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地震的中の早川氏が注視する“危ないエリア” 3・11から5年…警戒呼びかけ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160306/dms1603060830005-n1.htm
2016.03.06 夕刊フジ
忘れてはならない。災害はいつでもやってくる
早川正士氏
巨大地震と大津波、それに伴う原発事故など、日本に壊滅的な打撃を与えた東日本大震災。あれから5年、複雑な思いを抱える被災者がいる一方で、大多数の国民は震災前と変わらない日々を過ごしている。節目の3・11を迎えるにあたり、数々の地震の発生を予知してきた科学者は地震大国に暮らす我々に改めて警戒を呼びかけている。次に危ないエリアはどこか。災害は忘れたころにやってくる。
3月11日が近づくにつれ、東北の被災地を中心にマグニチュード(M)9・0という巨大地震の爪痕を振り返る機会が増えている。肉親や家を失った被災者や原発事故によって避難生活を余儀なくされている人々にとっては、あまりに重い5年間だった。
だが、直接の被害を免れた人々のなかには「のど元過ぎれば熱さを忘れる」の空気が広がっているのも事実だ。
意識の薄れを感じさせる一例は一時、飛ぶように売れた防災用品にも現れている。
あるメーカーの担当者は「震災直後は通常の3倍程度の売り上げを記録した。しかし、その後は1年ごとに2〜3割は減少していき、現在は震災前にすっかり戻っている。あれだけ甚大な災害だったのに…」と話す。
的確な地震予知で知られる電気通信大学名誉教授で、日本地震予知学会会長の早川正士氏は「普段からの心がけが重要だ」と力を込める。
早川氏は地震が起こる約1週間前、前兆現象として起きる地殻のヒビ割れに着目。このヒビが発生させる電磁波が地球上空の電離層に与える影響を分析し、これから起こる可能性のある地震の発生場所と地域を割り出している。
この予測は、自身が主宰する地震予測情報サービス「地震解析ラボ」(会員制サイト)で発表しており、夕刊フジ紙上でも何度も地震発生の事前予測に成功してきた。
例えば、2月5日に起きた神奈川県東部の地下約30キロを震源とするM4・6の地震もその1つ。
東京都町田市と川崎市で最大震度4を記録したが、これについて早川氏は1月22日時点で「1月26日から2月6日までに、茨城沖から相模沖にかけて内陸でM5・0前後、海底でM5・5前後、最大震度5弱程度」と発表。震源はやや西にずれたが、時期は完全に一致した。
早川氏は「東日本大震災のときも兆候はつかめていたが、残念ながら電磁波の観測地点が不足していたため、発生場所を特定するまでにはいたらなかった。今後は観測地を増やし、大災害が起こる前に警告を出せる環境を整えていきたい」と話す。
その早川氏が現在、警戒を呼びかけているのは次のとおりだ。
「8日までに、小笠原・沖縄・南方にかけての海底でM5・5前後、最大震度4程度〔1〕が起こる恐れがある。9日までには北海道東部から北方にかけて〔2〕と、福島沖から房総沖にかけて〔3〕の2地域で内陸、海底ともにM5・0前後の予兆が出ている。最大震度は前者が3程度、後者は4程度とみられる」
さらに浦河沖から秋田沖にかけて内陸でM5・0前後、海底でM5・5前後〔4〕。新潟沖から岐阜にかけて内陸、海底ともにM5・5前後〔5〕の兆候もあり、それぞれ最大震度は5弱、こちらは16日までが警戒期間だ。
「電磁波の出方によって、予測時期と実際の地震発生日が数日ずれることはある」(早川氏)ほか、規模が想定以上になる恐れもある。早川氏の予測を参考に日頃から大災害に備えたい。
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