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夏は基礎代謝が一年の中で最も低い(C)日刊ゲンダイ
1000人調査で行動様式判明 まだ間に合う“夏太り”解消法
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/188263
2016年8月23日 日刊ゲンダイ
「夏太り」の経験がある人は40%以上だが、その理由を知る人は25%以下――。夏太りを対象にした調査で判明した。調査会社「ネオマーケティング」が20〜69歳の男女1000人を対象に実施。夏太り経験者によく見られる行動様式も明らかになった。
「ほかの季節に比べて夏に多く取っている食べ物」は、夏太り経験者のトップがそうめんや冷やし中華などの「冷たい麺類」(76.7%)。加えて「冷たく甘いデザート」「ビールなどのアルコール類」「カレー、牛丼、豚丼、うなぎ丼などの丼類」「油っこいメニュー」「サンドイッチや菓子パンなどのパン類」の回答が、夏太り未経験者より10〜16%上回った。
また、夏太り経験者の64.1%が「(3食しっかり取れていなかったもののうち)朝食を取れていなかった」と回答し、その数は夏太り未経験者の1.3倍ほど。さらに、「汗をかくから」「熱中症になるから」といった理由から、「ほかの季節より運動をしない」とも回答した。
横浜創英短期大学名誉教授の則岡孝子氏(管理栄養士)は、「いずれも、まさに夏太りを招く食生活」と指摘する。
■“冷食”が基礎代謝を下げる
夏は気温が体温に近くなり、冬と違って体温維持に力を使わないため、基礎代謝が一年の中で最も低くなる。だから、これまで通りに暮らしているだけでも太りやすい。
さらに夏太り経験者は、「太るポイント」が追加されているのが問題。具体的には、@糖質中心の食生活A冷たい麺類、アイスクリーム、ビールなどの冷えたものを頻繁に取るB朝食抜きC運動不足──だ。
「糖質を過剰に取ると、血糖値が急激に上がって、ホルモンの一種であるインスリンが多く分泌されます。本来は糖をエネルギーに換えるインスリンですが、糖の摂取が多いため余剰分がインスリンによって脂肪に変わり、太りやすくなるのです」(則岡氏)
冷たいものの取り過ぎは、内臓の温度を下げ、機能を低下させる。内臓の温度が1度下がると、基礎代謝が12〜14%減少するという報告がある。つまり、季節による基礎代謝低下に、食事内容による基礎代謝低下がプラスされるのだ。
「基礎代謝12〜14%減少は思っているより影響が大きく、たとえば成人女性で考えると、1日の基礎代謝量1200キロカロリーの場合、1度の低下で約144キロカロリーが貯蓄されます。月換算では4320キロカロリー。0.6キロ増える計算になります」
朝食抜きは、昼食のどか食いにつながりかねない。空腹時間が長く続いた後にどか食いをすると、同じ摂取カロリーでも体内に蓄積されやすいことはよく知られる通り。
また、運動不足が筋肉量を減らし、基礎代謝量低下に至らせるのは、言うまでもないだろう。
もうすぐ9月になるが、しばらくこの暑さが続くことが予想される。暑さを言い訳に今の生活を続ければ、夏太りは避けられない。涼しくなったらなったで「食欲の秋」だと食べ過ぎてしまい、それが過ぎた頃には忘年会や新年会シーズンで、新たに太りやすい季節を迎える。メタボまっしぐらだ。
先に挙げた「太る4ポイント」を改めるとともに、「糖質は玄米や根菜の炊き込みご飯で取る」「温野菜を中心に野菜を取る」など、食物繊維の摂取量を増やせば、余分な脂質の排出に役立つ。また、赤身肉、鳥ささみなどタンパク質源を積極的に摂取し、階段を上る、極力歩くなど日常的によく動くようにして、基礎代謝低下を食い止める。
太ってからでは、やる気が失せる。今からスタートだ。
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