http://www.asyura2.com/15/health17/msg/806.html
Tweet |
ニュース3面鏡
2016年7月22日 夏目幸明 [経済ジャーナリスト]
「ヨーグルトは身体に良い」はウソだった!?
論文を読むのが日課という「めんどくさいお医者さん」、東京大学病院の地域医療連携部の循環器専門医・稲島司先生。彼は、世に流布する「健康的なイメージ」と、科学的「効果が証明されたもの」を区別するため、今日も人の生活習慣にケチをつけ始めた――。
夏目 前のお話にあった、糖分を少なめにして、とは言ってもやりすぎないっていう食生活は良いですね。お腹周りもすっきりしてきたし、我慢もそれほどしないのに体調が良いです。実は最近もっと身体のことを考えて、毎日ヨーグルトを食べているんですよ。一般的に「ヨーグルトは身体にいい」イメージがあるじゃないですか。
「身体にいい」とイメージだけで信じ込み、毎日食べるというやり方、場合によっては逆効果にすらなることがある
稲島 それ、エビデンスあるんですか?
夏目 え?
稲島 この連載は何回目になりますか?その「イメージ」に科学的根拠があるか、調べましたか? 仕事と同じで、会社のお金を何億円も投資するなら「この会社はよさそうなイメージがある」なんて理由で投資を決めないですよね。業績を徹底的に調べるでしょう。なのに多くの方が身体とか健康のことになると――。
夏目 (相変わらずめんどくさいなぁ…)
「ヨーグルトは身体にいい」は
古典的な医学情報によるもの!?
稲島 ヨーグルトは健康にいい、という通説はよく耳にします。「腸の調子が良くなる」とか、「アレルギーが改善する」、さらには「免疫が高まる」、なんていう説もありますね。
夏目 いかにも身体に良さそうじゃないですか。
稲島 結論を先に言ってしまうと、私はこの3つのうち2つは眉唾だと考えています。
夏目 ええ!?本当ですか?
稲島 そもそもヨーグルトに「身体にいい」イメージがあるのは、イリヤ・メチニコフ(1845〜1916)というロシアの学者の研究からのようです。彼は腸は便を貯める袋で、その中にいる、今でいう「悪玉菌」によって老化が進む、と考えたのです。
夏目 「大腸はただの袋」とは、ずいぶんな暴論ですね。
稲島 でも、この時代に常在菌に着目したのはすごいですよね。悪玉菌があるといっても大腸を取ってしまうわけにはいかないので、メチニコフは今でいう「善玉菌」を入れれば良いと考えます。そこで注目したのが「乳酸菌」。乳酸菌は、自分が生き延びるために周囲に弱酸性の環境をつくりだし、周囲に悪玉菌が生きにくい環境をつくります。
夏目 だから、乳酸菌は菌の中でも「善玉菌」なんですね?
稲島 彼はブルガリア地方に長寿の方が多いことに着目します。そして「ブルガリア人が長寿なのは食事に関係があるはず」と考え、様々な食物を調べます。そこでヨーグルトが長寿に影響がある、と考えたんですね。メチニコフ自身も、ヨーグルトを常食していました。そして、この説が注目を集め、世界中で「ヨーグルトは健康にいい」と言われ始めたのです。
世界中で食べられているが
科学的根拠は一部のみ
夏目 先生の話を聞くと、やっぱり、単に「食べていい」感じがしますが?
稲島 たしかに、感染性(菌などによって起こる)腸炎については、1990年代以降の世界中の35論文をメタ解析してみると、ヨーグルトを摂っていると治るまでの期間が短くなる傾向があるという結果でした(Chochrane Database 2010)。しかし、これはあくまでも感染性腸炎に限ってのデータです。いつもヨーグルトを摂っている人が、そうでない人よりも身体的(PCS)にも精神的(MCS)にも健康であるというわけではなさそうなんです。
その調査のあらましをまとめたものが下の図です。詳しい説明は省きますが、この「p値」というのが0.05を下回っていなければ「有意差がない」、つまり効果がないと解釈します。
夏目 つまり、ヨーグルトは腸の感染症には多少効くけれど、そのほかの効果は限定的だということですか?
稲島 そういうことです。ヨーグルトは免疫強化に良いとも言われているようですが、そもそも免疫は身体にとっての外敵を排除する力のことですよね。簡単に言えば感染症に対する防衛力のことです。現代日本人は他の時代や地域と比較して、感染症に苦しむリスクは比較的小さいですよね。むしろ、免疫が高すぎて困っている方々の方が多いかもしれません。
夏目 え!?そうなんですか!防衛力なんだから、高い方がいいに決まってるじゃないですか。
稲島 いいえ、リウマチなどの膠原病やアレルギーといった疾患は、免疫過剰によって自分の身体の一部を攻撃してしまうことで発症するんです。こういった疾患に対しては、免疫を抑える治療をすることもあります。
ヨーグルトはアレルギーに効くという説もありましたね。マイアミ大学では、代表的なアレルギー疾患であるアトピー性皮膚炎と気管支ぜんそくを患う子どもたちを対象とした調査を発表しました。ヨーグルトだけでなく、ヒトに良いだろうと思われるいろいろな微生物(プロバイオティクス)を対象にしたのですが、結果、アトピー性皮膚炎(2797人)、気管支ぜんそく(3143人)のどちらも、プロバイオティクスが有効だという結果が得られませんでした(Pediatrics.2013 Sep;132(3):e666-76)。
夏目 うーん、アレルギーにも効果なしか…。
食べていいヨーグルトと
食べなくていいヨーグルトの違いは?
稲島 そもそもヨーグルトが効果的なら、ヨーグルトの売上が増えるとともにアレルギー疾患が減っていくはずじゃないですか?この2枚の表を見てください。実際には、ヨーグルトの販売数が増えても、疾患は減ってないし、むしろ一部は増えているんです。
夏目 これだけ見ると、「ヨーグルトが売れるほどアレルギー疾患が増える。アレルギーの原因はヨーグルトだ!」なんて言い出す人もいそうですね。
稲島 あ、敵を作りそうなコメントですね。
夏目 ちょ、ちょっと待ってください!だって、この表は先生が…。あ、でも、エビデンスがないからといって、身体にいい効果がゼロって決まったわけでもありませんよね?
稲島 もちろんそうです。ここから先は「今後の研究が待たれます」としか言いようがありません。それに、先に少しご紹介したように感染性の下痢はヨーグルトを食べると治りやすいという、ゆるやかなエビデンスはあります。
夏目 じゃあ、稲島先生はヨーグルトなんか食べないんですか?
稲島 いえ、毎日のようにヨーグルトを食べてますよ。
夏目 !?
稲島 混乱させてごめんなさい。実は、ヨーグルトにはちょっと期待しているんです。腸炎に関しては良さそうですしね。しかも、以前に説明したある種のサプリのように有害な方向に行く結果はなさそうです((「βカロテン摂取で肺がんが増える!データで読み解く食品のウソホント」を参照)。そして、私はヨーグルトが好きです。
夏目 じゃあ、僕がヨーグルトを食べているのを見て、なんでケチをつけたんですか?
稲島 ヨーグルト自体がダメではないんです。ただ「嗜好」ではなく「健康のため」で摂るなら、一部の商品には気をつけてはいかがかなと思っています。ちょっと考えてみたチェックポイントは2つあります。
夏目 2つ!
稲島 まず、その商品、甘くないですか?精製された糖分の摂りすぎには、夏目さん普段から気をつけてますよね。コーヒーにも砂糖は入れないって言ってたじゃないですか。でもヨーグルトを通して糖分をいっぱい摂っていることになる!その「味」が好きなのではないのに、健康のためと思って。オヤジさんが糖尿病で苦しんでいるアナタがね!!
夏目 ひー!探偵みたいだ!
食べてもいいヨーグルトには
「発酵臭」がする!
稲島 次はもっと大事です。その商品、「発酵臭」はしますか? 納豆やナチュラルチーズは、いずれも独特の「発酵してるんだな」という臭いがしますよね?でも、世の中で売られているヨーグルトのほとんどはいい「匂い」がする。「臭い」じゃなく「匂い」です。それの原因は2つ、微生物や発酵食品が少ししか含まれていない、あるいは発酵臭が帳消しになるほど香料がたくさん使われているから!あなたは健康イメージがあるからといって、香水を飲むようなことをしているんですよ。
夏目 ひー!先生、僕以上にいろんなメーカーを敵に回しそうです!じゃあ先生が食べているヨーグルトは何か別のモノなんですか?
稲島 いえ、特殊なモノではないですよ。牛乳にボチャンと入れると、翌日ヨーグルトになっているタイプです。特別カラダに良いという根拠があるわけではないですが、自宅で作れば余計なものが入りませんし、何より安いですからね。流行った時期もあるようですが、ステマになるのは嫌だから、あえて一部伏せます。「カスピ海ヨ○グルト」ってご存じですか?
夏目 マルの意味がない!
稲島 企業の回し者じゃないですし、他の物でも別にいいのです。この味や香りが好き、という商品であれば、効果や添加物を気にせず食べるのもありだと思います。しかし健康のため、という目的なら、無添加で甘味料も入ってない方が良いのでは?
夏目さんは最近、糖分を頑張って減らして体調が良くなったと言っているにもかかわらず、「健康のため」にヨーグルト風味の甘味料を定期的に摂取してしまっているなら…ちょっと、もったいないように思えます。
夏目 なるほど…。では先生の家のヨーグルトの素を分けてください!
http://diamond.jp/articles/-/96173
2016年3月4日 ダイヤモンド・オンライン編集部
糖質制限は本当に危険なのか!?
論文を読むのが日課という「めんどくさいお医者さん」、東京大学病院の地域医療連携部にいる循環器専門医・稲島司氏。世に流布する「健康的なイメージ」と、科学的「効果が証明されたもの」を区別する方法を提案している。
中年男性に大人気のダイエット
糖質制限は本当に有効なのか?
糖質制限は有効なのか、それとも危ないダイエット法なのか?データを基に、正しい評価をしてみよう
編集部 先月、糖質制限ダイエットの第一人者として知られる作家・桐山秀樹氏が心不全で急死されました。62歳とは、まだ若いですよね。そもそも、糖質制限ダイエットを巡っては、医者のあいだでも賛否両論が繰り広げられてきました。これ、本当に大丈夫な方法なんでしょうか?
稲島 確かに、糖質制限の賛成派と反対派の議論はあちこちで見かけますよね。でも、糖質制限の効果とリスクを巡る議論は、2000年代にある程度の結論が出ているんですよ。
編集部 え、そうなんですか!
稲島 はい。図はよく引用される臨床試験です。数あるダイエット食事法の中で代表的なものを3つ挙げて、中等度肥満の被験者322人を調査したものです。脂肪分全体を減らす昔ながらの「低脂肪」ダイエット、そして「地中海食」は、大ざっぱに言って野菜や果物、豆類、オリーブオイル、魚介類などを多く摂取する食事です。そして、黄色で描かれたラインが糖質制限。3種類とも体重が減っていますが、その効果は地中海食と糖質制限で持続していますね。とくに開始後4〜5ヵ月までは、糖質制限で体重が最も減少しています。
編集部 本当だ…。あれ、でもその後、体重が増えてませんか?
稲島 そうなんです。これは俗にいう「リバウンド」と言って良いと思います。ほぼ全ての食事療法である程度のリバウンドはありますが。
編集部 体重は確かに減る、と。でも、こんなにリバウンドしちゃうなんて、体に悪そうじゃないですか?しかも、ご飯やパン、麺類などを食べないって、一種の苦行ですよね。なのにリバウンドするだなんて、なんだかがっかりです。
稲島 確かに、厳密に糖質を摂取しないとなると、制限が大きいですね。臨床家からすると、こうしたデータはドロップアウトした人が含まれていないことが、ちょっと不満なんです。糖質制限の場合、「続けるのが辛い」という理由で止めてしまう人がほかの食事療法より多いようです。そこは、デメリットと言えますね。
編集部 しかも、アンチの人たちは「死亡率が上がる」と主張していますよね…。これが一番怖いかも。
稲島 ええ。それも既に、データで証明されています。
編集部 そんなキッパリ…。じゃあやっぱり、糖質制限は止めておいた方がいいですね。今日の取材はこれで終わり!
稲島 いえいえ、そう安直に結論付けないでください。メリットとデメリットを冷静に分析してみましょう。
やりすぎると死亡率は上がるが
ほどほどはオススメ
稲島 下の表が、糖質制限のメリットとデメリットをまとめたものです。といっても、僕が勝手に結論づけたわけじゃないですよ。2000年代にさまざまな医学雑誌に投稿された論文をベースに作ってみました。
出所論文:N Engl J Med 2003;348:2082,N Engl J Med 2009;360:859,N Engl J Med 2003;348:2074,J Hum Nutr Diet 2009;22:559,Ann inten Med 2005;142:403,Arch Intern med 2006;166:285,N Engl J Med 2008;359:229,Eur J Clin Nutr 2007;61:575,J Iner Med 2007;261:366
編集部 なるほど。確かに、肉や油、酒を摂ってもいいってのは、空腹に耐えなくてすむから、勇気づけられる人が多いですよね。糖尿病にも良い、と。でもやっぱり、死亡率が上がるってのが気になる…。
稲島 よく読んでください(苦笑)。死亡率が上がるのは「やりすぎた」場合です。なぜだかは分からないのですが、人体に対する介入というのは統計的に「Jカーブ」を描くんです。どういうことかと言うと、ビタミンでも何でも栄養素を摂取すると、最初は健康リスクが下がるんですが、摂りすぎると逆にリスクが上がってしまう。「もっと摂りましょう」と盛んに言われているカルシウムでさえ、大量に摂取すると、死亡リスクが上がるという調査結果もあります。
編集部 本当だ。じゃあ、糖質制限も適度なら健康にも良くて体重も減ると?
稲島 そういうことです。特に糖尿病の人や、予備軍、いわゆるメタボの人には、糖尿病のタイプや他に併存する病気によりますが、適度な糖質制限は、一般的にはオススメです。
ご飯やパン、麺類などの糖質は、分解されて血糖値を上げますが、細胞に取り込まれて使われます。糖尿病は血糖が細胞に取り込まれる機能が下がる病気です。すると、エネルギー源である糖を細胞が活用できないから、食べても食べても元気がでない。糖尿病が進むと逆に痩せる所以です。しかも血中にある、消費されずに余った糖が、血管を傷つけてしまいます。
編集部 中年以降で糖尿病の人って本当に多いですよね。
稲島 日本人のようなモンゴリアンは、「耐糖能」といって、身体がブドウ糖を処理する能力が、アングロサクソンなどに比べると低いと言われています。だから、西洋人ほど日本人は太れませんよね。まあ、元々の食べる量がだいぶ違うからというのもありますが、日本人の多くはあそこまで太る前に、糖質を処理できなくなって糖尿病を発症し、逆に痩せて行くからなんです。
別の言い方をすると、アングロサクソンは飽食に強くて、逆にモンゴリアンは飢餓に強いということになる。
編集部 へえ〜。確かにアメリカ映画を見ていると、バケツみたいなカップを抱えてアイスクリームを食べているシーンなんかを見ますが、日本人であんなことする人いないですよね。要は、できない体質なんですね。
稲島 そうです。しかも、糖尿病はある程度、病気が進行すると、細胞が糖を取り込む能力も、インスリンを出す能力も、完全には元に戻らなくなるんです。だから、そうなる前、できれば糖尿病予備軍の段階で、軽い糖質制限をすることは、オススメなんです。
医学の「常識」も移り変わる
ケトン体を巡る議論の進展
稲島 もう1つ、糖質制限を巡る議論で良く出ていたのが「ケトン体」です。3大栄養素と呼ばれるのは「タンパク質」「脂質」「糖質」。これらがエネルギーに変わります。一番、簡単にエネルギーにできるのが糖質。その糖質を制限すると、条件によりますが次に消費されるのは脂質なんです。脂質が燃やされて、エネルギーに変わるんですね。だから、糖質制限はダイエットに向いていると言われます。そして、脂質が分解された際に出るのが「ケトン体」と呼ばれる物質です。
このケトン体はかつて、「身体に悪い」と考えられていましたが、その後「別にさほど悪くもない」、さらに後年、「身体に良い」と言われれるようになりました。
編集部 悪いと言われたものが、実は良かっただなんて。医学を頭から信じるのも、なんか怖いような…。
稲島 そうですね。でも、「○○健康法」なんて、何の論拠もないものがもてはやされるのは、もっと怖いと思いませんか?たとえば、体内でケトン体に変換されるココナッツオイルを飲んで痩せる、というようなダイエット法も流行っていましたが、ココナッツオイルを飲んで痩せた、ということを証明した臨床データはほとんどないんです。
編集部 確かに。医者は何か仮説があれば、大人数の被験者を募って、しっかり検証して結論を出すという姿勢はありますものね。いずれにしても、どんな情報もただ鵜呑みにするのは良くないですね。
稲島 話を戻すと、糖質制限が昔から体重減少に役立つことは、臨床的に分かっていたんです。そしてケトン体悪者説が否定されたことで、晴れて理論的にも身体に良いという裏付けができた。そうして糖質制限は市民権を得て行ったのです。
編集部 ということは、やりすぎない限りにおいては、糖質制限は体重も減るし、身体にも良いダイエット方法だという考え方が、やっぱり正しいんですね。
稲島 フェアな視点を持つ医者たちは、そのように結論付けていると思います。だいたい、何だってやりすぎ、摂りすぎはダメなんです。水だって、飲みすぎたら人間は死んでしまうんですよ。
編集部 え?
稲島 といっても1日に20リットルとかです。腎臓の濾過機能を超えてナトリウム濃度が下がる「水中毒」と呼ばれるものです。ちょっと水を飲みすぎたかなという量では起こりませんので、心臓や腎臓に問題なければ心配いりません。脅かしてすいません。
編集部 でも、確かに水を大量に飲むと死ぬ、ということが起こりうるんですね。ウソみたいな話ですね…。
糖質制限をやっていい人
控えた方がいい人
編集部 腎臓病の人は確か、低タンパク食にしますよね。こういう人が糖質制限すると、「糖質もダメ、タンパク質もダメ」となって、食べるものがほとんどなくなってしまいます。
稲島 もちろん、健康な人や、糖尿病気味の人には適度な糖質制限はオススメだけど、簡単にしない方がいい人もたくさんいますよ。おっしゃるような腎臓病の人や、アレルギーのある人など、何らかの病気を抱えている人は、きちんと医者に相談をしてから始めるべきです。
編集部 もう1つ、素朴な疑問が…。最初の3つのダイエットの比較チャートを見てみると、唯一、地中海食だけはあまりリバウンドしてないですよね。あれはなんでなんでしょう?
稲島 地中海食はルール自体ややこしく見えますが、やりすぎになりにくいダイエット法です。野菜や果物、オリーブオイルやナッツ、魚介類を多めに食べて、少量のワインもOKですからね。日本ではメジャーじゃない食材もあるから、その点はデメリットと言えますが、一方で日本人にもなじみやすい食事方法とは言えるでしょう。だって野菜と果物、魚中心、ですからね。
編集部 じゃあ、糖質制限もゆるやかならOKだけど、先生の一番のオススメは地中海食なんですか?
稲島 ほかの食事療法と比べて極論になりにくいのと、個人的に好きな食材が多いというのが正直なところです。臨床試験などで証明されていない方法をオススメするのはルール違反かもしれないですが、地中海食や和食をベースに糖質を控えめにするというのが、僕は妥当ではないかと思います。
編集部 どのダイエット法が良いかダメか、ではなくて、やりすぎがダメ。今日はこのことを肝に銘じて帰ります。
(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部 津本朋子)
http://diamond.jp/articles/-/87335
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 不安と不健康17掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。