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(回答先: 今度は鹿児島トカラ沖 川内原発は南北の地震に挟撃される(日刊ゲンダイ) 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 4 月 27 日 10:20:51)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/post-147.html
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h27/k20150727/k150727-1.pdf
海上保安庁は、測量船及び自律型潜水調査機器による海洋調査を実施した結果、鹿児島
県トカラ群島宝島沖の水深約80〜100mの海底に熱水活動を伴う火山地形を発見し
ました。
平成27年7月 27 日
海 上 保 安 庁
海上保安庁は平成27年5月から6月にかけて、鹿児島県トカラ群島宝島の北西約10km
の水深 56〜700m に広がる白浜曽根*1(図1)において、海上保安庁所属の測量船「拓洋」
及び自律型潜水調査器による海底地形調査を実施しました。
「拓洋」による調査の結果、白浜曽根の詳細な地形が明らかになり(図2)、平坦な頂部に
は、幅約 70m、高さ60mを超える巨大な切り立った高まりや周囲の水深より 20〜30m
深い凹地が複数確認されました(図3、図4)。
凹地において自律型潜水調査機器(AUV)「ごんどう S」*2による詳細な調査の結果、海底
から熱水・ガスの湧出を示唆する音響記録(図5)が得られました。また、この地点におい
て「ごんどう S」に搭載した温度計で水温の急激な上昇が観測されたことから(図6)、白
浜曽根において熱水活動が存在することが明らかになりました。白浜曽根の熱水域は水深
約80〜100mと、これまで東シナ海で発見されている熱水域の中では極めて浅いこと
が特徴です*3 。
白浜曽根は、水深数十mの平坦な頂部を持つ海底の高まりであることは従来から知られて
いました。今回確認された頂部の高まりや凹地は、頂部の平坦面が形成された最終退氷期*
4(約 2〜1 万年前)以降の火山活動によってできたものであり、高まりは溶岩ドームであ
ると考えられます。また、凹地の熱水活動から、白浜曽根は現在も火山活動が継続している
可能性があります。
今回の調査結果は、東シナ海における海底火山活動の解明のための基盤情報として活用が
期待されます。
用語の説明
*1 白浜曽根について
鹿児島県トカラ群島宝島の北西約10kmに存在する水深60〜700mの高まり。1986
年、地元慣習名が海底地形名として登録された。
(堆・曽根、英語では BANK といわれ、比較的浅く、通常は海上の安全航行には十分な
深さをもつ高まり)
*2 自律型潜水調査機器(AUV)「ごんどう S」
AUV は Autonomous Underwater Vehicle の略で、プログラムされた経路を自動で潜
航して調査を行う機器。海底近傍まで潜航して調査を行うことで、詳細な海底のデータを収
集することができる。海上保安庁が所有する AUV のうち深海を調査する AUV を「ごんど
う」、浅海を調査する AUV を Shallow の”S”を付けて、「ごんどう S」と呼んでいる。
用語の説明
*1 白浜曽根について
鹿児島県トカラ群島宝島の北西約10kmに存在する水深60〜700mの高まり。1986 年、地元慣習名が海底地形名として登録された。 (堆・曽根、英語では BANK といわれ、比較的浅く、通常は海上の安全航行には十分な 深さをもつ高まり)
*2 自律型潜水調査機器(AUV)「ごんどう S」
AUV は Autonomous Underwater Vehicle の略で、プログラムされた経路を自動で潜 航して調査を行う機器。海底近傍まで潜航して調査を行うことで、詳細な海底のデータを収 集することができる。海上保安庁が所有する AUV のうち深海を調査する AUV を「ごんど う」、浅海を調査する AUV を Shallow の”S”を付けて、「ごんどう S」と呼んでいる。
4 最終退氷期(約 2〜1 万年前) 氷河時代の最後、約 2 万年前から約 1 万年前にかけて、急激な温暖化が起きた時期のこと。 氷河時代は、大量の水が氷として陸上に保存されていたため、海面は現在よりも 100m 以 上低い位置にあった。氷河時代の終りの温暖化により、陸上の氷が溶けて海に流れ込み、海 面が上昇した。最終退氷期が終る1万年前には、海面は現在とほぼ同じ高さまで上昇した。
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