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2026年までには首都直下地震が発生!
2016年になってから自分は10年以内に首都直下地震が発生するはずだと発言しています。いつかの阿修羅掲示板上のコメントで、武田は「10年以上前から『10年以内に発生』と言っている」というようなことが書かれていますが、そこに載せられているリンクそのものが2007年のものであったり、他の方の書かれた記事の紹介であったりしています。
繰り返しますが、自分が自分の判断で首都直下地震の発生時期を明確に述べるのは今回が最初です。もちろん、未来のことですから、100%確実に首都直下地震が2026年までに発生するかどうかは分かりません。このことには、時間的な問題だけではなく、規模や地域の問題があるからです。例えば、M6.5の地震が小田原市あたりで発生した場合、それを首都直下地震と呼ぶかどうかという問題です。
自分が2026年までに首都直下地震発生を警告している理由は次のようなものです。コメントを付けて頂く場合、できれば、この部分、つまり判断理由について、この判断は見当違いであるとか、そういった指摘をしていただけると幸いです。
1.311の大地震の前回版である約1000年前の貞観地震の時、富士山噴火も首都直下地震も南海トラフ地震もほぼ同時期に発生していること。正確に言えば、864年:富士山貞観噴火、869年:貞観地震、878年:相模・武蔵地震、887年:南海トラフ地震です。
2.Hi-net自動処理震源マップで見ると、首都圏、特に「東京都」の微小地震数の変動が最近大きくなっていること。「東京都」の地震数の記録はあまり以前はチェックしていませんでした。そのため、例えば2007年頃と比べてどうかという判断はできていません。しかし、昨年と比べると、明らかにこの一か月程度は変動が大きいのです。昨年の10月から11月程度までは非常に安定していて、「最新7日間」のN=の値が90から100程度でした。最近は特に群発などがないのにもかかわらず150程度にまで増加することがあります。
3.昨年以降発生したネパールでのM6からM7程度の地震やインド北東部の地震、そして、スマトラ半島の西側での地震など、インド・オーストラリアプレートが大きく動き出している兆候が見えること。そもそも、2004年のM9地震であるスマトラ島沖地震がインド・オーストラリアプレートの縁で発生したものです。昨年のネパールの地震はインド・オーストラリアプレートが大きくインド付近をおおよそ北側に押し上げた結果起こったものです。インド島北部などのM6地震はこの半年程度で頻発しています。
4.インド・オーストラリアプレートの動きの活発化は基本的に太平洋プレートの動きの活発化に刺激された結果と考えられます。つまり、オーストラリアのニュージーランド側あたりからフィリピンの南側あたりまでがインド・オーストラリアプレートが太平洋プレートと直接接している部分ですが、主にこのあたりの太平洋プレートからの西向きの圧力でインド・オーストラリアプレートが大きく時計回りに回転しようとしていると考えられます。
5.フィリピン海プレートは、基本的に自分自身で動く駆動力のようなものはあまりなく、主に周りのプレートからの圧力を受けて動いているだけのように見えます。
6.主に4.と5.の結果から、主にインド・オーストラリアプレートによるインド大陸の東北方向への突き上げの動きがチベット高原あたりを介してユーラシアプレートへ伝わり、それがユーラシアプレートの一部を構成しているアムールプレートの反時計回り運動を促しているようです。もちろん、その他にもフィリピン海プレートをインド・オーストラリアプレートが北東方向へ押し上げているはずですし、それによってもアムールプレートの反時計回り運動は促進されているはずです。
7.西日本には、瀬戸内海の南側にほぼ並行に富士山あたりから鹿児島県の甑島あたりまで伸びる中央構造線があります。アムールプレートはこの中央構造線の北側と直接接していますから、中央構造線の北側の部分は、アムールプレートの反時計回りの運動の影響を直接受けてしまいます。その結果、長崎県あたりが最も強く北東方向へ強く押される形になり、中央構造線の北側が富士山あたりを中心にして時計回りに回転するような運動が起こりつつあるようなのです。
8.中央構造線に沿って細長い定規を、富士山あたりを一方の端にして置くことを想像してみてください。定規の九州あたりを右上方向(北東方向)へ動かすと、富士山側の定規の下の角は左下側(南西側)へ動きます。この結果、富士山の火道が開き、マグマだまりからのマグマが噴出しやすくなるはずです。また、小田原あたりにあると言われるフィリピン海プレートの亀裂が外れ、小田原地震とか首都直下地震と言われるものを起こす可能性が高いと思えるのです。このフィリピン海プレートの亀裂については、石橋克彦著「大地動乱の時代」に詳しく説明があります。適当なリンクを見つけることができませんでしたので、その本をご覧ください。
ともかく、近年、地球規模で地殻変動が起こっている様子です。1950年代から60年代のM9地震連鎖の時代と現在は、本当は同じ大地動乱の時期に含まれているのではないかという気がします。
なお、次に挙げる参考リンクは主にインド・オーストラリアプレートの動きの活発化を示しているものです。特に*2の記事にある写真はそのことが実感できると思います。
参考リンク:
*1:インド・オーストラリアプレートの境界で急速な「海底隆起」が起きているかもしれない: NOAA のグラフが示した異常な水深変化(http://oka-jp.seesaa.net/article/305312102.html)
*2:インド・オーストラリア・プレートの境界線に近いパプア・ニューギニアの首都ポートモレスビーで、巨大な亀裂が家々を飲み込む(http://119110.seesaa.net/article/423319005.html)
*3:インド洋海底のプレートが「2つに分裂」、4月スマトラ島沖地震で割れ目(http://www.afpbb.com/articles/-/2904202)
*4:特集 2014 年8月3日 中国、雲南省の地震 (http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/gaikyo/monthly/201408/201408tokushuu1_kobetsu_1.pdf)
*5:中国四川大地震とスマトラ地震の関係(http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2008/06/06/316/)
2016年01月13日13時15分 武田信弘
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