭和南海地震が発生します。軍部の箝口令と戦後の混乱で、被害の全容がなかなか判明しませんでしたが、連動の一例といえるでしょう」(保立道久氏)
歴史は繰り返す。韓国気象庁は「今後M6以上の地震が起きる可能性」を指摘しているが、韓国の地震の動きにも注視し、警戒を怠らない方がよさそうだ。
韓国で史上最大規模地震 歴史が語る日本への飛び火リスク https://t.co/a1VXE4IghS @ >歴史書『三国史記』>870年から、韓国で地震が頻発>1454年に東北地方を襲った奥州津波のほぼ1カ月後、朝鮮半島南部で大地震が起きて多数の圧死者が出たと『朝鮮王朝実録』
— おとみ@H2ブロッカー漬け (@otomi_emishi) 2016年9月15日
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