山田さん考案の「アカモクのサラダ」。スライスアーモンドの歯ごたえがアクセントに。これからの季節にうれしい、爽やかなサラダだ

免疫力アップ＆ダイエット効果で、今、話題の海藻「アカモク」とは？
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160507-00010000-ourage-life
OurAge 5月7日(土)15時0分配信

「突然ですが、みなさん『アカモク』って何かご存じですか？」と、料理研究家の山田玲子さん。山田さんによると、多くの人にとって聞きなれない、謎の「アカモク」が今、女性に嬉しい成分をたっぷり含んだ健康食材として注目を集めているのだそう。

「アカモクとはワカメや昆布と同じく海藻の仲間です。ネバネバ＆シャキシャキとした食感が特徴で、ほんのりと磯の香りがしますがクセはありません」
実は郷土食として古くから親しまれ、全国各地で採れるが地域によって呼び名が違うようだ。例えば、秋田では「キバサ」、新潟県では「ナガモ（長藻）」、山形県では「銀葉藻（ギンバソウ）」などなど。アカモクを加工した食品も各地にあり、たとえば宮城ではアカモクを粉にしたものを麺に混ぜ込んだ「あかもく温麺」が人気なのだとか。

そんなアカモクの、女性にうれしい注目の栄養素とは？
まず注目したいのが「フコイダン」。海藻のネバネバ成分に含まれる食物繊維で、免疫力アップの効果が近年話題。一般に、モズクに多く含まれていることで知られているが、なんとアカモクにはモズクの2倍のフコイダンが含まれているそう。

カロテノイドの一種「フコキサンチン」も豊富。フコキサンチンには強い抗酸化作用に加えて、体内の無駄な脂肪を燃焼する効果もある。さまざまな研究が進められており、メタボ・肥満予防、老化防止効果などが期待されている。

海藻類は一般的にミネラル類が豊富といわれているが、アカモクは中でもトップクラスだ。カリウムはモズクの約23倍、カルシウムとマグネシウムは約4倍含まれているそう。

「味にクセはないので、いろいろな料理に使えます。酢の物にしたり、お味噌汁に入れたりするのが一般的ですが、もっと広く皆さんに食べていただきたいので、サラダにしてみました。サラダにすると量もたくさんいただけるのが嬉しいですね」

山田さんのアカモクのサラダの作り方は次のとおり。
たまねぎ1/4個はスライス、キャベツ30gはせん切りにし、アカモク50gと混ぜる。レモン汁、オリーブオイル大さじ2ずつとしょうゆ小さじ2でドレッシングを作って合わせ、仕上げにスライスアーモンドをのせる。

「ポン酢とあわせることが多いですが、オリーブオイル＆レモン汁で仕上げるといっそう爽やか！」と山田さん。古くから愛されてきた素材を、新しい食べ方で。新鮮なおいしさで食がすすみそうだ。

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