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2012年9月の阿蘇山火口の様子(C)日刊ゲンダイ
南海トラフに阿蘇山噴火 気象庁「地震と無関係」は本当か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179716
2016年4月19日 日刊ゲンダイ
いまだに余震が続く熊本地震が、別の地震や地殻変動を誘発することはあるのか。
発生当初から懸念されているのが、九州から東海の沖合で想定されている「南海トラフ地震」だ。今回の地震が陸側のプレート内部で起こった“活断層型”だったのに対し、南海トラフは海側のプレートが陸側のプレートに沈み込む“海溝型”だ。
過去の地震を分析すると、海溝型の巨大地震の前に、大きい活断層型地震が起きていることがわかっている。11年3月の東日本大震災の前には、岩手・宮城内陸地震(M7.3)が起きた。熊本地震も南海トラフ地震の“前兆”の可能性はある。立命館大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の高橋学教授はこう言う。
「今回の地震は南海トラフ地震を誘発するものではなく、その“前触れ地震”といっていい。このままフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む動きが続けば、最大で5年以内、早ければ2年以内に南海トラフ地震が起きる可能性がある。その際は最大で東京湾から台湾にまで影響が及び、津波被害者は47万〜50万人に達するとみています」
脅威は南海トラフ地震だけではない。地震発生直後に阿蘇山が噴火したように、九州の地下で何か“異変”が起きていることも考えられる。地震と噴火について、気象庁は「関連ない」としているが、本当なのか。元東大地震研究所准教授の佃為成氏はこう言う。
「今回の地震で刺激を受けて、地下のマグマが上がりやすくなっている。地震によって噴火が誘発された可能性は高く、場合によって大噴火もあり得ます。九州には阿蘇山だけでなく雲仙岳もあり、大分もたくさんの火山がある。警戒する必要はあります」
熊本地震をさまざまな“危機の前兆”と捉え、備えるべきだ。
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