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関東、東北も警戒 豪雨の元凶 「キャロット・クラウド」の恐怖とは
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160624/dms1606241535015-n1.htm
2016.06.24 夕刊フジ
冠水して立ち往生する車=23日、広島県福山市
大雨で冠水した道路を歩く人たち=福山市
梅雨前線が猛威を振るっている。九州各地で死者を出したほか、一時70万人超に避難指示・勧告が出された。広島県福山市では川の氾濫などで最大約1700棟に被害が発生している。この豪雨の“元凶”とみられるのが「キャロット・クラウド」だ。ニンジンのような形をした巨大な積乱雲で、専門家は「今後、関東や東北でも発生する恐れがある」と警戒を呼び掛けている。
西日本を中心に降り続く雨の勢いが収まらない。九州各地では道路の寸断や土砂崩れが相次ぎ、広島県福山市では、猪之子川の堤防が約20メートルにわたって決壊した。
あちこちで集中豪雨をもたらしているとみられるのがキャロット・クラウドという気象現象だ。
「積乱雲が次々と発生し、先にいくほど細長くなったニンジンのような形の雲の固まりのことをいう。『先細りの雲』という意味の『テーパリング・クラウド』とも呼ばれる」と説明するのは気象予報士の森田正光氏。
気象庁によると、20日夜、九州にかかる梅雨前線上に低気圧が発生し、そこに南西から湿った空気が流入。低気圧に向けて西側からも風が吹き込み湿った空気と合流したことが積乱雲の連続発生を誘発し、キャロット・クラウドを発生させる一因になったという。
森田氏は「キャロット・クラウドは、細長くなった雲の根元部分で集中的に雨を降らせる。容器からマヨネーズを勢いよく押し出すイメージだ。今年は東シナ海南西の海水温が平年より高い。海水温が高いと水蒸気が発生し、大雨が降りやすい環境ができていたことも災いした」と解説する。
「珍しい気象現象ではないので、どこでも起こり得る。梅雨前線が移動するごとにリスクも移動し、今後は関東や東北でも警戒が必要だ」と森田氏。25日にかけては東日本にも大雨の恐れがあるだけに要注意だ。
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