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20日以内に日本でM7級地震 台湾「地震予測研」衝撃の中身
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/176818
2016年3月9日 日刊ゲンダイ
悪夢が脳裏をよぎる(C)日刊ゲンダイ
「20日以内に日本でマグニチュード(M)7以上、あるいは台北でM6以上の地震が起きる」――台湾の「地震予測研究所」が6日、こんな衝撃的な予測を発表した。「3.11」から間もなく5年。あの悪夢が再び脳裏をよぎる。
同研究所のホームページによると、研究所は台湾各地で「電磁波」の観測を行っている。先月6日の「台湾南部地震」も発生2日前に予測を発表し、“的中”させている。その際に観測された電磁波グラフと同様の波形が、台北の複数の観測所で見られたのだという。
恐ろしいのは、「(台北より)日本で大地震が起きる可能性が高い」と結論づけていることだ。早川地震電磁気研究所所長の早川正士氏はこう言う。
「台湾での観測結果と日本での地震発生に因果関係があるか否かは、不明です。しかし、一般的に、プレートの押し合いなどで地中にヒビ割れが起こると、電流が発生し、大気に影響を与えることが分かっています。地震発生の約1週間前から、地表で電波として観測できると学術的にも立証されています」
台湾の研究所は1月3日にも「7日以内にアラスカや日本でM7.6クラスの地震が起きる」と予測。「7日以内」の時期からは外れたが、12日に北海道北西沖でM6、24日にはアラスカでM7.1の地震が起きた。今回の予測は、日本のどこが危ないのか。
「最も心配なのは東海地震です。台湾東岸から日向灘を経由し、駿河湾に至るまでの地点で、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接しています。プレートが押し合って発生したのが、先月の台湾南部地震です。台南の北東に位置する東海沖の駿河トラフにも長年ストレスがたまっており、大地震がいつ起きてもおかしくない状況です。また、東日本大震災をもたらした、三陸沖も要注意。1933年の『昭和三陸地震』では、震源が海岸から約200キロ離れていたために、震度5程度の揺れでしたが、最大28メートルの津波を観測しました。小規模の地震だからと安心はできないのです」(武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏〈地震学〉)
もはや、日本のどこにいても避けられない大震災。心の準備だけはしておいた方がいい。
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